2008年12月23日

大阪対東京ダブルヘッダー

今日は大阪市長居第二陸上競技場へJユースカップの準決勝を見に行った。
朝は曇っていて寒かったが、第一試合の半ば頃から温かい陽射しが出てきた。

Jユースカップにはヴォルティスのユースも参加しているので、2005年以降
毎年観戦しているが、決勝トーナメントの試合を観戦するのは今回が初めて。
いつも徳島ヴォルティス・ユースの試合ばかりを見ているので、たまには
全国のトップレベルを見ておくことも大事だろうと思って見に行った。

カードは第一試合がセレッソ大阪U-18対FC東京U-18。そして第二試合が
東京ヴェルディユース対ガンバ大阪ユースとなった。そう、なんと2試合とも
大阪と東京のクラブの対戦になったのだ。こういうのもなかなか珍しい。

第一試合のカード

声出し応援はFC東京以外の3クラブで行われていた。とくに地元の大阪勢は
横断幕の枚数でも声出しサポーターの人数でもやはり相手を上回っていた。
FC東京は声出し応援こそ自然発生的なものだけだったが、サポーター自体は
かなりの人数が来ていた。さすがは首都のクラブだ。

セレッソ大阪の横断幕

東京のスタメンは、GKに井上、DFは右から久保田、畑尾、藤原、阿部、
ボランチに三田啓と平出、右SHに山崎侑、左SHに山浦、FWは岩渕と山村。

FC東京U-18のスタメン

セレッソのスタメンは、GKに一森、DFは右から夛田、杉本、原、畑、
ボランチに細見と山口、右SHに道上、左SHに丸橋、FWは中東と高橋。

セレッソ大阪U-18のスタメン

前半、立ち上がりから東京が攻め込んでゴール前で何度もチャンスを作る。
逆にセレッソは9分、カウンターでMF山口のパスにMF道上が抜け出し、
東京のGK井上と一対一になったが、シュートはGKがよく触って防いだ。
その後は試合がやや落ち着いてきたが、東京優位の流れは変わらない。

36分、東京はMF三田啓が左サイドから素晴らしいパスを前線に送ったが、
FW岩渕はDFとGKにコースをふさがれてシュートは打てず。

高い技術を見せた東京MF三田啓

するとセレッソは40分、MF道上からのパスを受けたMF細見の右クロスに
ゴール正面でFW中東が合わせて先制。道上と競り合った東京のDF阿部が、
ゴールラインにクリアすればいいものをゴールキックにしようと身体を入れ、
道上に回り込まれてボールを奪われたところから始まった失点だった。

優位に試合を進めながら先制された東京は42分、三田啓がDFの間を突破し、
セレッソのGK一森と一対一になってやや左寄りからシュートを放ったが、
これは一森がセーブ。

しかし直後の43分、東京はMF山浦が蹴った左CKの跳ね返りを三田啓が
逆サイドへ送り、これを頭で中へ折り返すと、混戦から最後はDF藤原の
マイナスのパスを受けた岩渕がゴールに蹴り込んだ。1-1の同点で前半終了。

東京ゴール前の攻防 セレッソの中盤を指揮したMF山口

後半は逆にセレッソがペースを握る。開始1分も経たないうちにいきなり、
MF丸橋の左クロスにゴール前で中東が合わせたが、シュートは左へ外れた。
8分には丸橋の右CKの跳ね返りから再び丸橋が右クロス、これに途中出場の
FW永井がファーサイドで頭で合わせたが、東京のGK井上にキャッチされた。

そして15分、押されていた東京は岩渕が縦パスを受けて相手DFをかわし、
左寄りからシュートを放つと、これが鮮やかにゴールネットを揺らした。

しかしセレッソも18分、永井が左サイドのハーフウェイ付近でパスを受け、
そこからドリブルで一気に駆け上がってDFをかわし、GKとの一対一から
同点ゴールを決めた。ほぼ永井一人の力で決めたようなゴールだった。

同点ゴールの永井と祝福するチームメイト

23分、東京は左右から相次いでクロスを入れ、セカンドボールを拾っての
波状攻撃を仕掛けると、最後は山浦が抜け出したが、一対一からのシュートは
GK一森にセーブされた。その後は再びセレッソの時間帯が続く。

東京は43分、三田啓のドリブルからFW重松につなぎ、重松の縦へのパスに
ゴール前の岩渕が軽く合わせたものの、わずかにポストの左へ外れた。
そして試合は同点のままロスタイムへ。このまま点が入らなければ延長戦だ。

