2008年07月19日

ユース、残り10分で力尽きる

今日は徳島スポーツビレッジへプリンスリーグ四国の最終節を見に行った。
たまに雲がかかるが、突き刺すような強烈な陽射しが降り注ぎ、非常に暑い。

第一試合は人工芝グラウンドで徳島商業高対今治東中等教育学校(愛媛)、
天然芝グラウンドBで鳴門高(徳島)対済美高(愛媛)が並行して行われた。

徳島商は優勝のためには勝つことが最低条件で、できれば得失点差も稼ぎたい。
一方の今治東は引き分け以上で残留だが、負ければ他チームの結果待ちとなる。
また、鳴門高も優勝のためには勝ちが必要で、徳島商と得失点差を争う状況。
対する済美は、勝つことが最低条件で、なおかつ今治東が敗れれば残留できる。
いずれのチームにとっても大事な大事な最終戦だ。

徳島ヴォルティス・ユースが残留するためには、第一試合で今治東が負け、
なおかつ済美が引き分け以下に終わることが最低条件となる。
済美はここ3試合ほど大量失点が続いており、鳴門に勝つ可能性は低いと
思ったので、私は人工芝グラウンドの徳島商対今治東を観戦することにした。

前半は徳島商がボールを支配し、試合を優位に進める。
しかし今治東も最終ラインの裏へパスを通して、時折チャンスを迎える。
9分、徳島商はゴール正面で相手GKと一対一になり、これを決めて先制。

両チームの中盤でのボールの取り合い

一方、隣の天然芝グラウンドでは済美が鳴門から開始0分に先制点を挙げた。
7分に鳴門が追いついたが、すぐ10分に済美が勝ち越すというまさかの展開。
きちんと見ていたわけではないが、点が入ると笛が鳴って歓声が聞こえるので
ある程度、試合の展開は把握できる。

鳴門は16分にも決定的なピンチがあったが、GKがファインセーブでしのいだ
(ちらっとよそ見したらそんな状況だった)。しかし26分に済美はPKを決め、
リードを2点に広げた。しかも鳴門はキャプテンのDF石川が退場で10人に。
まさか鳴門が負けてヴォルティス・ユースの降格が決まるなどという悲劇が
起きてしまうのか? と気が気でない。

さて、人工芝グラウンドに戻ると、先制された今治東が反撃に転じていた。
16分にはあわやというループシュートを放ったが、クロスバーを越えた。
その後もゴール前への放り込みから惜しい形を作る今治東。

あまりの暑さに配慮して、22分にはウォーターブレイクが取られた。

そして30分、今治東のシュートが風で流れて徳島商のGK平がセーブしきれず、
左ポストに当たって跳ね返ったボールを今治東が押し込んで同点に追いついた。
その後は再び徳島商がチャンスを作るが、ゴールは奪えず、1-1で前半終了。

隣のグラウンドでは41分に鳴門が1点返して1点差に詰め寄り、2-3で折り返し。
このままのスコアで終われば、今治東は勝ち点10、済美も勝ち点10となり、
現時点での勝ち点6のヴォルティス・ユースは追いつけなくなってしまう。
後半はどちらのグラウンドでも徳島県勢が相手より1点多く取ることが、
徳島ヴォルティス・ユースが望みをつなぐための条件となる。

そして後半、徳島商はいきなり開始44秒にGKとの一対一を決めて勝ち越し。
さらに8分にも右から8番が一対一をしっかり決めて、3-1とリードを広げた。
その後も徳島商は何度も惜しいチャンスを迎えるが、決められない。

一方、天然芝グラウンドでは鳴門が3分に左クロスから同点に追いついた。
このまま終われば、ヴォルティス・ユースにも残留の可能性が出てくる。
しかし世の中はそんなに甘くない。済美は9分に勝ち越しゴールを決め、
さらに18分にも追加点。1人少ない鳴門から再び2点のリードを奪った。
さすがにもうダメか? とあきらめかけたが、まだ時間はある。

人工芝グラウンドでは徳島商が26分に相手のクリアミスを足がかりに
10番がGKとの一対一を決めて4-1とし、さらに41分、そしてロスタイムにも
ゴールを奪って勝負を決めた。6-1で試合終了。徳島商は優勝の可能性を残し、
今治東の残留も他の試合の結果待ちとなった。

さて、問題の天然芝グラウンドだが、26分に鳴門がゴールを決めて1点差に。
さらに37分、鳴門がこぼれ球を拾い、済美のGKが飛び出した隙をついて、
無人のゴールに同点弾を決めた。これで5-5。サッカーとは思えない点数だ。
済美は勝たなければ降格が決まるため、また勝ち越しゴールを奪いに行ったが、
逆にロスタイム1分に鳴門が勝ち越しゴールを決めた。そのまま試合終了。
鳴門が6-5の大逆転勝ち。実に劇的な試合だった。

