2010年08月01日

今年二度目のサポカン開催

今日は午後3時から鳴門・大塚スポーツパークアミノバリューホールで徳島ヴォルティスのサポーターズカンファレンスが行われるので、全国社会人サッカー選手権大会四国予選の観戦は第一試合で切り上げ、徳島市球技場から鳴門へ向かった。

移動の途中、時間が余っていたので徳島市民吉野川運動広場へ立ち寄り、現在開催中の吉野川フェスティバルの会場で昼食を摂ることにした。

並んでいる屋台の中には今日の試合会場で販売される「徳島バーガー」もあったが、別の屋台で昨年のサポカンでも話題に上っていた「徳島丼」を見つけたので、初めて食べてみた。保健所の許可の問題か、生卵が載っていなかったのは残念だったが、なかなか美味しいのでスタジアムで販売できればアウェイサポーターにも喜ばれると思う。

これが徳島丼

サポーターズカンファレンスは今シーズン2回目、通算では10回目の開催。会場となる視聴覚室の入口横で受付が行われており、資料として今日のスケジュールが書かれたA4の紙を渡された。右側には意見を記入する欄があり、終了後に提出できるようになっている。

サポーターズカンファレンス資料

今回は開始時刻の15時の時点で50名ほどが着席していた。事前申し込み42名のうち37名が開始時点で着席しており、その他に当日申し込みの参加者が14名ほどいたようだ。サポートスタッフの集合時刻が15時30分、横断幕の先行搬入も15時30分〜16時ということで、時間が重なるために参加を断念した人も多かったのではないかと思う。

また、今回は15時スタート、16時終了予定となっており、1時間しか意見を交換する時間がなかった。実際には当初の予定を延長して16時17分頃まで行われたが、その時間にはもうポカリスエットスタジアムでは会員の先行入場が始まっていたはずで、慌ただしいことこの上なかった。来シーズン以降は時間設定について再考をお願いしたい。

さて、前回は初めてシアター形式が採用されたが、今回は再び机をロの字の形に並べて、一番奥のスクリーンの前に新田代表取締役社長と中田強化育成部長兼テクニカルアドバイザーが座った。司会は再び伊藤営業推進部長が務め、開会後は冨本取締役が会場入口の受付を担当していたようだ。クラブスタッフは以上の4名のみ。ホームゲームの運営と重なったため、徳島県開催のサポカンとしては過去最少の人数となった(アウェイの平塚で開催された時はもっと少なかった)。

