昨日に続いて気温は低いが、空は快晴で、日が当たるとかなり温かい。
ユニバー記念競技場は全国屈指のキャパシティを誇る大型スタジアムだが、
今日の来場者はどう見ても100人にも満たず、寂しいことこのうえない。
第一試合は昨日の準決勝で敗れた神戸FC1970と滋賀FCによる3位決定戦。
神戸FCは来シーズンからの2部降格、滋賀FCは1部昇格が決まっている。
神戸FCには昨年の徳島ヴォルティスアマチュアのキャプテンMF松本が、
また滋賀FCには元大塚FCのDF上田がキャプテンとして在籍しており、
今日は二人とも中心選手としてフル出場してくれて、行ったかいがあった。
どちらも4−4−2のシステムで、神戸FCはGKに浜畑、DFは右から
松浪、間島、小林、岩田。MFはボランチに立花と松本、右サイドに加藤竜、
左サイドに碓井。FWには茶圓と竹内が入った。
対する滋賀FCはGKに松岡、DFは右から上田、木村、谷口、奥村の並び。
ボランチは前川と奥田が務め、両サイドには右に安田、左に西崎が入った。
FWは梅辻と岩田だ。
滋賀FCは大量の横断幕を出し、声出しサポもいてそこそこ賑やかだったが、
地元の神戸FCは何もなく寂しい感じだった。
前半、立ち上がりは神戸が押し気味だったが、すぐに滋賀がペースを握る。
8分に滋賀は神戸の最終ラインにプレスをかけてボールを奪い、ゴール前で
パスをつないで正面からシュートを放ったが、神戸GK浜畑にキャッチされた。
しかし17分、滋賀はMF前川の右CKにファーサイドのDF谷口が頭で合わせ、
これがループシュートのようになってゴール右上隅へ突き刺さった。
滋賀はさらに27分、MF西崎がスルーパスに抜け出してGKと一対一になったが、
シュートはGK浜畑の体に当たって角度か変わり、枠を外れてしまった。
直後の左CKからのヘディングシュートもポストのわずかに右へ外れた。
30分には滋賀が高い位置でボールを奪ってパスをつなぎ、最後はMF奥田が
シュートを放ったがGKの正面へ。
結局、そのまま滋賀が1-0とリードして前半を終了した。
滋賀は個人の技術で神戸を上回り、さらにセカンドボールもよく拾えている。
神戸も中盤は決して負けていないが、フィニッシュに行く前に潰されている。
後半は立ち上がりから滋賀が波状攻撃を仕掛けたが、追加点を奪えない。
逆に神戸は13分、MF碓井が左からゴールラインぎりぎりでクロスを入れ、
これを逆サイドのFW茶圓がトラップして落ち着いてゴールへ蹴りこんだ。
さらに神戸は15分、MF加藤竜が競り合いに勝って相手ゴールへ迫り、
GK松岡の至近距離からシュートを放ったが、これはGKがよく弾いた。
神戸は17分にも碓井がドリブルで左から仕掛け、中へ走り込んだFW竹内に
マイナスのクロスを送ったが、竹内のシュートはGKの正面を突いた。
追いつかれてから劣勢だった滋賀は19分、ゴール正面からシュートを放ち、
これをGK浜畑が弾くと、こぼれ球を拾って左から西崎がクロスを入れ、
最後はニアサイドのFW梅辻が技ありのボレーシュートを決めた。
これで滋賀が2-1と再び勝ち越し。
その後は両チームの攻防が目まぐるしく入れ替わる展開となり、
神戸は25分にMF立花がミドルシュートを放ったがGK松岡にキャッチされた。
神戸は前からプレスをかけ、長いボールを入れてFWを走らせる戦術で
同点ゴールを狙うが、なかなかいいシュートを打てず、逆にピンチを招く。
37分、滋賀は右ショートコーナーのチャンスに最後はファーサイドの谷口が
ヘディングシュートを放ったがポストの左へ外れた。滋賀は39分にも右CKに
ファーサイドのDF上田が頭で合わせたがポストの左へ。さらに滋賀は44分、
ゴールまでやや距離のある位置でFKを得ると、何とキッカーとしてGK松岡が
上がってきた。しかしシュートはクロスバーの上へ。
そしてロスタイム2分、滋賀はカウンターからFW岩田がGKと一対一になり、
飛び出してきたGKをかわして無人のゴールに勝負を決める3点目を入れた。
そのまま試合終了。滋賀が3-1で神戸を振りきり、3位の座を確保した。
結果は2点差だが、終了間際まで勝負の行方の分からない、いい試合だった。
試合後には3位の表彰式が行われ、滋賀の上田キャプテンが表彰状を受け取った。
続いて、第二試合は決勝のバンディオンセ加古川対FC京都BAMB1993。
加古川は今年も関西リーグを無敗で制しながら、全国地域リーグ決勝大会では
グループリーグで1勝2PK負け。90分では負けていないのにJFL昇格を逃した。
元ヴォルティスの田中真二監督、そしてGK山口がコーチ兼任で所属している。
(ただし、山口はスタメンはおろか、ベンチ入りからも外れていた。)
対する京都はかつてJFLにいたことがあり、大塚FCとも対戦している。
加古川のスタメンは田中監督得意の3−5−2のシステムで、GKに近藤、
DFは右から清水、下松、神崎。MFはボランチに小林と片原、右に木村、
左に西村英、トップ下に濱岡。FWは河野と角のツートップだ。
対する京都のシステムは4−4−2。GKは伊藤、DFは右から高辺、安達、
