2010年12月25日

加古川、劇的逆転で初優勝

今日は堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンターメインフィールドへKSL(関西サッカーリーグ)カップの3位決定戦と決勝戦を見に行った。曇り空から時折小雪がちらついたり、陽が射したりする天気で、風が強く、もの凄く寒い。

第一試合は3位決定戦のアイン食品対アミティエスポーツクラブ京都。アイン食品は今シーズンの関西リーグ1部で2位に入った強豪。対するアミティエは今シーズンからFC京都BAMB1993を受け継ぐ形でスタートし、関西リーグ2部で2位に入って、来シーズンからの1部昇格を決めた。1部の2位を相手にどこまで通用するか、いい腕試しの機会だ。

アミティエには元徳島ヴォルティス・セカンドのMF黒木誠司とGK桑水流拓也が在籍しており、この試合には黒木が左SHでフル出場、左足でのセットプレーも任されていた。

元ヴォルティス・2ndのアミティエMF黒木

アイン食品のスタメンは以下の通り。
GKは竹内。DFは右から尾崎、越智、岡本、町田。MFは右から梅村、楠本、吉居、山本。FWはトップ下に鈴木、ワントップに井上。

対するアミティエのスタメンは以下の通り。
GKは己浪。DFは右から木谷、與那嶺、中谷、北口。MFはボランチに塚原、二列目に右から高川、中藤、黒木。FWは竹村と西之宮のツートップ。

前半は立ち上がりこそアミティエが攻め込んだが、その後はアイン食品が優位に試合を進める。18分には正面でクリアボールを拾ったMF梅村がグラウンダーのシュートを放ったが、GK己浪の正面を突いた。22分にはDF町田が正面左寄りからミドルシュートを放ったが、ポストの右へ外れた。

右サイドから攻め込んだアイン食品MF梅村

アイン食品は35分にもFW井上のスルーパスに反応したFW鈴木が正面左寄りへ抜け出したが、GK己浪がタイミングの良い飛び出しでシュートを打たれる前にボールを押さえた。44分にも右クロスが正面の井上へ渡ったが、素早くDFとGK己浪が詰めてシュートを打たせない。結局、アイン食品が詰めを欠く形で、スコアレスのまま前半を折り返した。

攻守が光ったアミティエGK己浪

後半も立ち上がりはアミティエが攻め込み、立て続けにセットプレーのチャンスを得たが、ゴールは奪えない。逆にアイン食品は8分に正面でFKを得ると、鈴木のキックは壁に跳ね返されたが、こぼれ球を拾った鈴木が左から再びシュートを放つと、これがGK己浪とすれ違うようにゴール右隅を襲い、ファーサイドへ詰めていたMF山本が押し込んで先制した。

アイン食品はさらに13分、投入されたばかりのFW坂本が、GK竹内からのロングボールに反応して最終ラインの裏へ入り、ファーストタッチでGK己浪の頭上を越すシュートを決めて2点目。アミティエは1点目の失点で気落ちしたのか、集中を欠いてしまった。

その後はアミティエも反撃に転じ、16分にはMF中藤がドリブルで攻め込み、正面右寄りの裏へ抜け出したが、GK竹内にクリアされた。24分にはFW西之宮が左サイドからドリブルで攻め込み、角度のない位置からシュートを放ったが、これもGK竹内がゴールラインへクリア。

アミティエは32分にも西之宮が右から強烈なシュートを放ち、GK竹内がセーブしたこぼれ球がゴール方向へ転がっていったが、ゴールに入る前に竹内が押さえた。36分には右クロスにファーサイドでフリーの西之宮が合わせようとしたが、ミートできず。

38分には正面左寄りでフリーでパスを受けたMF高川が相手DFをかわしてシュートを放ったが、GK竹内がキャッチ。押し込まれていたアイン食品も38分、井上が正面から相手DFをかわしてグラウンダーのシュートを放ったが、GK己浪がよく押さえた。

アミティエは終了間際の44分、左クロスが逆サイドへ抜け、正面右寄りから中藤がミドルシュートを放ったが、GK竹内にキャッチされた。結局、2-0で試合終了。アイン食品が勝って3位を決めた。

サポーターに挨拶するアミティエの選手・関係者

第二試合はいよいよ決勝戦。対戦カードはディアブロッサ高田FC対バンディオンセ加古川だ。加古川は2年前のこの大会で準優勝しているが、優勝したことはなく、一方の高田は初の決勝進出。つまり、どちらが勝っても初優勝ということになる。

高田は今シーズンの関西リーグ2部であと一歩のところで3位に終わり、来シーズンの1部昇格を逃した。その悔しさをこの大会にぶつけ、ここまで勝ち上がってきた。

対する加古川は今シーズンの関西リーグ1部で6位。過去には4連覇して全国地域リーグ決勝大会の常連だったこともあるが、ここ2年は経営縮小の影響で中位に甘んじている。加古川には元ヴォルティスのMF小山拓土が在籍しており、この試合にはボランチとしてフル出場し、前半には左CKも何度か任されていた。

フル出場した元ヴォルティスのMF小山

高田のスタメンは以下の通り。
GKは谷口。DFは右から細川雄、藤野、中室、金田。MFはボランチに嶋田と藤尾。二列目に右から椿本、細川堅、岸本。FWは鬼岩のワントップ。

