2006年01月20日

NFL NFC-DP

NFCのディビジョナルプレーオフでも、
ホームフィールドアドバンテージを持つ第1シードのシーホークスと
第2シードのベアーズが、ともにレギュラーシーズンからは
想像もできないような内容で苦戦を強いられた。

1日目にシアトルで行われたレッドスキンズ対シーホークスは、
シーホークスが最初の攻撃でいきなり敵陣11ヤードまで攻め込み、
先制点は確実と思われたが、ここでリーグMVPの
RBアレグザンダーが痛恨のファンブル・ロスト。

その後は両チームともなかなかダウンを更新できず、
4往復に及ぶパントの応酬に入った後、第2Qに入ってシーホークスが
パントの処理を誤り、レッドスキンズが好位置で攻撃権を得た。
レッドスキンズはこのチャンスをFGに結びつけ、先制点を奪う。
しかも第1Qの途中でシーホークスのアレグザンダーが脳震盪で戦線離脱。
レッドスキンズにとっては願ってもない展開だ。

レッドスキンズはレギュラーシーズン、プレーオフ初戦を通じて、
多くの試合で内容的には押されているにもかかわらず、
説明できないような幸運に恵まれて勝ちを拾ってきたが、
今日もご多分に漏れず「ギブズ・マジック」が炸裂した感じだ。
この幸運は、必然なのか、それとも偶然なのか。
本当に理解に苦しむチームだ。

しかし、シーホークスも意地を見せ、先制された直後のシリーズで
QBハッセルベックや代役RBモーリス・モリスが奮闘、逆転TDを奪った。

後半に入ると、シーホークスはTDとFGで10点を追加し、
17-3とリードして逃げ切り体制に入る。しかしレッドスキンズも
残り12分にQBブルネルがTDパスを通して7点差に迫った。
さらに、直後のキックオフでまたまた相手のファンブルを誘い、
なんと敵陣40ヤードからの攻撃権を得る。

レッドスキンズがこのシリーズをTDに結びつければ同点だったが、
シーホークスもこれだけ内容的に押していて負けるわけにはいかない。
守備陣が意地を見せて第4ダウン4ヤードに追い込んだ。
仕方なくレッドスキンズはFGを選択するが、
Kホールの36ヤードのFGトライは左に外れてしまった。

逆にシーホークスは直後のシリーズで時間をたっぷりと消化し、
最後はFGで点差を10点に広げる。これで勝負あり。
ファンブル6個(うちロスト3個)というミスのオンパレードながら、
レッドスキンズの攻撃力の弱さにも助けられて、
シーホークスが21シーズンぶりのポストシーズン勝利を飾った。

翌日、シカゴで行われたパンサーズ対ベアーズの一戦は、
リーグ屈指の守備力を誇るチーム同士の対戦だったが、
こちらも思わぬ展開となった。

ベアーズの守備陣は、レギュラーシーズンのホームゲーム8試合で
失点わずか61点(1試合平均7点台)という信じられないような
好成績を残していたのだが、この試合、なんと開始わずか2プレイ目で
QBデロームからWRスミスへのTDパスを許してしまう。

一方、故障から復帰して今日が2試合目のベアーズQBグロスマンは、
パスが不安定で全く攻撃を組み立てられず、反撃の糸口をつかめない。

その間にパンサーズはFG2本で点差を広げたが、
前半の残り時間が6分を切ってから、ベアーズはようやく反撃を開始。
グロスマンのパスがヒットし始め、TDを1本返した。
しかしパンサーズも残り2分でFGを追加、16-7で前半を折り返す。

ベアーズは後半に入ってもリズム良く攻撃を続け、
第3Q残り11分にTDを挙げて2点差に迫ったが、
パンサーズも残り2分にTDを奪い返し、点差は再び9点に。

第4Qに入ってまたまたベアーズがTDを奪い、2点差とするが、
パンサーズも残り8分でTDをお返し。
しかし、PATのキックは外れ、点差は8点のまま。
9点差なら1度の攻撃で追いつけないが、8点差なら追いつける。
このキック失敗は大きい。

これで追いつく望みの出てきたベアーズが勢いに乗るかと思われたが、
直後のドライブでQBグロスマンがパスを3度続けて失敗し、パント。
守備陣の踏ん張りで再び攻撃権を得たものの、
今度は敵陣まで進んだところでインターセプトを食らってしまう。

それでも守備陣があきらめずに奮闘して
パンサーズの攻撃をパントに追い込んだが、
ベアーズの攻撃陣には2ミニッツオフェンスを成功させるだけの力はなく、
最後は第4ダウン1ヤードのギャンブルに失敗して万事休す。

ベアーズの快進撃シーズンは、守備陣の崩壊とともに幕を閉じた。
グロスマンはパンサーズの強力守備を相手によく頑張ったと思うが、
自慢の守備陣がレギュラーシーズンのホーム平均の約4倍もの失点を
重ねてしまっては、さすがに苦しかった。

一方のパンサーズは第5シードとはいえ、QBデロームをはじめ、
2年前のスーパーボウル経験者が多く残っており、
ここまで勝ち残ったことはさほど驚きではない。
プレーオフは守備力で決まるというセオリーにも当てはまる。

これで、今週末(日本時間の来週月曜午前)に行われるNFCの
チャンピオンシップのカードが決まった。

パンサーズ(第5シード)@シーホークス(第1シード)

パンサーズは、RBフォスターとDEペッパーズをはじめとして、
負傷者が続出しており、とくにフォスターは今季絶望らしい。
一方のシーホークスも、エースRBアレグザンダーが脳震盪で
ディビジョナルプレーオフの大部分を欠場したが、次の試合には
復帰可能という話だ。

故障者の状況、そしてシーズンの成績を考慮してシーホークス有利と
予想する向きは多いだろうが、私はあえてパンサーズが勝つと予想する。
プレーオフで勝敗を分けるのは「経験と守備力」だ。
この2点においてパンサーズはシーホークスを上回っている。
(故障者がどれだけ戻ってくるかにもよる。)

第5シードからのスーパーボウル進出は1985年のペイトリオッツだけだが、
今年のNFCは第2シードから第5シードまでの4チームが
すべて同じ勝率で並んでいるから、シード順位は形式だけの話。
パンサーズがスーパーボウルに進出しても驚く人は少ないだろう。

ただし、私の勝敗予想(希望も含めて)は今年に入ってから
どのスポーツでもたいてい外れている。
ということは、シーホークスがスーパーボウル進出か?


posted by ナカヲ at 09:35| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | American Football | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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