谷口、日高。MFはボランチに奥谷と桜井、両サイドは右に長谷川、左に東。
FWは牧と桧山のツートップ。
試合は開始早々に動いた。京都は4分、スルーパスにFW桧山が抜け出し、
独走で相手ゴールに迫ると、GKとの一対一をきっちりと決めた。
加古川も11分にMF木村が右へ抜け出したが、シュートは決まらない。
個々の力では加古川が上と思うのだが、京都はしっかりとパスをつないで、
相手の守備に隙を見つけるや、素早く裏を狙ってくる。また、京都は攻守の
切り替えが早く、守備の時はしっかりと人数をかけて早めに潰していく。
加古川はボールを支配する時間は長いが、ほぼ京都の守備に跳ね返され、
裏を狙ったパスもことごとくオフサイドをとられて打つ手がない。
田中監督もピッチサイドまで飛び出して大声で指示を飛ばし、渋い表情だ。
36分、加古川は右クロスにニアサイドで頭で合わせたが、クロスバーを越えた。
京都は39分、加古川GK近藤の中途半端なクリアを拾ったMF長谷川が
右から無人のゴール目がけてシュートを放ったが、惜しくも左へ大きく外れた。
加古川は40分に後ろから守備の選手が走り込んで強烈なミドルシュートを放ったが
京都のGK伊藤が見事な反応で弾き、クロスバーを叩いてゴールならず。
ロスタイムに入って京都は右CKからゴール前でチャンスを迎えたが、
ここは加古川が防ぎきった。そのまま1-0で前半終了。ここまでは京都ペースだ。
後半に入ると加古川の攻めがいっそう激しくなり、京都は防戦一方に。
たまにカウンターから裏を突いてチャンスを作るが、次第にその数も減ってきた。
7分、加古川はMF片原が京都のDFと競りながらドリブルで攻め込み、
右からシュートを放ったが、これはGK伊藤がクロスバーの上へ弾き出した。
17分には右CKに片原が合わせたがGKにセーブされ、さらに左CKから
ゴール前で混戦になるが、京都の守備陣に阻まれた。
加古川は22分にも波状攻撃を仕掛けたがDFに跳ね返され、FW河野が
右から放ったシュートもGK伊藤に押さえられた。27分には左サイドから
ゴール前へのロングフィードに河野が裏へ抜け出したが、飛び出してきた
GK伊藤にコースを塞がれ、シュートは左へ外れた。加古川は28分にも
河野が左寄りからミドルシュートを放ったがクロスバーを越えた。
そして35分、加古川はゴール正面から強烈なミドルシュートを放ったが、
これは京都のGK伊藤の正面を突いて跳ね返された。さらに35分、FW角が
ペナルティエリア内の右寄りで倒された。しかし同点を狙ったPKはMF濱岡が
クロスバーの上へ外してしまった。
加古川は43分、途中出場のMF吉田がやや距離のあるFKを直接狙ったが、
これもGK伊藤の足下に飛び、伊藤がしっかり押さえた。
試合はそのまま2分間のロスタイムに突入。京都が逃げ切るかと思われたが、
ロスタイム1分に加古川の角がペナルティエリアの左寄りでまたもPKを獲得。
土壇場での劇的な同点ゴールが期待されたPKはDF下松が右へ蹴ったが、
何と京都のGK伊藤が見事にコースを読んでゴールマウスから弾き出した。
加古川の最後の望みを賭けた右CKもゴールにはつながらず、そのまま試合終了。
GK伊藤を中心に鉄壁の守備を見せた京都が、見事に大会初優勝を飾った。
リーグ戦は6位に低迷したが、今回のカップ戦では加古川に2勝するなど
グループリーグからの全試合に勝って堂々の優勝だった。
加古川は全国地域リーグ決勝大会に続いてまたもPK失敗に泣くことになった。
来シーズンはPKの練習にもっと時間を割いた方がいいかもしれない。
◎第2回関西サッカーリーグカップ3位決定戦
2008年12月7日11時45分キックオフ
(神戸総合運動公園陸上競技場(神戸ユニバーシアード記念競技場))
神戸FC1970 1(0−1)3 滋賀FC
(1−2)
得点:神=茶圓(58分)
滋=谷口(17分)、梅辻(64分)、岩田(89分)
(神戸FC1970)
GK 浜畑12
DF 岩田6
松浪16
間島27
小林30(→73分、五百蔵21)
MF 立花8
碓井14
松本25
加藤竜44
FW 茶圓5(→80分、外山19)
竹内18(→77分、生友13)
(滋賀FC)
GK 松岡1
DF 奥村3
谷口5
上田7
木村13
MF 前川6
西崎14
奥田15
保田20(→67分、北口24)
FW 梅辻9
岩田11
◎第2回関西サッカーリーグカップ決勝
2008年12月7日14時15分キックオフ
(神戸総合運動公園陸上競技場(神戸ユニバーシアード記念競技場))
バンディオンセ加古川 0(0−1)1 FC京都BAMB1993
(0−0)
得点:京=桧山(4分)
(バンディオンセ加古川)
GK 近藤21
DF 神崎5
下松8
清水24
MF 小林2
木村3
濱岡7(→85分、西村完10)
西村英16(→76分、吉田18)
片原22
FW 河野9(→76分、松田17)
角11
(FC京都BAMB1993)
GK 伊藤1
DF 日高3
谷口4
高辺14
安達24
MF 奥谷7
桜井9(→69分、石川26)
東11
FW 牧10
桧山18
長谷川19