ロスタイム1分、東京の最終ラインからのクリアボールがセレッソの選手に
当たってこぼれ、これをセレッソの永井が拾ってゴールへドリブルで迫る。
東京のGK井上が飛び出したがかわされ、永井が無人のゴールへシュート。
しかしDF畑尾がしっかりカバーに入っており、ヘディングでクリアした。

試合はそのまま10分ハーフの延長戦に突入。東京は前半よりも運動量が落ち、
ときどき中盤が空っぽになることもあるほど。すっかりセレッソの流れだ。
延長前半7分、セレッソは左寄りでFKを得るとこれにフリーの永井が頭で
合わせたが、シュートはクロスバーを越えて行った。9分にセレッソの選手が
自陣のペナルティエリア内でハンドを犯したように見えたがノーファウル。

そして延長後半開始わずか40秒ほどのところで、セレッソはロングボールから
永井が中央でパスを受けてドリブルで右へ流れ、右寄りから豪快にシュート。
これがクロスバーに当たってそのままゴールに吸い込まれた。勝ち越し!

東京は最後、右CKのチャンスにGK井上まで上がって総攻撃を仕掛けたが
ゴールは奪えず、そのまま試合終了。セレッソが3-2で勝って決勝へ進出した。

勝利の瞬間、喜ぶセレッソの選手たち 激闘を物語るファイナルスコア

レベルも高く、展開も面白く、とてもいい試合だった。東京は三田啓と岩渕、
セレッソでは山口と永井がとくに印象に残る好選手だった。

続いて第二試合は東京ヴェルディユース対ガンバ大阪ユース。
当初は14時キックオフ予定だったが、第一試合が延長戦にもつれ込んだため、
14時30分キックオフに変更になった。第一試合の終了は13時半頃だったので
14時に試合を始めようと思えば始められたと思うのだが、陽が陰って寒い中、
スタンドで1時間も待たされるはめになった。

ガンバのスタメンはGKに森廣、DFは右から臼井、橋本、菅沼、岡崎、
ボランチに田中と水野、右SHに神門、左SHに宇佐美、FWは大塚とブルーノ。

ガンバ大阪ユースのスタメン

ヴェルディのスタメンはGKに本田、DFは右から八塚、高野、平、都並、
ボランチに高橋と牧野、右SHに高木善、左SHに高木俊、FWは小林と真野。

東京ヴェルディユースのスタメン

前半は、立ち上がりこそヴェルディが攻め込んだが、5分頃からはガンバが
ボールを支配する時間帯が続く。8分にMF水野のパスにFW大塚が抜け出し、
右寄りからシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。

対するヴェルディは12分、MF高木善が中央から左へスルーパスを送ると、
これにMF高木俊が反応し、DFをかわすために少し下がってからシュート。
左ポストに当たって跳ね返ったボールを、さらにMF牧野がゴール正面から
ダイレクトでシュート。しかしこれもクロスバーを越えてしまった。

ガンバは15分、MF宇佐美とDF岡崎のパス交換で左サイドを突破して、
岡崎の左クロスをゴール前で受けたFWブルーノが後方へパスを送ると、
そこへ走り込んだ大塚がフリーでシュートを放ったが、GKの正面を突いた。

21分には中盤でボールを奪った大塚がドリブル突破で抜け出し、ヴェルディの
GK本田と一対一の場面を迎えたが、シュートを打つ前に本田にボールを
弾かれてしまった。さらにそのこぼれ球をブルーノが左からシュートしたが、
ヴェルディの選手がよくカットして、ボールは左ポストに当たって跳ね返った。
そのこぼれ球を今度はヴェルディの選手がしっかりとクリア。

ヴェルディは30分、ガンバのDFがロングフィードを狙って蹴ったボールが
ヴェルディの選手に当たって跳ね返り、これに反応した高木善がフリーで
シュートを放ったが、わずかにポストの左へ外れた。

39分、ガンバは宇佐美がドリブルからパスを送り、水野の左クロスに大塚が
合わせたが、力なくGK本田の正面へ。43分、ヴェルディのロングボールを
ガンバのDFがクリアし損ねて、ヴェルディFW真野が裏へ抜け出したが、
決定的な一対一の場面でガンバのGK森廣がシュートをスーパーセーブ。
そのまま0-0で前半を終了。

ガンバは狭いところにダイレクトパスを通すなど技術の高さを見せつけて
かなり優位に立っているが、肝心のフィニッシュだけがいまだに決まらない。
ヴェルディもパスカットからの速攻で何度かチャンスを作るがゴールならず。