開始を待つ新田社長と中田部長

そして、取材は徳島新聞社の木村記者のみ。初期の頃はTV局のカメラクルーも来ていたように思うが、参加者も減ってすっかり注目度の低い集会になってしまった。

まずは新田社長が挨拶し、現状を報告した。

新田「こんにちは。いつもいろいろな形でご支援いただき、ありがとうございます。ちょうど36試合の半分が終わり、今日から残りの18試合というタイミングで、皆さんともう一度こういった形でざっくばらんに意見を交換し、皆が一つになって残りのシーズンを戦っていければと考えている。シーズン前のカンファレンスは向かい合う形に席を作り、こちらからシーズンに向けてどういう準備をしているか、どういう状況になっているかを説明することが大きな趣旨だった。今日は、昨年(の夏)もこういう形で開催したが、クラブと皆さんが一体となってざっくばらんに意見を交換し、一つになってシーズンを乗り切っていきたいという思いを込めて(机の配置を)円の形にしている。ぜひ有意義な会にできればと思うのでよろしくお願いします。今日は非常に暑い日になり、私も午前中に軽い熱中症になって今も何となく体調が悪いような感じだが、ポカリスエットプレゼンツなので熱中症にならないようにやっていきたいと思う。よろしくお願いします。」
「まず私の方から全体の現状について説明し、強化に関しては中田の方から説明をする。(以後はパワーポイントの資料をスクリーンに映しながら説明。)いつもご覧いただいていると思うが、我々のミッションは『徳島を活性化していく』。とくにサッカーを通じて活性化していくことが使命である。これをいかに果たしていくかというところで努力していきたいと考えている。」
「シーズン初めにもご覧いただいたが、毎年9月にJリーグのクラブは経営状況を開示している。2008年の数字を見ると、今シーズンJ2に降格してきた千葉、柏、大分、昨年4位の甲府の経営規模はこのくらい(千葉は35億6,400万円、柏は29億9,700万円、大分は21億8,400万円、甲府は12億6,300万円)。一番左にある鹿島はJリーグ3連覇で今年も現在首位だが(売上高は41億8,000万円)、Jリーグのクラブが今、こういう規模で経営されている中で、徳島はまだこういった規模(売上高6億3,800万円)である。ただ、だからと言って(J1は)届かないところ(と考えるの)ではなく、一緒に努力をして少しでもそこへ近づけていきたいという思いでやっている。」
「クラブの基本的な考え方として、いろいろな外部環境やクラブの内部的な要因の強みを生かして、とにかく今はチームを強化してクラブのブランド力を上げていきたいと(考えており)、少し背伸びもしながらチーム強化に注力している。逆に言えばそれ以外にもやるべきことはあるが、チームの強化というところに今は焦点を絞りながらやっている。」
「今シーズンは片手(5位)以内の順位に入りたい、途中のどこかの時点では3位にいたい、というチーム目標を掲げた。ファンクラブ会員は法人500口、個人5,000名、のべ来場者数は10万人、昨年は26試合で10万人を超えたが、今年は18試合で10万人を確保できるように頑張っていきたいということで目標を立てた。順位は今、暫定(昨日の他クラブの試合が終わった時点)で9位、前節終了時点で7位になっている。勝ち点27、8勝3分7敗、得点25、失点26、得失点差-1ということで、目標とした5位のラインには勝ち点3足りない状況で折り返した。対戦相手別の勝敗をホームとアウェイに分けて(順位表に書き込んで)みると、前半戦は上位陣とアウェイで対戦することが多く、そこで勝ち点をなかなか取れなかったのと、ホームで下位に対して取りこぼしが若干あったのが、順位がもう少し伸びなかった原因である。昨年の徳島の1試合当たりの勝ち点、得点、失点と比べると、勝ち点が1.41から1.50へ、得点が1.31から1.39へと伸びているが、失点が1.02から1.44へと若干増えている。今年は攻撃的なチームを志向しているので、そういったバランスの問題もあってこういう現状になっている。」
「過去3年のJ2上位3チームの成績を見ると、1試合当たり勝ち点1.8が昇格ラインと考えられる。実際、今年の状況でも3位の千葉で1.78であり、そう考えると最終的には勝ち点65〜66が一つの目安になる。これにいかに近づけられるか、クラブとしてもチームとしても努力をしている。」
「今シーズンの平均入場者数は5,164名。ただし、招待で大勢お越しいただいたダービーを除くと4,420名。これがある意味、今シーズンの力。ただ、昨年は4,073名だったが、平日のナイトゲームがたくさんあったので、そういった部分も踏まえると入場者数に関してはまだまだ微増といったところ。J2平均の6,749名に近づけるため、少しでも多くのお客様にご来場いただけるように努力していきたいと考えている。ただ、決して悪い状況ではなく、上昇基調にあるのでこれを継続していきたい。」
「ファンクラブ会員は今年、仕組みを変えた。昨年まではいつでも入場できるチケットが10枚ついてくる一般会員という会員種別があり、これが2,180名いた。全部で4,126名の会員の半数以上が一般会員だった。クラブが発展していく中で、安全なスタジアム運営のためにも、いつでも入場できるチケットがたくさん流通している状態は問題であることから、皆さんに説明させていただき、今シーズンは一人につき一つの席という考え方を中心としたファンクラブ会員の仕組みに変えた。現状、ファンクラブ会員は3,583名となっている。昨年比でマイナス543名。今はハーフシーズンの会員を販売しているが、これを一人でも多くの方に推奨していただき、その数を増やしていければと考えている。昨年と比べて実数では543のマイナスだが、シーズンシートという位置づけになる昨年のゴールド会員以上の方、今年で言えばブルー会員、ゴールド会員、プラチナ会員、ジュニア会員の数を見ると、昨年は約1,900だったのが、今年は+1,175と大きく伸び、3,000名を超えるお客様がシーズンシートになっている。これはクラブにとって非常にいい傾向であると考えている。シーズンシートが多いクラブほど安定した入場者数を確保できるので、この数をとにかく増やすことが大事。J2の他のクラブを見ても、岡山など入場者数の多いクラブはあるが、実はシーズンシートを買っている客は岡山でも1,000名を超えておらず、チケットを買う客が多いという構造になっている。これは天候や対戦カードなどの状況によって(入場者数が)上下する可能性が大きい。徳島はコアなお客様に支えていただいており、ありがたいと考えている。今後も少しでも多く増やしていけるようにと考えている。ファンクラブ会員の数は初年度の5,300からずっと減少していたが、昨年、4,000台に回復し、今年は3,583名。年間シートの人数も、初年度の2,204から1,800、1,600、1,500と下がってきたが、昨年が1,900、今年は3,121と増えている。目標の5,000名にはまだまだ足りていないが、決して悪い状況ではないと考えており、これをもう少し頑張ってやっていきたいと思っている。法人会員に関しては昨年が426口、今年が414口で、ほぼ昨年並みの数字になっているが、徳島県の経済情勢は決して良くはなく、非常に厳しい状況にある。したがって、やはり一人でも多くのお客様に来ていただくのが一番重要なことではないかと考えている。」
「現状、順位は7位、ファンクラブ会員は法人が414口、個人が3,583名、平均入場者が5,464名となっている。目標には到達していないが、目標をしっかり見据えて、その(目標と現状の)差をいかに認識しながら詰めていけるかが大事と思っているし、高い目標を立てることがクラブの発展につながると私自身は考えているので、昨年よりも今年、今年よりも来年、昨日よりも今日、今日よりも明日という形で、ステップアップしていきたいと思っている。」
「一度、4月の段階でホームページを通して『安全で快適なスタジアム』という(リリースを)出した。ヴォルティスとしては、Jリーグで一番安全で快適なスタジアムを目指していきたいと考えている。ハード面はなかなか改善できないと思うが、ソフトに関しては我々スタッフの努力でいくらでも改善していけると思うので、まずはソフト面で快適な環境を皆様に提供できるようにしていきたい。『いつでも』『誰でも』『みんなで』『楽しい』というのが我々の考えるスタジアムの理想であり、ごくありふれたことだが、『だれもが気軽に行ける、にぎやかで楽しい、ファン・サポーター・県民の皆さんが集うスタジアム』『仲間づくりができるスタジアム』『レフリー、選手、全てファンとサポーターがお互いに敬意を払い、表現できるスタジアム』『徳島への愛着を感じることのできるスタジアム』『危険な行為・暴力行為のないスタジアム』といったように、誰が来ても楽しめる環境づくりをしていくことがクラブの発展に絶対につながっていくと考えている。実際、私もアウェイゲームに帯同しているし、J1のクラブの試合も何度か実際にスタジアムで見ているが、やはりクラブの成績というのは集客を左右する大きな要因ではある。ただ、決してそれだけではない。現に今日対戦する柏レイソルはここまで18戦負けなし、ホーム負けなしで来ているが、集客に関しては関東の千葉県の柏のエリアでもまだ大変苦戦している。一方、ヴァンフォーレ甲府は、山梨県民が85万人しかおらず、非常にアクセスも悪い中で、12,000人を超える客が来場している。ということで、スタジアムの環境づくりには当然、クラブとして努力していく。本当に皆さんと一緒に(スタジアムの環境を)作っていき、初めて来場したお客様に楽しかったなと思ってもらえるようなものにしていくことがクラブにとっては大事であり、それが強いては強化につながっていくことになるので、ぜひ今後ともご支援のほどよろしくお願いします。ありがとうございました。」(場内拍手)

