2010年01月29日

AFC Championship

NFLは先週末、いよいよカンファレンスチャンピオンシップが行われ、スーパーボウルに出場する2チームが出そろった。

まずはインディアナポリスのルーカスオイルスタジアムで行われたAFCチャンピオンシップ、インディアナポリス・コルツ対ニューヨーク・ジェッツ。

コルツのHCコールドウェルとジェッツのHCライアンはいずれも就任1年目。ルーキーHC同士が激突するチャンピオンシップというのもなかなか珍しい。両者は第16週に対戦し、そのときはジェッツが勝ってコルツの連勝を14で止めたが、すでに第1シードが決まっていたコルツは後半に主力を引っ込めて逆転を許しており、全く参考にならない。

両者の攻撃スタイルは全く対照的で、MVPを獲得したQBマニングを擁するコルツはリーグ2位のパス攻撃に対してラン攻撃は同最下位。対するジェッツはラン攻撃がリーグトップでパス攻撃が同31位。ただ、コルツのハイパーオフェンスに対峙するジェッツのパス守備はリーグ1位で、ジェッツのラッシングを止めなければならないコルツのラン守備は同24位。このあたりのデータがどう出るか?

コルツは3年前にスーパーボウルを制しており、その時以来4度目のスーパーボウル出場を狙うが、実は過去に出場したスーパーボウルはすべてマイアミで行われている。そして今年のスーパーボウル開催地もマイアミ。これは縁起がいい。一方、ジェッツは1969年シーズン以来、実に41年ぶりのスーパーボウル出場を狙うが、41年前に伝説的QBネイマスを擁して優勝した時の相手が他ならぬボルティモア・コルツ(インディアナポリス・コルツの前身)だった。

第1Q、コルツはマニングがLBハリスにサックを食らうなどしてパントに終わった。対するジェッツはQBサンチェスがWRコチェリやWRエドワーズへパスを通し、RBグリーンのランも出て攻め込んだが、勝負どころでコルツのFSベシーアのタックルにランを止められ、さらに6分40秒、Kフィーリーの44ヤードのFGも右に外れて無得点に終わった。

次のシリーズは両チームともスリーアンドアウトに終わったが、コルツは3回目のシリーズでマニングがWRガーソンへ36ヤードのロングパスを通すなどしてようやく前進し、敵陣9ヤードまで攻め込んだ。しかしジェッツも自慢の守備陣が踏ん張り、第2Qに入って14分56秒にKストーバーが25ヤードのFGを決めて3点を先制するにとどまった。

リードを許したジェッツは、14分45秒、次のシリーズの最初のプレーでサンチェスがエドワーズへ何と80ヤードのロングTDパスを決め、あっという間に逆転に成功した。エドワーズは完全に裏へ抜け出してパスをキャッチすると、あとはエンドゾーンまで独走した。

すぐにコルツもWRウェインへの25ヤードのパスで敵陣へ攻め込み、RBアダイのランやWRコリーへの22ヤードのパスなどで敵陣4ヤードまで進んだが、3rdダウンインチズの場面でマニングがQBスニークを失敗。8分44秒にストーバーが19ヤードのFGを決めて6-7と1点差に迫るにとどまった。

逆にジェッツはWRブラッド・スミスがQBに入ってパスを投げるというスペシャルプレーでコチェリへ45ヤードのパスを通し、一気に敵陣12ヤードへ攻め込むと、4分53秒、サンチェスがTEケラーへ9ヤードのTDパスを通して14-6とした。さらにLBペイスがコルツのアダイをタックルしてファンブルを誘い、これをSSレナードがリカバーして敵陣29ヤードから攻撃を開始すると、3連続のラン攻撃はコルツに止められたものの、2分11秒にKフィーリーが48ヤードのFGを決めて17-6とリードを広げた。

しかしこれで火がついたコルツは、マニングがコリーへ18ヤード、46ヤード、16ヤードのパスを3本連続で通し、1分13秒、1分もかけずにTDを奪って13-17の4点差で前半を終えた。

第3Qに入り、まずはジェッツがグリーンのランやコチェリへのパスで前進するが、グリーンが負傷したうえ、11分34秒にフィーリーが52ヤードのFGを右に外してしまった。するとコルツはマニングがガーソンをメインターゲットにして短いパスを次々に決め、8分3秒、ガーソンの4ヤードTDレシーブで20-17と逆転に成功した。

その後は両チームとも守備陣が踏ん張り、パントの応酬が続いた。とくにジェッツはグリーンの負傷もあってリーグ1位のランを封じ込められる苦しい展開に。第4Qに入り、コルツはパスを受けたウェインがハリスにファンブルさせられたが、これを自らキャッチするなどツキにも恵まれ、8分52秒、マニングがTEクラークへ15ヤードのTDパスを通して27-17と突き放した。

さらにコルツはジェッツの攻撃をスリーアンドアウトに抑えると、ガーソンへのパスやアダイのランで敵陣へ攻め込んだ。ガーソンはこの試合、AFCチャンピオンシップ記録となる11回のレシーブを決めた。その後はランで確実に時間を潰して、2分29秒、ストーバーが21ヤードのFGを決めて30-17とさらにリードを広げた。そして、最後の望みをかけたジェッツの攻撃も、2分5秒にサンチェスのパスをWRクラウニーが弾き、これをCBヘイデンがインターセプトして勝負あり。

前半は苦しんだコルツだったが、後半に入ると攻撃陣、守備陣ともに実力をいかんなく発揮し、終わってみれば13点差の快勝だった。リーグ最強のパス守備を誇るジェッツを粉砕したマニングのハイパーオフェンスは、3年ぶり4度目の出場となるスーパーボウルでも炸裂しそうだ。

敗れたジェッツは、サンチェスが史上初となるルーキーでのスーパーボウルスターターQBを狙ったが、地力で上回るコルツにねじ伏せられた。前半はしっかりと準備してきたジェッツのペースで進んでいたが、すぐにコルツにアジャストされ、さらにプレーオフに入って大活躍していたグリーンの負傷も痛かった。ただ、サンチェスもグリーンも、そしてHCライアンもルーキーであり、この経験を土台にして戦える来シーズンはさらに強くなりそうだ。


posted by ナカヲ at 08:32| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | American Football | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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