対する加古川のスタメンは以下の通り。
GKは松上。DFは右から森本、岩崎、池ノ谷、岩切。MFは右から寺本、小山、吉田、岩田。FWは西村と佐藤。

前半は加古川がボールを支配して敵陣へ攻め込むものの、時折、簡単にボールを失っては高田にカウンター攻撃を食らう。高田は4分、MF椿本が正面右寄りからドリブルで攻め上がり、シュートを放ったが、ポストの左へ外れた。6分にはDF金田が正面左寄りへ抜け出したが、シュートは相手DFにブロックされた。

加古川は11分、正面右寄りへ抜け出したFW佐藤がGKとの一対一からシュートを放ったが、GK谷口のセーブに阻まれた。さらに16分にはMF岩田が正面からシュートを放ったが、これもGK谷口の正面へ。

そして30分、高田はカウンターで攻め込むと、MF岸本の左クロスに正面でFW鬼岩が頭で合わせてゴール右隅へ先制点を決めた。さらに高田は32分にもMF嶋田が正面左寄りからミドルシュートを放ったが、これはポストの右へ外れた。その後は加古川が押し気味に試合を進めるが、高田の守備を崩せないまま0-1で前半を終えた。

後半の立ち上がりは高田がペースをつかみ、まずは3分、敵陣で相手のボールを奪うと、DF細川が正面からドリブルで攻め上がり、左寄りでパスを受けた鬼岩がシュートを決めて2-0とリードを広げた。その後も高田が敵陣へ攻め込み、3点目を狙う。

2得点を決めた高田FW鬼岩

対する加古川は9分、正面でこぼれ球を拾った佐藤がシュートを放ったが、GK谷口に弾かれ、さらに左ポストにも跳ね返された。しかしそこから加古川が反撃を開始し、21分には正面右寄りで得たFKをMF吉田が直接ゴールへ叩き込んで1点差に詰め寄る。

FKを直接叩き込んだ加古川MF吉田

これで勢いの出てきた加古川は26分、吉田が中央から送ったパスを左寄りで受けたDF岩切がミドルシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。27分には右寄りでフリーになった途中出場のFW渡邊がシュートを放ったが、GK谷口のセーブに阻まれた。

35分にはペナルティエリアの右でFKを得ると、これを吉田が直接狙ったが、壁に跳ね返され、さらに跳ね返りを拾ったDF森本が右からシュートを放ったが、ポストの右へ外れた。しかしついに39分、加古川は吉田の右CKからゴール前の競り合いの中でGKが弾いたボールをDF池ノ谷が押し込み、2-2の同点に追いついた。

高田も43分、正面左寄りからループ気味のミドルシュートを放つと、これがクロスバーのすぐ下を襲ったが、GK松上がかろうじて弾き出した。そしてロスタイム1分、加古川は右サイドから攻め込むと、最後は寺本のパスを正面でフリーで受けた渡邊が逆転のゴールを決めた。結局、これが決勝点となり、加古川が3-2の逆転勝ちで初優勝を飾った。

優勝を喜ぶ加古川の選手たち ファイナルスコア

後半の途中から高田の動きが落ちたとはいえ、土壇場での鮮やかな逆転勝ちだった。加古川はここ2年、経営難で苦しいシーズンを送っていただけに、喜びもひとしおなのではないだろうか。一方、敗れた高田はこの悔しさを来シーズンのリーグ戦にぶつけ、今度こそ1部昇格を達成できるように頑張ってほしい。

サポーターと喜びを分かち合う加古川の選手たち 胴上げする加古川の選手たち

◎2010KSLカップ3位決定戦 2010年12月25日12時キックオフ
 (堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンターメインフィールド)

アイン食品  2(0−0)0  アミティエSC京都
        (2−0)

得点:食=山本(53分)、坂本(58分)
警告:京=木谷(25分)、西之宮(74分)

(アイン食品)
GK 竹内1
DF 尾崎2
   越智6
   岡本5
   町田13
MF 梅村15(→57分、坂本9)
   楠本8
   吉居11
   山本7(→68分、三好14)
FW 鈴木10
   井上20(→86分、定24)

(アミティエSC京都)
GK 己浪1
DF 木谷11(→65分、山上5)
   與那嶺2
   中谷3(→60分、橋川22)
   北口6
MF 塚原8
   高川7
   中藤17
   黒木13
FW 竹村16(→62分、中村20)
   西之宮19

◎2010KSLカップ決勝 2010年12月25日14時30分キックオフ
 (堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンターメインフィールド)

ディアブロッサ高田FC  2(1−0)3  バンディオンセ加古川
              (1−3)

得点:高=鬼岩(30分、48分)
   加=吉田(66分)、池ノ谷(84分)、渡邊(90+1分)
警告:高=椿本(16分)、?(65分)、嶋田(85分)
   加=岩崎(78分)、森本(90+2分)

(ディアブロッサ高田FC)
GK 谷口21
DF 細川雄16
   藤野5
   中室2
   金田13
MF 嶋田6
   藤尾4
   椿本7
   細川堅8
   岸本10(→68分、池田24)
FW 鬼岩25(→81分、藤本20)

(バンディオンセ加古川)
GK 松上21
DF 森本8
   岩崎5
   池ノ谷24
   岩切6
MF 寺本15
   小山7
   吉田10
   岩田28(→67分、西之谷20)
FW 西村19(→64分、渡邊11)
   佐藤17


posted by ナカヲ at 21:37| 徳島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2010-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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