続いて、中田強化部長がチームの現状報告等を行った。

中田「こんにちは。何か聞きたいことはありますか? いつも私ばかりしゃべって、それで終わってしまうので、できれば皆さんからも・・・逆に聞きたいことがあればそれに答えてもいいと思うので、どうぞ。」

A「ファン感謝祭の時に監督が『現状には満足していない』と言っていたが、当然、中田部長も同じ気持ちだと思う。今のヴォルティスは何が良くて何が悪いのか、部長はどう捉えているか?」

中田「最初にチームとして攻撃的にやろうということを掲げ、実際に得点は多く入っているが、その分リスクを負っているので守備面で穴が開いてしまっている。それは分かっていること。失点というのは本来は少なくしなければいけないが、その分(=攻撃的に行って失点が増えている分)もっと点を取りたいというサッカーを目指した。内容的には両サイドバックをどんどん上げて攻撃的に行こうとしたが、その両サイドバックが上がったところを逆に突かれ、とくに前回の柏レイソルとの対戦ではそこを思い切り狙われて、6点も取られて、私としてはどうしていいのかというくらい、笑って(しまうくらいやられて)終わってしまった。今日は逆に6点とりたいなと思う。そういうリスクを背負ってでも攻撃的にやりたいということ。監督としてもその部分は(貫き)通している。クラブとしてもそれはやってくださいと(言っている)。ただ、失点をどう減らそうかということで、中断期間を使いながら(改善を試みて)、今日の試合にも臨むと思う。その辺の(現状で)やれているところ、満足できるところは続けていく一方で、失点は少なくしたい。その点で監督も満足はしていないし、我々もそれだけ失点が多いということで、得失点差がマイナスになっているのは、順位を上げていく上で一番良くないと思っている。得失点差は必ずプラスになっていないと、目標の5位以内、あるいは3位に入るのは相当厳しい状況になる。」

B「ドゥグラス選手の調子について(聞きたい)。また、ヴォルティスユースに5〜6年後に強くなってほしいという思いがある。ヴォルティスユースに県民性を変えてほしい。ガンバの遠藤選手のように(筆者注:遠藤保仁選手はガンバユースではなく鹿児島実業高出身)、ユース出身のスターを長い目で見て発掘してほしいと思っている。」