最後までボールを追う済美の選手たち

これで残留争いは、今治東が勝ち点9(6位)のままで全日程を終えた。
勝ち点を7から上積みできなかった済美は7位以下が確定し、降格が決まった。
第二試合に登場する勝ち点6のヴォルティス・ユースと明徳義塾高(高知)は
勝てば勝ち点を9として、得失点差で今治東を上回って6位に浮上できる。
(両方とも勝った場合は得失点差で上回るヴォルティスが有利な状況だ。)

また、優勝争いは得失点差で鳴門を上回った徳島商の2位以上が確定し、
第二試合で愛媛FCが負けた場合に限り、逆転で優勝できることになった。
こちらも気になるところだ。

さあ、いよいよ第二試合。ヴォルティスのスタメンは以下の通り。
GKは新居。DFは右から成木、谷脇、藤本貴、喜多。
MFはボランチに宮本と反田。右に友成、中に尾形、左に桑島。FWは岡。

試合前に円陣を組むヴォルティスベンチ

キャプテンの小林がメンバーから外れている。怪我か何かだろうか?
代わりにDF谷脇がキャプテンマークを巻いた。

キャプテンマークを巻いたDF谷脇

香川西は1分、相手の中途半端なクリアボールを中谷(21番)がボレーシュートで
直接ゴールへ叩き込んで先制。その後も一方的な香川西ペースだったが、
ヴォルティスは14分にエースのFW岡が右から同点ゴールを決めた。
直後の14分には香川西に攻めこまれたが、GK新居が決定的な場面を防いだ。

中盤での激しい攻防

21分に左からMF桑島がシュートを放ったが、香川西のGKも好セーブ。
その後は一進一退。お互いにチャンスはあったが、1-1のまま前半終了。

ゴール前での攻防

後半も一進一退。中盤でボールの奪い合いが続き、なかなかチャンスを作れない。
ヴォルティスは8分にボランチの反田に代わって田村を左SHとして投入。
トップ下の尾形がボランチに下がり、左SHの桑島がトップ下へ回った。
15分に尾形の左CKに岡が頭で合わせたが、惜しくもポストの右に外れた。

18分にMF友成が退いて、FW井坂が入った。桑島が今度は右SHに移り、
前線は岡と井坂のツートップに。すると21分、岡が相手GKの頭を越える
ループシュートを決めて、ヴォルティスが2-1と勝ち越しに成功した。
これで残留に必要な「勝ち点3」が見えてきた。あとは守り切るだけだ。

勝ち越したヴォルティスは、前線からの積極的なプレスで主導権を握り、
27分にも岡がループシュートを放ったが、これは惜しくもポストの右へ。

しかし35分、香川西は3連続CKから最後は左CKのこぼれ球を福家が決めて同点に。
せっかく勝ち越したのに、残り10分というところで追いつかれてしまった。
残り時間10分で何としても勝ち越さなければ降格となるヴォルティスは、
41分にFW中村を投入。2バックにして点を取りに行く。

しかし42分にDF谷脇が微妙な判定でPKを取られ、これを43分に花崎に決められた。
ロスタイムを含めて残り数分で2点を取り返す力はなく、そのまま試合終了。
2-3の逆転負けで、無念の降格となってしまった。

あと10分守れば残留できただけに、惜しかったとも言えるが、2勝7敗では
降格して当然の成績だし、結局は力が足りなかったということ。
もう一度T1リーグから出直し、来年またプリンスリーグに復帰しよう。
臥薪嘗胆。がんばれ、徳島ヴォルティス・ユース!

ちなみに、明徳義塾高は最下位の高松商業高(香川)と引き分けたため、
こちらも降格決定。下位が総崩れとなったため、今治東の残留が決まった。
そして、優勝争いは愛媛FCユースが松山工業高(愛媛)に競り勝って
3年ぶりの優勝を勝ち取った。

◎JFAプリンスリーグU-18四国第9節 2008年7月19日11時キックオフ
 (徳島スポーツビレッジ人工芝グラウンド)

徳島商業高 6(1−1)1 今治東中等教育学校
       (5−0)

得点:徳=9分、45分、53分、71分、86分、89分
   今=22分

◎JFAプリンスリーグU-18四国第9節 2008年7月19日13時30分キックオフ
 (徳島スポーツビレッジ天然芝グラウンドA)

徳島ヴォルティス・ユース 2(1−1)3 香川西高
              (1−2)

得点:徳=岡(14分、66分)
   香=中谷(1分)、福家(80分)、花崎(88分)

GK 新居
DF 成木(→86分、中村)
   谷脇
   藤本貴
   喜多(→83分、大西)
MF 宮本
   反田(→53分、田村)
   友成(→63分、井坂)
   尾形
   桑島
FW 岡


posted by ナカヲ at 15:46| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2008-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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