2009年01月07日

常翔啓光学園、4年ぶり優勝

全国高校ラグビー大会は今日、近鉄花園ラグビー場で決勝戦が行われ、
常翔啓光学園高(大阪)が御所工業・実業高(奈良)を24-15で破り、
四連覇を達成した2004年度以来、4年ぶり7度目の優勝を飾った。

啓光はWTB国定が2度にわたって相手のタックルを振り切る快足を見せ、
前半11分に先制トライを奪った。御所工・実も14分にCTB岡本のPGで
3点を返したが、啓光は23分に国定が自陣で相手の飛ばしパスのミスを
インターセプトして独走トライ。25分にも自陣からつないで最後はNo.8金が
トライを決め、19-3とリードして前半を折り返した。

御所工・実は、インターセプト以外の失点はいずれも負傷者が出たために
数的不利に陥っている時間帯に決められたもので、不運ではあった。

後半は御所工・実も反撃に転じ、8分に敵陣での5mスクラムから最後は
サイド攻撃でPR竹井がトライを奪って9点差に迫った。しかし啓光は
19分にまたも国定がタックルをかわしてトライ。24-10と点差を広げた。

御所工・実も23分、啓光ディフェンスのギャップを見つけて突破を図り、
FL川瀬が右隅にトライを決めたものの、ゴールは失敗で15-24の9点差。
なおも必死に攻めたが、トライにはあと一歩及ばず、そのままノーサイド。
試合巧者の啓光が、国定の3トライの活躍で御所工・実を振り切った。

啓光は3回戦で東京高にロスタイムまで0-3とリードされながら逆転勝ちすると、
その後は決定力のあるバックスが実力を存分に発揮し、一気に頂点を極めた。
ディフェンス力は四連覇の頃より落ちたと思うが、試合巧者ぶりは健在だった。

御所工・実は、参加全51校中、平均身長が下から4番目の小兵チームながら、
素早い集散と前に出る守備、相手に絡んでボールを奪う力、そして準決勝の
京都成章高戦で犯したペナルティがわずか1だったことに現れているように
無駄な反則をしない規律正しいプレーで、決勝まで勝ち上がった。

決勝では疲れからか緊張からか、やや精彩を欠くプレーが目立ったうえ、
大事なところで故障者の続出に泣いて鉄壁の防御網を破られてしまったが、
実に印象的な素晴らしいチームだった。下級生にはこの伝統を受け継いで
来年もぜひ花園へ戻ってきてほしいと思う(奈良は天理高の壁が厚いので
全国大会に出場すること自体がかなり大変だが)。


posted by ナカヲ at 19:26| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | Rugby Football | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
徳島の新聞では、御所工の監督が徳島出身と言うこともあり、そちらに力点を置かれた記事がありました。実際面白いチームでしたし。
啓光学園、名前変わったのですか…。高校時代は母校のラグビー部がここや仰星や工大高にいつも力が及びませんでした。大阪の高校ラグビーは層が厚すぎます。
Posted by jun at 2009年01月09日 14:58
>junさん
コメントありがとうございます。
御所工・実の竹田寛行監督、脇町高の出身だったんですね。知りませんでした。
あんな素晴らしいチームを徳島出身者が作ったとは、同じ徳島出身者として誇らしいです。

啓光学園は昨年4月から名前が変わりました。ちなみに工大高も常翔学園になっています。
昨年は大阪勢がベスト8に残れないという、ちょっとした「事件」がありましたが、
やっぱりレベルは高いですね(特に京阪沿線はすごいです)。
Posted by ナカヲ at 2009年01月09日 18:27
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