中田「育成には私もかかわっているが、一番の問題は交通アクセス。才能のある子どもがたくさんいたとしても、今は川内町の大塚製薬の工場(のグラウンド)を借りて練習しているが、そこへ通ってくることができない。他県から来てやりたいという選手もいるが、なかなか難しい。本来なら寮があれば、他県や県内でも遠方から来る選手を寮に入れて学校に通わせて練習に参加させることができるが、それなりのお金がかかる。一番最初に見ていただいたグラフの高さが物語っているように(まだそこまでの経営規模のクラブではないので)まだそこまで育成のところにパワーが注がれていない。現状でも、そこでプロを目指して頑張りたいという子どもなら少々遠くても通ってくるとは思う。できればそういう子どもたちが徳島ヴォルティスのアカデミーの中で、ジュニアユースなりユースなりの魅力を(感じるようにしていくべき)。強いだけが魅力かというとそれは疑問。育成部門は、将来的にプロの選手として十分に通用するように育成しなければならない。先ほどガンバという名前も出たが、ガンバ大阪はプロの世界で(通用する選手を)どうやったら育成できるかを明確に考えている。だから実際にジュニアユースやユースは勝敗に関してそれほど目の色を変えて戦ってはいない。ただ、あそこはいつも夏を過ぎた秋の大会には必ずいい成績を上げる。実際に夏にJヴィレッジで行われるクラブユース選手権では、本大会には出場するが、予選リーグで負けたりもする。ただし秋に行われるJユースカップでは必ず上位に入ってくる。大会(の準決勝や決勝)は大阪の長居スタジアムで行われるので、地元という有利さもあるが、やはり秋口にかけてしっかりとした(チームを作り)、子どもたちも伸びてくる。広島も吉田町に寮を建てて、全員が吉田高校へ通っている。選手全員が同じ寮で生活し、同じ高校へ行き、同じ練習場で練習して、帰ってきたら全員が同じ宿舎で食事するのだから強くはなる。ジュビロもそう。そういったハード面、環境面について、我々も整備できていけばもう少しそういう部分もできるようになると思っている。」
「次にドゥグラスについて。この中断期(明け)で、7月19日から8月13日の約1ヶ月間しか選手の出入りができない。それが今回新しくルールが変わったところ。(他にも)移籍金撤廃などいろいろな問題があるが、これはFIFAのルールに則ったもの。当初、我々としてはメンバー34人で行くという狙いだった。昨年は背番号が抜けていて途中からの移籍(加入)もあったが、今回は背番号が全部埋まっており、基本的にはこのメンバーでやろうと思っていた。ただ、無得点の試合が結構多く、得点が奪えずに引き分けたり、負けたりした。今いるFWで何とか頑張ろうと思っていたが、なかなか点が取れない。攻撃的にやろうとしているのにもかかわらず、点が取れない原因は何か、という分析も我々はしていた。実際には中断期のあたりに日本人の補強をしようかと監督ともいつも話をしていた。ただ、日本人となると本当に点が取れる選手はなかなかおらず、数名ほどリストアップしたものの補強を断念した。今いる選手をもっとレベルアップさせ、チーム一体となってやろうという考えだったが、どうしても私の目にも少しマンネリ化が感じられた。センターフォワードの選手に関しても攻撃陣の選手に関しても部分的に少しマンネリ化があり、(試合に)出るグループと出ないグループというのが少しずつ分かれていって、そこで何かインパクトがないかと(考えた)。当初、なぜ外国人ではダメ(と考えた)かと言えば、外国人を獲得するのはリスクを背負うことになる。昨年、一昨年は日本に慣れている選手ということでファビオ選手を連れてきたが、なかなかそこの(=期待した)レベルに達していなかった。ということで、このドゥグラス選手に関しては、監督の方はこのまま(補強なし)で行くというニュアンスだったが、クラブとしてインパクトが欲しいということで、リスクを背負うかもしれないが外国人選手を獲得することにした。リスト(アップ)に関しては監督の方もクラブに任せるという感じだったので、私がビデオ(DVD)を見て実際にブラジルへ行って、あとは人間性だけを見て勝負しましょうということでドゥグラス選手を選んだ。クラブ主導で選んで、来てもらった。実際にプレースタイルは、背が高くてヘディングもできる、美濃部監督が狙いとする動ける選手で、守備もしっかりする。だいたい外国人選手というのは守備をせず、点を取ればいいという仕事をするが、やはり日本のサッカーの中では組織の一人としてやってもらわないといけないので、守備もできる選手(を選んだ)。なおかつポストプレーができ、ドリブル突破ができ、シュートがうまい選手、と欲を言っていたらそれに当てはまる選手が今回来ているドゥグラス選手。すごいですよ。ということで獲得した。実際、たぶん練習を見に来ている方もいると思うが、(ドゥグラスの加入で)今度は相乗効果を狙う。いきなり外国人選手を連れてきたので、実際に羽地、キムドンソプ、佐藤、津田、平繁、柿谷、徳重といった今いるFW陣は目の色が変わる。サブのメンバーとして連れてきたわけではなく、出てもらうために連れてきたのだから、ポジションが一つなくなるわけで、練習から勝負がかかる。だから昨日の練習を見ても羽地選手がうまくなった。同じ左利きで、同じようなタイプで、違いは年齢だけ。羽地は31歳、ドゥグラスは22歳。年齢は(選手起用に)関係ないので、暑いなどと言っている場合ではない。羽地がうまくなったが、でもなぜ最初からうまくならないのか。その辺は羽地にも反省してほしいし、佐藤にも反省してほしい。というわけで、ドゥグラスが来てくれたが、すぐの試合は登録上の問題で出られず、佐藤が頑張って点を入れた。いいじゃないですか。そして、この前の東京ヴェルディ戦はドゥグラス選手が出たが、戦っている内容はずば抜けていた。今日もどれだけやれるかは、この後、(自身の)目で確かめてほしい。ボールを止める技術、意外性があるドリブル突破、左足でシュートを打つ、パワーがある。すごいやつでなければ連れてこない。今日、(初めてドゥグラスが)ホームで戦うのを私も楽しみにしている。ただ、最初から言っておくが、点が取れない可能性も高い。なぜかと言えばヴェルディのDFは土屋などJ1レベルの選手。今日の対戦相手の柏は去年までJ1で戦っていたメンバーがそのまま残っている。柏は先ほどの(経営規模の)グラフにあった通り、ヴォルティスよりはるかに高いところにいながら、フランサを放出してまたすごい選手を1億円以上かけて連れてきた。フランサ一人(の給料)でこちらはどれだけの人数を雇えるかと思ってしまう。そんな相手に今日は戦いを挑むので、そのドゥグラス選手があのDFにどれだけ挑めるかというのが指標になると思う。そして次の相手は甲府。J1を実際に狙おうというチームであり、ここでドゥグラス選手が点を取ったらそれはもう・・・。そうなるとその次の北九州戦では何点取るか分からない。そう聞くとワクワクしませんか? まだ結果も出ていないのに(笑) そのくらいの期待を持って私自身も連れてきたと思っている。そしてチームにとても融合している。非常にまじめで、日本に来た時に徳島のことはインターネットですべて調べていた。本人も非常に意欲的で、新聞記事やインタビューにも出ていると思うが、『自分はここに点を取るために来ている』と言っている。部屋でも読書をするらしい。ちょっとまじめすぎるのではないかと思って、通訳の人にも少し遊ばせろと言っている。板野町の(練習場の)下のところにはあまり遊ぶところはないが(笑) 近くに住んでいる人には申し訳ない(笑) ここの環境はちょうどいい。ということで、ドゥグラス選手は期待できるので、今日はそういう目で見てほしい。いい活躍をするのではないか。」

本来は強化についての質疑の時間だったが、ここで強化以外のことで新田社長に質問したいという発言があったたため、いきなりここからは強化以外についても意見を受け付けることに変更された。

