2011年01月15日

AFC WCP NYJ@IND

続いてはAFCワイルドカードプレーオフの1試合目、インディアナポリスのルーカスオイルスタジアムで行われたインディアナポリス・コルツ対ニューヨーク・ジェッツを観戦。この両チームは昨シーズンのAFCチャンピオンシップでも対戦しており、その時はコルツが大差で勝って3年ぶりのスーパーボウル出場を決めた。

第3シードのコルツは南地区を10勝6敗で制し、NFL最多タイ記録となる9年連続のプレーオフ出場を果たしたが、シーズン終盤の4連勝で最終週にかろうじて地区優勝を決めるという苦しいシーズンだった。QBマニング率いる攻撃陣は今シーズンもリーグ4位の好成績をマークしており、パス攻撃1位、ラン攻撃29位というパス偏重ぶりも相変わらずだ。対する第6シードのジェッツは東地区で11勝5敗の2位。リーグ3位の守備とリーグ4位のラン攻撃が光る、手堅い印象のチームだ。

試合はジェッツのキックオフで始まったが、序盤は両チームの守備陣が相手の攻撃陣を上回り、お互いになかなか得点圏まで攻め込めない。とくにコルツは最初の3シリーズをすべてスリーアンドアウトに抑え込まれた。対するジェッツも最初のシリーズはRBトムリンソンの23ヤードのランでハーフウェイまで前進したものの、結局はパント、次のシリーズも1stダウンを一度更新しただけでまたもパント、そして3度目のシリーズはスリーアンドアウトに終わった。

第1Qの終盤になってコルツはようやくQBマニングがRBローズへパスを通して初めて1stダウンを更新すると、さらに第2QにかけてローズのランやTEタミーのパスレシーブで攻め込んだが、結局はパントに終わる。ジェッツもQBサンチェスからトムリンソンへのパスやWRエドワーズへのパスで反撃したが、こちらもパント。

このまま0-0で前半が終わるのではないかとさえ思われたが、コルツは次の攻撃シリーズで5分25秒、マニングがWRガーソンへ58ヤードのTDパスを通してついに先制した。さすがは百戦錬磨の名QBマニングだ。

対するジェッツもトムリンソンやRBグリーンのラン、さらにはサンチェスからWRホームズへのパスなどで敵陣20ヤードまで前進したが、残り45秒、サンチェスがエンドゾーンのTEケラーを目がけて投じたパスはやや高くなり、CBトライオンにインターセプトされてしまった。結局、コルツが7-0とリードして前半終了。

しかし第3Qの最初の攻撃シリーズで、ジェッツはKRクロマティが37ヤードのキックオフリターンを見せると、グリーンとトムリンソンのランを軸に敵陣1ヤードまで攻め込み、最後は9分48秒、トムリンソンの1ヤードTDランで7-7の同点に追いついた。

ここからはお互いに点を取り合うシーソーゲームが続く。まずはコルツが後半最初の攻撃シリーズでWRホワイトの23ヤードパスレシーブやRBアダイのランなどで前進し、4分53秒にKビナティエリの47ヤードFGで10-7と勝ち越しに成功。

しかしジェッツもトムリンソンとグリーンのランに時々サンチェスの短いパスを交えてじわじわと攻め込み、第4Qの9分59秒、トムリンソンが1ヤード未満のTDランを決めて14-10と逆転した。ジェッツはこのシリーズで17プレーをかけて87ヤードをドライブし、何と9分54秒もの時間を使った。

対するコルツはアダイやローズのランにマニングからガーソンへのパスを絡めて敵陣18ヤードまで前進したが、そこで4thダウンを迎え、4分37秒、ビナティエリの32ヤードFGで13-14の1点差に詰め寄るにとどまった。

しかしコルツは守備陣がよく踏ん張ってジェッツの次の攻撃シリーズをパントに追い込むと、2分36秒を残して自陣20ヤードから逆転をかけた最後のドライブを開始した。タイムアウトはすでに1つしか残っておらず、かなり厳しい状況だったが、そこはさすがにマニング、短いパスをテンポよく通して敵陣へ侵入すると、ホワイトのパスドロップもあって4thダウンに追い込まれたものの、53秒、クラッチキッカーのビナティエリが50ヤードのロングFGを決めて16-14と逆転に成功した。

それでもジェッツは次のキックオフリターンでKRクロマティが何と47ヤードのビッグリターンを見せて自陣46ヤードから攻撃を開始すると、サンチェスがエドワーズやホームズへ次々とミドルレンジのパスを通してあっという間にFG圏内まで攻め込んだ。40秒にはパスをキャッチしたエドワーズがボールをファンブルするハプニングもあったが、自らリカバーして事なきを得た。そして残り0秒、ジェッツはKフォークが32ヤードのFGを決めて17-16の逆転サヨナラ勝ち。

劇的な結末でジェッツが昨シーズンのチャンピオンシップの雪辱を果たし、同地区のライバルであるニューイングランド・ペイトリオッツが待つディビジョナルプレーオフへとコマを進めた。前半の守り合いから一転、後半は点の取り合いとなり、しかも最後の最後までどちらが勝つか分からないという素晴らしい熱戦だった。

それにしても、ワイルドカードプレーオフの初日に、前年のスーパーボウルに出場した2チームがそろって敗れるとは、何とも衝撃的であり、明日以降の試合も楽しみだ。


posted by ナカヲ at 00:27| 徳島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | American Football | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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