2010年02月19日

セカンド新チーム、白星発進

今日は大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場へ西日本社会人サッカー大会の第1日を見に行った。今日の大分は晴れたり曇ったりの天気だが、気温が低く、風も強いのでかなり寒く感じられる。

大分スポーツ公園は九州石油ドーム(ネーミングライツが切れて来月から名前が総合球技場に戻る予定だが)を中心とした巨大な総合スポーツ公園で、サッカー・ラグビー場だけで4面もある(うち3面が天然芝、残りの1面が人工芝)。

ただ、スタンドがあるのはAコートのみで、しかも傾斜が緩いうえにあまり高さがなく、ピッチからもやや距離があるので球技専用の割にはさほど見やすくない。そしてBコート、Cコート、Dコートはピッチレベルのベンチがあるだけでこちらも観戦には適さない。

大分スポーツ公園の全体図。九州石油ドームもあとわずか。 人工芝のCコート 天然芝のDコート

まずはAコートで第一試合のレノファ山口FC対新日鐵大分を観戦。地元の新日鐵大分が登場するとは言っても平日の12時キックオフでは観客も少なかったが、何と山口は太鼓と横断幕を持った声出しサポーターが遠征してきていた。

Aコートのメインスタンド Aコートのバックスタンド メインスタンドで応援する山口サポーター

山口のスタメンは以下の通り。最近では珍しい3−4−1−2のフォーメーションを採用していた。
GKは澤野。DFは右から吉次、伊藤、田中。MFはボランチに兒玉と戸高、右サイドに中村、左サイドに安田、トップ下に元徳島ヴォルティス・セカンドの鈴木修平。FWは福原と三浦。

レノファ山口のスタメン

対する新日鐵大分のスタメンは以下の通り。
GKは田中。DFは右から今泉、首藤、古園純、徳永。MFは右から武原、安藤、三原、後藤。FWは三重野と清武。

前半の立ち上がりは山口が押し気味だったが、すぐに風上の大分がペースをつかみ、スピード感のあるカウンター攻撃でたびたびチャンスを作る。4分にはMF武原が右からクロスを入れ、DFのクリアを拾った36歳のベテランFW三重野が左からシュートを放ったが、これはGK澤野の正面を突いた。

前線でボールをキープする大分のFW三重野

山口は13分、MF中村が正面からシュートを放ったがGKの正面を突き、ボールをキャッチした大分のGK田中がすぐ前線へフィードすると、これを受けた三重野が左からシュート。しかしゴール寸前でクリアされ、さらにクリアボールに詰めたシュートもポストの左へ外れた。

大分は23分にもFW清武が左寄りからドリブルで攻め込み、そのままシュートを放ったが、クロスバーの上へ。一方の山口は大分の堅い守備を崩せず、ほとんどチャンスを作れなかったが、思わぬ形で先制ゴールを奪う。32分、バックパスを受けた大分のGK田中にFW福原がプレスをかけ、蹴り出す前にボールを奪ってゴールへ蹴り込んだのだ。

先制ゴールを決めた山口のFW福原(右)

そこから試合は一気に動き、大分は失点直後の32分、ロングパスに反応した清武がトラップで相手DFを巧みにかわし、GKとの一対一を決めて同点に追いついた。さらに33分にはまたも清武がロングパスに抜け出してGKとの一対一を決め、先制を許してからわずか1分で逆転してしまった。

山口は36分、福原がドリブルで攻め込み、最後はMF兒玉が正面からシュートを放ったが、クロスバーを越えた。大分はその後もMF安藤が攻撃の起点となって押し気味に試合を進め、2-1とリードして前半を終了した。

ドリブルする大分のDF古園純 強風にたなびくフラッグ

しかし後半に入ると風上の山口が攻勢をかけ、3分に福原の右CKをファーサイドの兒玉が折り返し、正面からDF伊藤がゴール左隅へヘディングシュートを決めた。その後も山口が攻め続け、8分にはFW三浦が右寄りからシュートを放ったが、GK田中のセーブに阻まれた。

大分も16分、右クロスをニアサイドで受けた三重野がシュートを放ったが、GKの正面へ。さらに大分は23分にも山口のGK澤野のキャッチミスからゴール前で決定的なチャンスを迎えたが、ここは山口の守備陣が何とか踏ん張った。