C「質問しづらいが気になっていることがある。ここに集まっている人はヴォルティスの情報をアンテナを張ってよく調べていると思うので、もしかしたら私が知らないだけかもしれないが、愛媛FCとの対戦の後に起きた事件のことについてうかがいたい。サポーターとチーム関係者で何か問題があったということで、それについて詳しく教えてほしい。一般のファンなのでマスコミで流れていることしか知らなくて、実はいろいろ経緯があってあのような処分になったというようなことを教えてほしい。私が個人的に思ったことのひとつは、あのサポーターの態度もよくないと思うが、それに対するチームの対応にも何か味気なさを感じた。先ほど社長が冒頭で話をされたように、チームはコアなサポーターに支えられていて、安全で快適なスタジアムを目指している。後者については分かるが、コアなサポーターに支えられているという点から言うと、事件の後に残念ながらコアなサポーターが応援から撤退した。今、ゴール裏でそれを引き継いだ有志が一生懸命応援していると思うが、テレビで見たり、私がメインスタンドから見ていると、明らかにゴール裏(のサポーターエリア)が閑散とした状態になっている。それはテレビで見ても、スタジアムに行って見ても、非常にマイナス効果だと思う。それを顧みず、入場禁止という決定をしたのにはいったいどういう経緯があるのか、話せる範囲で構わないので教えてほしい。」

新田「基本的には、報道されていることが事実そのもの。どこまでを事件と言っているかにもよるが、基本的には(当該サポーターが)禁止行為をしたということ。処分に関しては、団体の代表に集まってもらって、実際にその状況についてお互いに話もしたうえで、納得してもらった。団体が解散したことについては、実際に直接話をしている中で、それ(事件や処分)があったから解散したわけではないということを代表者から聞いている。良くない行為については歯止めをどこかでかけていかないと、スタジアムの環境は良くならないし、クラブとしては選手を守らないといけないというのもある。ということで、拡声器の不正使用ということで処分をした。」

C「最後に、あの事件のあの結末が報道によって世に知られた時点で、一般のファンの受け止めるイメージとしては、単に不祥事を起こした観客をチームが処分したということで話が終わっている。今、社長からそういう話を聞いて、とりあえずサポーターとチームの間に大きな溝はできていないというのは理解できた。難しいかもしれないが、できればマスコミ等を通じて『このチームからサポーターは離れていない、一体である』というのを何らかの形でアピールすればもっと良かったのではないか?」

新田「一体化しているかどうかと言われたら、たぶんしていない部分もあると思う。サポーターの中でも、皆さんの間でも、いろいろな考えを持っている方がいて、その考えをいかにお互いに合わせていくかという作業を今、行っている。毎月1回程度のスパンで(団体の)代表に集まってもらってディスカッション等をさせてもらっている。ダービーの後でも、今後どうしていくべきか、どんなスタジアムを一緒に作っていくべきか、という話はしてきたが、やはり一人ひとりいろいろな思いもあり、すべてが一本化されているかと言われればまだまだそういう状況にはなっていないと思う。少なくとも、先ほど見ていただいたような『スタジアムの理想像』について、クラブとしてはこういう方向で行きたい。これは何も変わったことを言っているわけではない。Jリーグが目指すものの中で、クラブとしてそれを突き進めていきたいという考えである。(お互いの考えを)合わせていく作業を地道に続けていくしかないと思っている。クラブとしてはこの考えを押し付けるのではなくて、お互いの話し合いの中で方向性を定めていくということをやっていきたい。」

D「初めて参加するサポーターズカンファレンスなので聞きたいことがいろいろあり、2点ほど質問したい。先ほど話にあった『安全で快適なスタジアム』について新田社長に聞きたい。強引とは思うが、ルールを決めてほしいと思うことがある。窓から見える(スタジアムの外周上部に)フラッグの立っている金属のポールがあるが、確か去年の四国ダービーの時、そのポールとポールの間に見やすいように横断幕をくくりつけてあった。これは新田社長ではなくここにいる他のサポーターの皆さんに言わなくてはいけないのかもしれないが、『こういうふうにくくりつけていたら危ないのではないか?』とミーティングの時に言うと、サポーターからは『見やすくていいのでは?』という返事だった。足場も安全帯も何もない状態でポールにつかまり、足場の狭い壁に足をかけて、付け外ししていたが、こういう横断幕のくくりつけ方はあまりにも危な過ぎて、前から問題視していた。私は仕事の経験上、そういう仕事をしていたことがあるが、高いところへ登るときは足場を組み立てろ、安全帯をつけろ、ヘルメットをかぶってあごひもを締めろ、と安全に厳しい面がある。サポーターの人たちには安全に対する危機感があまりに薄すぎるのではないかという気がする。」

新田「貴重な意見をありがとうございました。今後そういう状況の時は、運営サイドでも話をして、安全にできないなら許可しないという形で対応するようにしたいと思う。」

D「横断幕を付けるのであれば、脚立でもいいので足場をきちんと組み立てる、組み立てないなら安全帯はきちんと用意しておく、それくらいのことはやれと、サポーターの人たちに言ってもらいたい。」

新田「分かった。ありがとうございました。」

D「先週、西が丘サッカー場へヴォルティスの試合を見に行った時、危なかったかどうかは覚えていないが、やはり横断幕を張ってあった。もちろん足場もなく、脚立もなかった。一度ミーティングで私が言ってあったが、皆が全く聞いていないような感じだったので、新田社長本人からルールをサポーターに課してもらえないかと思って、一度質問したかった。」