左サイドを駆け上がるガンバのエースFW大塚

後半に入って8分、ガンバはブルーノが技ありのトラップでDFに競り勝ち、
右の大塚へパス。しかし一対一からの大塚のシュートはGKがセーブした。

そして13分、ついに均衡が敗れる。ガンバは左サイドへのロングボールに
ブルーノがよく追いつき、マイナスのクロスを受けた大塚が右へパスを送る。
そこへ走り込んできたMF田中がフリーでシュートを放つと、右ポストに
当たってそのままゴールの中へ跳ね返った。

しかし直後の14分、ヴェルディはMF高橋のスルーパスを右サイドで折り返し、
これにFW真野がゴール正面で難なく合わせてすぐに同点に追いついた。
高橋のスルーパスはガンバのDF菅沼が出足よくボールを追いかけていれば
つながらなかったのだが、菅沼の動き出しの遅さが命取りとなった。

その後はヴェルディの攻め込む時間帯が増え、試合の流れが変わってきた。
24分には途中出場のFW富所が右からのクロスにオーバーヘッドで合わせたが、
ゴールマウスを捉えられず。

25分、ガンバは大塚のパスに宇佐美がするりと抜け出して一対一になったが、
シュートはGK本田にセーブされてしまった。しかしこぼれ球をブルーノから
田中、宇佐美とつないで、最後に大塚が左から放ったシュートはDFに当たって
高く跳ねあがり、ループシュートのようにGKの頭上を越えて決まった。

その後もヴェルディの方が押し気味だったように見えたが、ガンバは36分、
左寄りからのスルーパスに大塚が抜け出し、GK本田との一対一を決めた。
ヴェルディは38分、左CKからヘディングシュートを放つがクロスバーの上。
39分の高木俊のミドルシュートもポストの左へ外れた。

活躍の目立ったヴェルディのMF高木俊

逆にガンバは42分、完全フリーでゴール正面へ走り込んだMF関が左クロスに
ボレーシュートで合わせてゴール。これで4-1となり、もはや勝負あり。
そのままガンバが逃げ切って、決勝進出を決めた。

ファイナルスコア

その結果、決勝はなんと史上はじめての大阪ダービーということになった。
会場は大阪市長居陸上競技場。これは盛り上がりそうだ。

J's GOAL | ゲームサマリー(第一試合)
J's GOAL | ゲームサマリー(第二試合)

◎Jユースカップ2008準決勝
 2008年12月23日11時キックオフ
 (大阪市長居第二陸上競技場)観衆1,400人

          (1−1)
セレッソ大阪U-18 3(1−1)2 FC東京U-18
          (0−0)
          (1−0)

得点:大=中東(40分)、永井(63分、100分)
   東=岩渕(43分、60分)

(セレッソ大阪U-18)
GK 一森22
DF 夛田26
   杉本20
   原12
   畑14(→45分、面家2)
MF 細見8
   山口10
   道上19(→88分、坂口35)
   丸橋11(→103分、堀尾33)
FW 高橋24(→41分、永井9)
   中東7(→95分、李大顕16)

(FC東京U-18)
GK 井上1
DF 阿部2
   藤原3
   畑尾4
   久保田13(→47分、廣木33)
MF 山浦7
   三田啓14(→106分、大貫17)
   平出29
   山崎侑8(→100分、須藤12)
FW 岩渕10
   山村9(→75分、重松22)

◎Jユースカップ2008準決勝
 2008年12月23日14時30分キックオフ
 (大阪市長居第二陸上競技場)観衆1,500人

東京ヴェルディユース 1(0−0)4 ガンバ大阪ユース
            (1−4)

得点:東=真野(59分)
   大=田中(58分)、大塚(71分、81分)、関(87分)

(東京ヴェルディユース)
GK 本田1
DF 八塚29
   平4
   高野18
   都並34
MF 高橋2(→88分、窪田17)
   牧野42(→28分、富所10)
   高木善12
   高木俊14
FW 小林19(→83分、山浦28)
   真野11

(ガンバ大阪ユース)
GK 森廣1
DF 岡崎8
   菅沼4
   橋本2
   臼井12(→80分、山田15)
MF 田中6
   水野5(→84分、関14)
   宇佐美10
   神門13(→71分、大森17)
FW 大塚7
   ブルーノ・カスタニェイラ9(→89分、原口11)


posted by ナカヲ at 17:17| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2008-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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