2011年01月17日

AFC DP BAL@PIT

NFLは現地時間の先週末にディビジョナル・プレーオフの4試合が行われ、ピッツバーグのハインツフィールドではAFC北地区同士の因縁のライバル対決、ピッツバーグ・スティーラーズ対ボルティモア・レイブンズが行われた。

スティーラーズは12勝4敗の好成績で北地区を制し、第2シードとしてディビジョナルプレーオフから登場。リーグ2位の堅守を誇り、とくにラン守備はリーグ1位、そして失点数もリーグ最少だ。対するレイブンズはスティーラーズと同じ12勝4敗の成績を残しながら、地区内成績でスティーラーズに及ばず2位に甘んじたが、第5シードで出場したワイルドカードプレーオフではカンザスシティ・チーフスを30-7の大差で下した。パス守備はやや弱いが、ラン守備はリーグ5位で、失点数はリーグ3位。スティーラーズと同様、こちらも守備には定評のある手堅いチームだ。

ちなみに両者のレギュラーシーズンでの対戦成績は1勝1敗。お互いにロードで3点差の勝利を収めている。今回はスティーラーズのホームゲームだが、スティーラーズは今シーズン、ホームでは5勝3敗とあまりいい成績を残せていないのが気になるところだ。

試合はスティーラーズのキックオフで始まり、レイブンズはいきなりKRウェブがハーフラインに迫るビッグリターンを見せたが、スティーラーズはウェブが自陣35ヤードの地点でタックルを受けて肘をついたとしてレビューを要求、コーチズチャレンジが成功して判定が覆り、自陣35ヤードまで戻された。レイブンズはこのシリーズ、QBフラッコからTEヒープへのスクリーンパスで敵陣へ攻め込んだものの、その後はパスが決まらずパントに追い込まれた。

逆にスティーラーズはQBロスリスバーガーからWRウォレスへのパスや相手のパスインターフェアの反則でレッドゾーンへ攻め込むと、RBメンデンホールにボールを持たせてエンドゾーンに迫り、6分18秒、メンデンホールの1ヤード未満のTDランで7点を先制した。

先制されたレイブンズはフラッコからWRフーシュマンザダへのパスやRBマゲイヒーへのスクリーンパスで敵陣へ侵入すると、WRメイソンへのパスが相手のパスインターフェアを誘って一気に敵陣14ヤードまで前進し、最後は1分20秒、RBライスが14ヤードのTDランを決めて同点に追いついた。

スティーラーズは次の攻撃シリーズを自陣10ヤードから始めたが、ロスリスバーガーがLBサグスにサックされてボールをこぼした。この時、ボールの近くにいた両チームの選手はパス不成功と思ってリカバーに行かなかったが、レイブンズのDEレディングがさっとボールを拾ってエンドゾーンへ駆け込み、53秒、8ヤードのファンブルリカバーTDを決めた。ここから試合の流れはレイブンズへと傾き始める。

第2Qに入り、スティーラーズの攻撃シリーズはレイブンズLBルイスのQBサックもあってスリーアンドアウトに終わる。レイブンズの次の攻撃も1stダウンを一度更新しただけでパントに追い込まれるが、スティーラーズはパントリターン中の反則もあって自陣4ヤードからのドライブを強いられると、今度はメンデンホールがファンブルロストを犯して自陣16ヤード地点でボールを奪われてしまう。

レイブンズはこのチャンスにRBマゲイヒーやライスのラン、あるいはパスキャッチで前進すると、5分43秒、フラッコがヒープへ4ヤードのTDパスを通して21-7とリードを広げた。その後、スティーラーズもWRサンダースへのパスやRBムーアのランなどでFG圏内まで攻め込んだが、21秒にKスイシャムが蹴った43ヤードのFGは風に流されて左へ外れ、点差を縮められないまま前半を終えた。