新田「どういう対応をすべきか検討させてほしい。設置するにしてもある程度の安全を確保したうえで、という形でやりたいと思う。」

D「もう1点、続けて質問してしまうようで申し訳ないが、チームの運営について聞きたいことがある。低迷していた2005年から現在に至るまでヴォルティスを応援してきているが、チームは大分強くなって見事と言いたい。これからもどんどん強くしていってほしいし、もちろんJ1にも上がってほしいと思う。もしかしたら低迷するということもあるかもしれないが、その時はもちろんテコ入れを図ってほしいし、補強もしてほしい。私はサッカーも見れば野球もよく見るが、阪神タイガーズは10年続けてBクラスだったり、ものすごく弱い時期があった。弱かったのにはきちんと理由があり、話すと長くなるが、経営者、ファン、チーム全体にも問題があった。ああいうふうには絶対にならないでほしい。仮に弱くなったとしてもきちんと強くするということを約束したうえで、今後も強くしていってほしい。とにかく強くして日本一のチームを目指してほしいと思う。」

E「2点聞きたい。まず中四国でサテライトリーグを行うという話が出てから、実際に(FIFAワールドカップに伴う)中断期間も動きがなかったが、どんな形であれ、まだやることになっているのか。もう1点は答えられる範囲で構わないが、今、レンタルで来てもらっている選手、そして同じレンタルでもこちらから外に出ている選手たちの今後の動向の予定について、決まっていないことも多々あるとは思うが、どうなるかは別にして、どういう方向性で考えているか、を教えてほしい。」

