2010年05月20日

アローズの運営会社が破産

先週の14日、bjリーグの高松ファイブアローズの運営会社「スポーツプロジェクト高松」は、高松地方裁判所に破産手続開始の申立てを行った。また同日付で事業を停止し、選手や従業員ら15人との契約を解除した。
高松ファイブアローズ運営会社 破産手続開始の申立てに関して
bjリーグ高松の運営会社破産/選手契約解除

高松ファイブアローズは穴吹工務店(昨年11月に会社更生法の適用を申請して事実上倒産し、現在は経営再建中)をメインスポンサーとして2006-2007シーズンからbjリーグに参戦し、1年目には準優勝も果たした。しかし穴吹工務店が昨シーズン限りで支援を打ち切ったために経営状態が急激に悪化、個人スポンサーを募るなどして何とか今シーズンを乗り切ったが、来シーズン以降の運営継続の見通しが立たず、破産してしまった。

bjリーグ所属チームの破産はもちろん初めてで、他の競技も含めた四国のプロスポーツチームの破産もこれが初めて。bjリーグとしては、四国唯一のチームということもあって新たな受け皿を見つけて存続させたい意向で、高松市内の複数の企業がスポンサードに前向きな姿勢を示しているとの報道もあり、チーム存続の可能性もありそうだが、まだどうなるか分からない。
支援企業、複数名乗り/bj高松破産問題

プロスポーツクラブは、一つのスポンサー企業に依存しすぎると、その企業の経営が傾いた時に大きな影響を受ける。極端な場合、今回のように運営会社が倒産したり、あるいはチームが消滅することも十分にありうる(複雑な事情が絡んだ結果とはいえ、横浜フリューゲルスや大阪近鉄バファローズは「合併」という名のもとに消滅した)。

一方で、穴吹工務店という大口スポンサーが存在しなければ、(少なくとも現在までに)高松にプロバスケットボールチームが誕生することはなかったはずで、高松でのバスケットボール人気は今ほど盛り上がっていなかっただろうし、プロスポーツを観戦するという文化も今ほど根付かなかっただろう(今でもまだまだ根付いてはいないが)。そう考えると大口スポンサー主導でのプロスポーツ立ち上げを一概に否定することもできない。

なかなか難しい問題だが、(もし存続できるなら)高松ファイブアローズの新たな運営会社はもちろんのこと、他のプロスポーツクラブの運営会社も、今回の出来事を他山の石として、より魅力的なコンテンツをより安定した基盤のもとで提供できるように努力を重ねてほしい。

大口依存、改善できず/bjリーグ高松破産
支えた地元落胆、困惑/bjリーグ高松破産
bj高松・元選手らがバスケ教室を自主開催


posted by ナカヲ at 23:41| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | Basketball | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ヴォルティスも大きく依存してるのは大塚製やk(ry
他人事ではないですねぇ。。。
Posted by K.Nakamura at 2010年05月21日 20:33
>K.Nakamuraさん
そうですよね。大塚FCがあったからこそ今があるのも事実ですし、
大塚製薬のスポンサードがあってこそ今のメンバーで戦えているのも事実。
でもずっとそれに甘えていては・・・ということです。
Posted by ナカヲ at 2010年05月22日 00:06
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