そして27分、山口は右スローインからゴール正面でこぼれ球を拾った途中出場のFW石原がボレーシュートを叩き込んで3-2と逆転に成功した。終盤には大分も反撃を見せ、37分にはDF首藤が右からシュートを放ったが、これは山口の守備陣が何とかクリア。39分には右CKにニアサイドで首藤が合わせたが、これもGKにキャッチされた。

逆に山口は43分、中村の浮き球のパスに福原が裏へ抜け出してGKと一対一になり、飛び出してきたGK田中の頭上を越すループシュートを決めて勝負あり。山口はロスタイムに入って中村に代えてFW光田を投入しようとしたが、プレーが切れずにそのまま試合終了。結局、山口が4-2の逆転勝ちを収め、昨年に続いての準決勝進出を決めた。

なお、Bコートの第一試合はヴォルカ鹿児島が3-1(前半1-0)でASラランジャ京都を下し、準決勝へ勝ち上がった。販売されていた公式パンフレットを見たところ、京都のメンバー表から元ヴォルティス・2ndのDF永田、DF中村の名前が消えていた。

第二試合はBコートへ移動し、FC宇部ヤーマン対徳島ヴォルティス・セカンドを観戦。宇部は昨シーズンの中国リーグでは4位に終わったが、1位の佐川急便中国と3位のNTN岡山が出場を辞退したため、繰り上がりで出場することになった。

天然芝のBコート

公式プログラムに掲載されていたヴォルティス・2ndの登録メンバーは以下の通り。ただし、この日の出場メンバーの背番号とは一部異なっていた。

■2010年度 徳島ヴォルティス・セカンド選手名簿
No. Pos. 氏名    年齢 前所属チーム
2 DF 立田 将大 19 南宇和高
3 DF 二瓶 勉  23 流通経済大
4 DF 武内 隆司 22 FC堺(新加入)
5 DF 野口 遼太 23 大阪産業大
9 FW 河村 太郎 22 日本工学院F・マリノス
13 FW 上野 智也 23 大阪商業大
14 MF 佐藤 瞬  23 びわこ成蹊スポーツ大
15 MF 児玉 弦太 19 ルーテル学院高
16 MF 筒井 慎也 23 筑波大
17 FW 高田 大樹 21 徳島文理大(新加入)
19 FW 後藤 裕馬 23 三菱水島FC(新加入)
20 DF 日浦 陸  18 徳島商業高(新加入)
21 GK 星野 悟  22 四日市大(新加入)
22 GK 福岡 弘隆 22 大阪産業大(新加入)
26 MF 須貝 将弘 22 アヴェントゥーラ川口


宇部ヤーマンのスタメンは以下の通り。
GKは穂積。DFは右から西村、光永、谷、宮崎。MFは右から上野、河村、河本、吉村。FWは平畝と平川。

対するヴォルティスのスタメンは以下の通り。
GKは星野。DFは右から二瓶、立田、志水、野口。MFは右から佐藤、筒井、須貝、児玉。FWは高田と後藤。
故障者が多いこともあり、他のベンチ入りはフィールドプレイヤー、GK各1名の計2人だけだ。また、GK星野は手作りの「背番号21」のユニフォームを着せられていた。

ヴォルティスの背番号21はGK星野

前半は一進一退の攻防が続き、お互いにあまりチャンスを作れない。宇部は22分、右CKにファーサイドのDF光永が頭で合わせたが、GK星野がセーブした。対するヴォルティスは27分、左クロスにニアサイドのFW後藤が頭で合わせ、角度の変わったボールはゴールマウスへ吸い込まれた。

先制ゴールを決めたヴォルティスFW後藤

これでペースをつかんだヴォルティスはその後も前から積極的にプレスをかけて押し気味に試合を進めるが、シュートがなかなか決まらない。34分にはこぼれ球を拾ったMF佐藤が右からシュートを放ったが、GK穂積にセーブされた。35分には佐藤の右クロスからFW高田、さらには佐藤が立て続けにシュートを放ったが、ことごとく跳ね返された。

38分にもDF二瓶の右クロスを受けた佐藤が正面右寄りから強烈なシュートを放ったが、これもGK穂積の正面へ。結局、ヴォルティスは風下で1-0とリードはしたものの、追加点を奪えないまま、前半を終えた。

後半はいきなり開始46秒、宇部はFW原田のパスにFW平川が裏へ抜け出してGK星野と一対一になり、右からシュートを決めて1-1の同点に追いついた。ヴォルティスも2分、MF児玉のパスを受けた後藤がドリブルで攻め込み、左からクロスを送ると、ファーサイドでフリーの佐藤が合わせたが、クロスバーの上へ。