中田「(J)サテライトリーグがなくなってしまった。要は関西、関東のチームはサテライトリーグをしなくても(近くに)大学でも社会人でも強いチームがあり、同じJリーグのクラブもあるので、練習試合の相手はたくさんいる。逆にサテライトリーグはやめてしまえという感じだった。しかし地方(のクラブ)にとってはあのリーグは大きな意味合いがある。我々も一昨年、高本前社長が出張でいない間に私が無理やりサテライトリーグに登録した。我々も行く費用がかかるので、関西ならバスで行って帰って来られるということで当初は関西のチームに限定させてもらった。そうすることによって、ヴィッセル神戸、京都、セレッソ、ガンバが徳島に来てくれた。次の年は少しエリアを広げて名古屋グランパスも来てくれて、皆さんもJ1のチームを、サテライトのレベルとはいえ、間近で見られるという良さがあった。しかし主要部分(大都市圏のJクラブ)が面倒臭がって(なくなってしまった)。去年はJ2が51試合あったり、J1でもアジアチャンピオンズリーグに出ているチームは日程が過密すぎて、サテライトリーグなどやっている場合ではないという状況になったが、(サテライトリーグは)試合をこなさないといけないというルールになっていたので、逆に無理が生じて、もうやめてしまえということになった。我々にも強化担当者会議というものがあり、『(なくすのは)勘弁してほしい』と言ったが、押し切られた。今は九州は九州だけで(サテライトリーグを)行ったりしているので、では我々もやろうと考えた時に、愛媛までは3時間もかかる(など大変だが)、愛媛、広島、岡山とやろうということになった。ただ、先ほど言ったように日程をがっちり固めてしまうと自分たちの首を絞める場合があるので、中四国リーグという名前は設けるが、要は練習試合という感覚を持ち、(消化)できなかったらそれはできないでいいという(ルールで行うことにした)。サテライトリーグから全然レベルが下がって、練習試合より少しレベルが高いというような位置付けで、各クラブで話し合いをして(互いに)了承を受けて、岡山が主導権を握る形で行うことになった。実施する。(Jサテライトリーグがなくなったのは)残念なことだが、その分、我々も実際に明日、大阪へ行ってガンバと練習試合を組んでいる。それによって無理やり日程ではなく練習試合という感覚で行えるようになっている。実際には大阪の万博までは2時間以内で行けるが、四国といっても愛媛までは3時間かかる。高知大などにもグループに入ってもらって行う。」
「レンタルで徳島に来てもらっている選手は津田、平繁、柿谷、橋内の4名。そして今回のドゥグラス選手は半年契約のレンタルで、計5名。あと、キム・ドンソプ選手ですね、済みません。あんなに体が大きいの忘れてはいけない(笑) ドンソプ選手は清水エスパルスから借りているという形。正直にどんどん話していくと、今、ドンソプ選手はあまり出場していない。しかし、外国人選手というのは補強では絶対に出てもらわないと困るようなレベルであることは確か。となったら・・・という部分はある。出ないのならこちらもお金を払って借りるのは・・・と。普通にざっくばらんに考えるとそうなる。ただ、彼が今、韓国(年代別)代表にいろいろ選ばれているというのも知っているし、早く(チームに)馴染んでもらえたら、という思いはあるが、ちょっと話せない問題もたくさんある。なぜ韓国人なのにパワーが出ないのか、あんなにキムチを食べているのに、と思うが(笑) 実際、私も(ヴォルティスジュニアユースの)U-13が韓国遠征をしたのでそれに帯同しながら、ドンソプ選手も(同時期に韓国の年代別代表に)選ばれたので、ソウルの方まで行って彼の練習や試合も見てきた。去年のエジプトでのFIFA U-20ワールドカップの時よりメンタルが縮こまっているように感じる。実際にU-21の洪明甫監督に直接聞いたら、洪明甫はベルマーレにいたので日本語が流ちょうで普通に話ができたが、『あいつは韓国人のくせして韓国人のハートじゃないんだよね』と言われた(笑) 私も『そうですか』としか返せなかった。よく高校時代に気の弱い選手が監督に殴られて試合に出ると目が覚めてピリッとしているが、Jリーガーにもなって殴るわけにいかない。言葉では『Fighting! fighting!』と言っているが。体力測定したら一番で、能力はすごいので、奮起してくれればと思う。」
「他のレンタルで来ている選手に関しては、基本はレンタルなので戻るということにはなる。あとは、残ってもらうか残ってもらわないかは、こちらから再度交渉することになる。実際、今日は8月1日だが、(移籍の)ルールが変わった。たとえ話だが、鹿島アントラーズから私のところに『阿部選手に来シーズンの契約をオファーしたい』と文書が届くとする。その時点で我々はもう何もすることができない。文書が届いたら我々は確認するだけで、アントラーズは阿部選手にオファーをかけて交渉できる。『阿部選手に年俸1億円』と言われたら、絶対行きますよね(笑) 阿部選手がサインして判子を押せば、来年2月1日付の契約がそこで成立する。これが今、海外でよくあるパターンで、この半年はルール上、阿部選手は徳島ヴォルティスでプレーするが、でも来年いない選手をどうして(出場させるのか)ということにもなり、海外では試合に出さないケースもある。それがベッカム(のケース)だった。ベッカムが勝手に(他のクラブと)契約してしまったので監督は使わないと(いう判断をした)。あとは違約金を取って前貸し、そういうルールになってしまった。例えば阿部選手に(文書が)届いた瞬間に、我々が『来年も残ってほしい』と先に阿部選手と交渉することはできる。(来年)1月31日までで契約終了の選手に限り、その交渉が今日からできるようになる。あとは獲得したければ違約金を払うことになる。いわゆる移籍金のこと。それが今日なので、誰か(にオファーが)来るのかと思いながら、ちょっと私もドキドキしている。」
「レンタルの選手に関しては、津田選手はグランパスと1月31日までの契約で、今、こちらに来てもらっているので、グランパスも再度津田選手にオファーをかけるか、徳島がかけるか、そして本人がどう選ぶか、という感じ。柿谷選手も1月31日までのセレッソとの契約なので、セレッソが柿谷選手と契約するか、徳島が再度(オファーをかけるか)。契約が切れるので今度はレンタルではなく完全移籍で(オファーをかけることになる)。ただし柿谷選手の場合はジュニア、ジュニアユース、ユースとセレッソにいたので、獲得するにはトレーニングコンペンセーション、つまりトレーニング費用がかかる。実際には6,000万円弱。それを支払って年俸を交渉して、ということになるので7,000万円くらいの金額はかかる。平繁選手に関しては来年も広島との契約が残っているので、基本的には(広島に)戻り、我々がまた同じように交渉して、またレンタルで借りる、という形になると思う。完全移籍になると、平繁選手もユースから(下の下部組織)全部絡んでいるので、移籍金がかかってくる。もう少し高くなるが、本田圭佑のように22億円にはならない。ドゥグラス選手は半年のレンタル。来年も彼と交渉する場合は違約金設定をきちんとしてあるので、その金額を・・・想像に任せる。今、こちらからレンタルで出ているのはなぜかと言えば、34人でスタートして、今でも紅白ゲームにもなかなか出られない選手がいる。そうなるとどんどんレベルが下がってしまう。たまたま菅原選手と大原選手に関してはグルージャ盛岡から『貸してください』という話があったので、本人にも話をして試合に出る(チャンスがあるということで、行かせることにした)。とにかく試合に出ていないとダメで、練習ばかりしていても全然うまくならない。もう一つは極論を言えばサテライトリーグのレベルで試合に出てもそれほどは上達しない。カテゴリを落としてでも公式戦に出た方がモチベーションも落ちない。今は地域リーグだが、2人にはそこで力をつけてもらいたい。私も一回見に行っているが、菅原選手はスター気取り(笑) サポーターからの人気もすごく、今、10点くらい取っている。そこのレベルで、来年、徳島ヴォルティスとして『戻って来なさい』という判定をするのかはこれから(決まってくる)。大原選手にしても、左SBで出ている。新しいポジションでやっているな、と感じている。ずっと試合に出ていて、結構アシストを決めている。我々として戻ってもらうか、戻ってもらわないか、というのはこれから決める。大西選手に関してはカマタマーレ讃岐の方から話があり、実際、カマタマーレには香川県出身の選手がいない。大西選手はもともとは徳島出身だが、香川西高出身なので、向こうも香川県民に対してアピールしたいということ。ただし、我々にはセカンドチームがあり、同じリーグなので、敵のところへ行くということになる。そこで一応、ルールとして『徳島のセカンドと対戦する時には大西選手は出さないでください』という契約をしている。だから実際、この前(の対戦で)出なかったのはそういうこと。実際に同じJ1ならJ1、J2ならJ2で(レンタルに)出るとき(にはそういうケースがある)。去年、レンタルで来てもらった柿谷選手がセレッソ大阪戦に出なかったのは、そういう契約だったから。大西選手も実際、うちにいるとなかなか出番がないので、やはり試合に出ていた方がいいということで、本人とも話をして(決めた)。あとは彼がどれだけ活躍するかを今後見て、来シーズンの構想の中に入るか入らないかはこれから(の活躍次第で判断する)というふうに考えている。」

A「ここに来ている皆さんは当然、サポーターということで、静かに見ている方、もしくは声を出して応援している方がいると思うが、私もメインスタンドで見ている。きつい言い方になるかもしれないが、相手のサポーターの方が声が大きいのではないかと感じることが多々ある。ただ、ここは鳴門なので、徳島のホームであると私は思う。徳島のホームなので、徳島の歓声の方が大きいというのが当たり前ではないかと思う。今日はサポーターの皆さんもいるので私がお願いしたいのは、もう少し皆が一体となって盛り上げられる、皆がもっと大きい声を出して盛り上げられるような応援をぜひ考えてほしい(ということ)。今もタオルを振ったりいろいろしているが、もっと皆が一体となれる、スタジアムが一体となって相手のサポーターに絶対負けないというような応援をぜひ考えてほしいと思う。」

