2011年01月22日

NFC DP GB@ATL

NFCディビジョナルプレーオフの1試合目はアトランタのジョージアドームで行われたアトランタ・ファルコンズ対グリーンベイ・パッカーズ。ファルコンズは昨シーズンのスーパーボウル王者・ニューオーリンズ・セインツが所属する南地区を13勝3敗で制し、見事に第1シードを獲得した。トータルヤードは攻撃、守備ともにリーグ16位という平凡な成績だが、時間の使い方を含めた試合運びに長けており、総得点、総失点はともにリーグ5位。

対するパッカーズは北地区で10勝6敗の2位となり、第6シードでワイルドカードプレーオフへ滑り込んだ。そして先週はRBスタークスの活躍もあって第3シードのフィラデルフィア・イーグルスを21-16で撃破した。第6シードとはいえ、トータルヤードは攻撃でリーグ9位、守備でリーグ5位に入っており、決して侮れない。ちなみに、両者はレギュラーシーズンの第12週に対戦しており、この時はファルコンズが20-17で競り勝った。

ファルコンズは最初の攻撃シリーズ、RBターナーのランやQBライアンからWRホワイトへのパスなどで前進したが、敵陣へ侵入したところで止められ、パントに終わる。対するパッカーズはQBロジャースのパスを受けたWRジェニングスがオープンへ抜け出して独走TDかと思われたが、LBニコラスにボールを掻き出されて痛恨のファンブル、これをファルコンズのCBグリムスにリカバーされてターンオーバーとなってしまった。

このチャンスにファルコンズは敵陣48ヤードから攻撃を開始すると、WRジェンキンスの22ヤードのパスレシーブなどで前進、ライアンがLBマシューズにQBサックを食らうなどして一度は4thダウンインチズに追い込まれたが、FBムヘリのランがギャンブルを成功させてドライブを継続し、最後は5分、エースRBのターナーがオフェンスラインの後押しもあって12ヤードのTDランを決め、7点を先制した。ファルコンズはレギュラーシーズンの4thダウンコンバージョン成功率がリーグ1位だったが、その力をプレーオフでも見せつけた。

しかしパッカーズも次の攻撃シリーズでは、スタークスのランやWR陣への短いパスでテンポよく前進し、第2Qに入って12分4秒、ロジャースからWRネルソンへの6ヤードTDパスが決まって7-7の同点に追いついた。これで試合は振り出しに戻ったかと思いきや、ファルコンズは11分50秒、何とKRウィームスが102ヤードのキックオフリターンTDを決めてすぐに14-7と突き放した。このあたりはさすが第1シードだ。

それでもパッカーズは前のシリーズがスムーズに進んだことで自信をつけたか、次のシリーズでもロジャースのパスが冴えわたる。WRドライバーへの24ヤードのパス、WRジョーンズへの34ヤードのパスに短いパスやスタークスのラン、さらには相手の反則も絡めて敵陣1ヤード未満まで攻め込むと、最後は6分6秒、FBクーンがエンドゾーンへなだれ込んで14-14の同点に追いついた。キックオフリターンTDを喫したおかげでファルコンズの守備陣に休む暇を与えなかったことが、結果的にパッカーズにプラスに作用したという印象だ。

ファルコンズも次の攻撃シリーズでターナーのランやWRフィネラン、WRジェンキンスへのパス、そして相手の反則もあって得点圏まで攻め込んだが、ライアンがCBウッドソンにQBサックを食らって後退したあげく、2分22秒、それを取り戻そうとエンドゾーンへ投じたパスをCBウィリアムスにインターセプトされてしまった。

これで試合の流れは一気にパッカーズへ傾き、ロジャースはジェニングス、ドライバーへいずれも20ヤードほどのロングパスを通して時間をかけずに攻め込むと、最後も42秒、ジョーンズへ20ヤードのTDパスを通してついに21-14と逆転した。ファルコンズも残り42秒で少しでも点差を縮めるべく、パス中心の攻撃で反撃し、相手のパスインターフェアもあってFG圏内まで侵入したが、ライアンがマシューズにQBサックを食らって大きく後退したあげく、ウィリアムスにパスをインターセプトされてそのままリターンTDを決められてしまった。28-14という予想外のスコアで前半終了。

第3Qに入り、パッカーズはロジャースがいきなりDEエイブラハムのQBサックを受けたものの、3rdダウンコンバージョンでニコラスのあわやQBサックかというタックルをかわしてジョーンズへ1stダウン更新となるパスを通すと、その後はスタークスのランとネルソンへのパスのみでコツコツと前進し、最後は8分28秒、ロジャースがスクランブルで7ヤードTDランを決めて35-14と突き放した。

すっかり流れの悪くなったファルコンズはライアンからジェンキンスへの24ヤードのパスがパッカーズのコーチズチャレンジによって不成功と判定されるなど運にも見放され、さらにはPコーネンがパントキックをミスしてパッカーズにハーフライン上からの攻撃権を与えてしまった。このチャンスにパッカーズはドライバーへの22ヤードのパスなどで前進し、最後は2分41秒、クーンが7ヤードのTDレシーブを決めて42-14とさらにリードを広げた。パッカーズは何と5シリーズ連続のTDだ。

その後、ファルコンズもジェンキンスへの22ヤードのパスやフィネランへの19ヤードのパスなどで反撃し、第4Qに入って14分21秒、ホワイトへの6ヤードTDパスが決まって21-42と追いすがる。さらにファルコンズはオンサイドキックを試みたが、これは失敗。しかしパッカーズは敵陣39ヤードからの攻撃で一度も1stダウンを更新できず、12分55秒、Kクロスビーの50ヤードFGも左ポストに当たって外れた。

点差を広げられずに攻撃権を奪い返したファルコンズだったが、次の攻撃シリーズではライアンがエクスチェンジミスでファンブルロストを犯す。再び敵陣から攻撃を開始したパッカーズは6分29秒、今度こそクロスビーが43ヤードのFGを決めた。さらにファルコンズは次の攻撃シリーズでもパスを受けたジェンキンスがLBビショップにボールを掻き出され、これをビショップにリカバーされてターンオーバー。パッカーズはロジャースを下げて控えQBのフリンを起用する余裕を見せ、1分56秒、クロスビーの32ヤードFGで48-21とさらに点差を広げた。

結局、そのまま試合終了。パッカーズがチームのポストシーズン記録となる48得点を挙げて圧勝し、第1シードのファルコンズは歯車がかみ合わないままホームで大敗を喫した。ロジャースはパスを36回投げて31回成功、366ヤード、3TD、QBレイティング136.8という驚異的な成績を叩き出し、加えてラッシングでもTDを記録。また、パッカーズはすべての攻撃がTDかFGかターンオーバーで終わったため、Pマシェイは一度もパントを蹴る機会がなかった。

パッカーズは攻守ともに安定感があり、とてもギリギリでプレーオフへ滑り込んだチームとは思えない。5年前のピッツバーグ・スティーラーズ以来となる第6シードからのスーパーボウル出場も十分に狙えそうだ。


posted by ナカヲ at 07:12| 徳島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | American Football | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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