宇部はさらに8分、MF河村のスルーパスに平川が右寄りへ抜け出し、右からシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。河村は他にも何度かいいパスを出して存在感を見せていた。ヴォルティスはその後も守備陣がバタバタするシーンが目立ったが、何とか2点目は阻止した。

ヴォルティスは13分、右CKのこぼれ球を拾って右クロスを入れ、これにDF野口が頭で合わせたが、GK穂積の正面を突いた。同じく13分に野口が正面から放ったシュートもクロスバーの上へ。宇部は17分、よく守っていたGK穂積が13分のプレーで負傷したため、北村に交代した。

宇部ゴール前での攻防

そして19分、児玉のマイナスのパスを宇部の平川がカットし、ドリブルから右クロスを送ると、正面で原田が合わせたが、これはGK星野がファインセーブで防いだ。宇部にとってはこれが勝ち越しの最大のチャンスだった。

ヴォルティスは20分、児玉に代えて徳島商業高出身のルーキー・日浦を左SHに入れた。すると22分、日浦が左サイドで粘ってクロスを入れ、こぼれ球を正面右寄りからMF佐藤?が叩き込んで勝ち越しに成功した。

3点目を決めた高田(左)と2点目を演出した日浦(右)

その後もヴォルティスが押し気味に試合を進め、36分には後藤のパスを受けた高田が正面からシュートを決めて3-1と突き放した。39分には日浦の左クロスに正面でMF筒井が頭で合わせたが、クロスバーを越えた。結局、そのまま試合終了。ヴォルティスが3-1で勝利を収めた。

ファイナルスコア

チームとしての連係はまだまだで、決して内容を伴った勝利とは言えないが、開幕はまだ1ヶ月以上先なので焦る必要はないだろう。新戦力も加わった新生ヴォルティス・2ndを東監督がどんなチームに仕上げてくるか、期待したい。

なお、Aコートの第二試合、カマタマーレ讃岐対三洋電機洲本は2-2(前半0-0)の同点で90分を戦い終え、PK合戦に突入。最初の4人がきっちり決めた讃岐に対し、洲本は2人目が失敗、そして5人目がGK堀之内に止められ、讃岐が4-3で勝利を収めた。讃岐は元ヴォルティス・2ndのMF宮内が先制ゴールをアシストしたほか、FW佐藤、元ヴォルティスのFW岡本秀雄も出場し、勝利に貢献したようだ。

PK合戦の行方を見守る両チーム 洲本の5人目を止めた讃岐GK堀之内

◎西日本社会人サッカー大会 2010年2月19日12時キックオフ
 (大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場Aコート)

レノファ山口FC  4(1−2)2  新日鐵大分
(中国リーグ)    (3−0)   (九州リーグ)

得点:山=福原(32分、88分)、伊藤(48分)、石原(72分)
   大=清武(32分、33分)
警告:山=田中(10分)
   大=清武(53分)

(レノファ山口FC)
GK 澤野1
DF 吉次5
   伊藤2
   田中30
MF 兒玉29
   戸高17(→87分、佐久間19)
   中村18
   安田9
   鈴木28
FW 福原7
   三浦27(→65分、石原22)

(新日鐵大分)
GK 田中26
DF 今泉11
   首藤4
   古園純14
   徳永28
MF 武原38(→82分、二宮5)
   安藤21
   三原37(→84分、安東25)
   後藤8(→68分、古園康18)
FW 三重野10(→68分、西村15)
   清武35

◎西日本社会人サッカー大会 2010年2月19日14時キックオフ
 (大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場Bコート)

FC宇部ヤーマン  1(0−1)3  徳島ヴォルティス・セカンド
(中国リーグ)    (1−2)   (四国リーグ)

得点:宇=平川(45分)
   徳=後藤(27分)、佐藤(67分)、高田(81分)

(FC宇部ヤーマン)
GK 穂積19(→62分、北村20)
DF 西村7
   光永2
   谷3
   宮崎22
MF 上野25
   河村29
   河本8
   吉村21
FW 平畝30(→24分、原田11)
   平川13

(徳島ヴォルティス・セカンド)
GK 星野21
DF 二瓶3
   立田2
   志水20
   野口5
MF 佐藤14
   筒井16
   須貝28
   児玉15(→65分、日浦25)
FW 後藤19
   高田17


posted by ナカヲ at 17:11| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2010-1/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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