新田「私に(対しての質問)でいいですか? 今、話してもらったように、サポーターの団体の皆さんといろいろ話をした中で、タオルをチャンスの時に回していこうといったようなことにトライをさせてもらっている。ただ、これは本当にサポーターの団体の方に任せることではなく、やはり皆さん一緒に(やっていくべきこと)。(今日のカンファレンスの座席配置で)円を組んだというのはそういう意味があって、皆が主体とならないと進まないことだと思う。メインスタンドにいても手拍子はできるし、声も出せるわけで、一人ひとりがそういう思いを持てば十分にホームの雰囲気は作れると思う。ぜひ皆さん個人個人がひとつ、何かを行動としてやってもらえたら本当にありがたいと思うし、それをクラブも吸い上げてもっともっと皆さんと一緒にシェアできることがあればやっていきたいと思っている。今はまずはタオルマフラーを回してチャンスの時は盛り上げていこうというところから始めているが、もっともっと声が出るようになればいいなと私も思っているし、そういう雰囲気が作れるように一緒にやっていきたい。」

伊藤「いつものことで申し訳ないが、定刻を10分ほど過ぎているので、あと一人から意見、要望をいただいて(閉会としたい)。言い足りなかった方が大半だと思うが、(その方には、最初に配布した)紙に思いのたけをたくさん書きこんでいただきたいと思う。」

F「6月のワールドカップは大いに盛り上がり、徳島でも何千人もがパブリックビューイングに集まった。その(集まった人々の)中にはヴォルティスを知っていてもあまり関心がないという人もいたように思う。そこで一つ提案だが、ヴォルティスのオフィシャルのアンテナショップのようなものを人が多いところに常設し、グッズの販売やヴォルティスの情報発信、サポーター同士の交流の場にすれば、先ほど言っていた年間の会員数も増えてくると思う。今はここのスタジアムに来るか、ホームページ(を見る)か、板野の(練習場へ)行かないと(ヴォルティスの情報に触れられないが)、これらは今、興味のある人が行っているわけで、まだ関心がない人を集めてくるために投資をして(アンテナショップを作り、サポーターの輪を)広げていくという展開もあっていいのではないかと思う。そういう経営などはしたことがないので分からないが、そういったことも有効なのではないか。」

新田「アンテナショップに関しては、正直、グッズの販売ということではあまり効果を期待できないと思う。他のクラブでも今は基本的にネット販売の比率が非常に高くなっており、実際にアンテナショップを閉めてネットに集中するという方向に動いてきている。ただ、交流の拠点という意味では、サポーターの皆さんが触れ合える場所ができればいいとは思うので、これはクラブ主導になるのか自発的になるのか、いろいろな意味があると思うが、いろいろ考えていければいいと思う。」

伊藤「最後に私の方から、お願いになるかもしれないが、私は立場的にファンクラブ会員の中身の企画に携わっており、今年は去年から大幅に変更して、例えば年間シートの座席を72席にしたり、S席を設けたりした。先ほど社長の方から報告があったように一定の結果は出ているのかと思いながらも、来年はどうするか、そろそろ考えなくてはいけない時期である。それ以外のことも含めて、いろいろな意見や要望をぜひ教えてほしい。(私は試合の時は)いつもそのあたりをうろうろしているので、捕まえて言ってもらってもいいし、メールをもらってもいいし、今日の(配布された)紙に走り書きをしておいてもらってもいい。昨年の一般会員をなぜなくしたのか、などの声はちらちらと聞こえてくる。今日はのべ7名の方からしか意見を聞けなかったので、そういった意見も合わせて(教えてほしい)。引き続き、皆さんの意見や要望で実施可能なことはやっていくし、できないことは(どうすればできるか)相談するし、どうしてもできないときはできないと言うので、よろしくお願いいたします。」

最後に新田社長が挨拶して締めくくった。

新田「本日は本当にありがとうございました。クラブとしてもまだ6年目ということで未熟なところが多々ある。先ほどの話の中にも強いクラブ(になってほしい)という声があったが、強いクラブを目指して(その結果)クラブがなくなってしまったら何もならないと私は思っている。大分がいい例であり、ヴェルディも同様。ヴェルディも非常に厳しい状況になっており、もともとは読売新聞、日本テレビがその費用のほとんどを負担していたが、それをもう支えきれなくなって今はJリーグが超法規的措置で持っている。やはりクラブというのはたえず発展していくため、100年先まで続いて行くために、今の時点で何をしなければいけないかという視点を持たなければいけないと思う。強くすること、勝利を皆さんに届けることは当然、大事なことであり、最大限の努力はする。ただ、それをあまりにも短期的に求めすぎてクラブがおかしくなってしまっては何もならない。そう言った意味で、地道にやれるところはやって、積み上げていきたいなと(思っている)。それを皆さんと一緒に背負っていければいいなと(思っている)。年月が経ってから『あの時あれがあったから今があるな』と言えるようなことを皆さんと一緒に作っていければいいなと思っている。残りのホームは9試合、アウェイを合わせれば18試合になる。長い目で見ればそういうふうにやっていきたいと思うが、今シーズンは最大限の努力をして目標に達することができるように皆さんと一緒に頑張っていきたいと思うので、ぜひよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。」(拍手)


posted by ナカヲ at 17:45| 徳島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2010-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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