第3Qに入ってもスティーラーズは流れをつかめず、最初の攻撃シリーズはFSナカムラのQBサックもあってパントに追い込まれる。しかしレイブンズもフラッコがいきなりLBハリソンにサックを食らって後退すると、さらにはパスをキャッチしたライスがファンブルを犯し、これをスティーラーズのLBウッドリーにリカバーされてしまった。ライスはファンブルの少ない選手として知られ、これが実に405タッチぶりのファンブルだったのだが、これを境にモメンタムが一気にスティーラーズへ傾く。

敵陣23ヤードから攻撃を開始したスティーラーズはメンデンホールのランで攻め込むと、9分11秒、ロスリスバーガーがTEミラーへ9ヤードのTDパスを通して7点差に詰め寄った。さらに次のレイブンズの攻撃シリーズもハリソンがQBサックを決めるなどしてスリーアンドアウトに抑え込む。

乗ってきたスティーラーズは次の攻撃シリーズこそ、サンダースへのパスで前進しながらパントに終わったが、直後のレイブンズの攻撃シリーズの最初のプレーでFSクラークがフラッコのパスをインターセプト。敵陣25ヤードから攻撃を開始すると、メンデンホールやミラーへのスクリーンパス、ロスリスバーガーのスクランブルなどで前進し、1分21秒、WRウォードが8ヤードのTDレシーブを決めてついに21-21の同点に追いついた。

すっかりリズムを失ったレイブンズは、次の攻撃シリーズでもエクスチェンジミスでフラッコがファンブルロスト。スティーラーズはまたも敵陣23ヤードという好位置から攻撃を開始すると、第4Qに入ってWRブラウンのランや4thダウンギャンブルで意表を突いたロスリスバーガーのQBスニークなどで攻め込み、サグスのQBサックもあってTDこそ奪えなかったものの、12分15秒にKスイシャムが35ヤードのFGを決めて24-21と逆転に成功した。

第3Qのトータル獲得ヤードがマイナスという惨状だったレイブンズは、ライスのランやフーシュマンザダへのパスなどでようやくドライブを進めたが、結局はパントに終わってしまう。しかしスティーラーズの次の攻撃シリーズをスリーアンドアウトに抑えると、直後のパントをPRウェブが大きくリターンし、ホールディングの反則でリターンTDこそならなかったものの、敵陣29ヤードから攻撃を開始した。

このチャンスにフラッコがヒープへ21ヤードのパスを通して敵陣8ヤードまで攻め込んだが、WRボールディンのパスドロップもあってTDは奪えず、3分54秒、Kカンディフの24ヤードFGで24-24の同点に追いつくにとどまった。

追いつかれたスティーラーズはロスリスバーガーが3rdダウンコンバージョンで勝負強さを見せ、最初のピンチはウォードへのパスで1stダウンを更新すると、次のピンチもブラウンへの58ヤードのロングパスで切り抜け、一気に敵陣4ヤードまで攻め込んだ。最後は1分33秒、メンデンホールが3rdダウンコンバージョンで2ヤードを押し込み、勝ち越しのTDを決めた。いったんは止められたメンデンホールだったが、セカンドエフォートで強引にエンドゾーンまで持ち込んだ。

追い詰められたレイブンズは、相手の反則もあって敵陣48ヤードから攻撃を開始したが、フラッコがパスを2回続けて失敗したあげくにDEフッドにサックされ、4thダウン18ヤードという厳しいシチュエーションから1stダウン更新を狙って投じたパスもフーシュマンザダがドロップして万事休す。

第2シードのスティーラーズが相手のミスにも助けられて14点差を逆転し、31-24で勝利を収めた。スティーラーズは最近7シーズンで実に4度目となるチャンピオンシップゲーム進出。対するレイブンズは一時は14点のリードを奪いながら、第3Qに一気に流れを失い、悔しい逆転負けを喫してしまった。


posted by ナカヲ at 19:18| 徳島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | American Football | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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