2011年01月22日

NFC DP SEA@CHI

NFCディビジョナルプレーオフの2試合目は、雪が舞うシカゴのソルジャーフィールドで行われ、第2シードのシカゴ・ベアーズと第6シードから勝ち上がってきたシアトル・シーホークスが対戦。

ベアーズは11勝5敗で北地区を制し、4年ぶりのプレーオフ進出。4年前もディビジョナルプレーオフから登場して初戦でシーホークスと対戦し、この時はオーバータイムで勝利を収めた。レギュラーシーズンでは攻撃の獲得ヤードがリーグワースト3位と振るわなかったが、守備陣がトータル喪失ヤード9位、ラン守備2位、総失点4位と強さを発揮した。

対するシーホークスはNFL史上初めて負け越しでプレーオフに進出したが、ワイルドカードプレーオフでは昨シーズンのスーパーボウル王者・ニューオーリンズ・セインツを乱打戦の末に破って勝ち上がってきた。

ちなみに両者はレギュラーシーズンの第6週で対戦しており、この時はシーホークスが敵地でベアーズのQBカトラーに6サックを浴びせ、23-20で勝利を収めている。ただ、ベアーズは第9週以降の9試合で7勝2敗と調子を上げており、第6週の結果はあまり参考にはならない。

第1Q、シーホークスはいきなりRBワシントンのランで9ヤード前進したが、あと1ヤードが取れずにスリーアンドアウトに終わる。対するベアーズはRBフォーテイのランを2つ続けた後、12分8秒、3rdダウンでQBカトラーがTEオルセンへ58ヤードのロングTDパスを通して7点を先制した。

シーホークスは次の攻撃シリーズでも、QBハッセルベックからTEカールソンへのパスやWRテイトのランなどで前進したものの、負傷したカールソンに代わって入ったTEモーラのパスドロップもあってパントに終わる。さらにLBタトゥープのQBサックなどでベアーズの攻撃をパントに追い込んだものの、その次の攻撃シリーズもスリーアンドアウトに抑えられた。

するとベアーズはPRへスターの26ヤードのパントリターンでハーフラインから攻撃を開始し、カトラーからオルセンへの33ヤードのパスなどで敵陣3ヤードまで攻め込む。ここでカトラーがシーホークスのFSバビノーの正面へパスを投げてしまうが、バビノーはインターセプトし損ねてボールを地面に落とし、ベアーズは命拾い。その後、4thダウンギャンブルでカトラーがQBスニークを決めるなどして敵陣1ヤード未満まで迫ると、最後は1分19秒、RBテイラーが1ヤードTDランを決めてリードを広げた。

フィールドに雪が積もり始めた第2Q、ベアーズは相手の反則もあってシーホークスの攻撃をスリーアンドアウトに抑えると、オルセンやWRベネットへのパス、テイラーやフォーテイのランで攻め込み、10分1秒にカトラーがQBドローで6ヤードのTDランを決めた。これでスコアは21-0。

シーホークスは次の攻撃シリーズでも相手のパスインターフェアの反則で1stダウンを一度更新しただけでパントに終わり、反撃への足掛かりをつかめない。逆にベアーズはフォーテイへの26ヤードのスクリーンパスなどで攻め込んだが、反則やDEブロックのQBサックもあってパントに終わる。しかしPメイナードのパントはCBグレアムの素晴らしいカバーで敵陣1ヤード地点へ。

シーホークスは苦しい位置からの攻撃となったが、何とか1stダウンを一度更新してパントを蹴る。ベアーズは敵陣44ヤードで攻撃権を得たものの、シーホークス守備陣の踏ん張りもあってスリーアンドアウト。しかしシーホークスもハッセルベックがDTハリスにQBサックを食らうなどしてあまり進めず、何と7シリーズ連続のパントに終わった。ベアーズは次の攻撃シリーズでさらに追加点を狙ったが、カトラーがDEクレモンズにQBサックを食らったため、前進を諦めてそのまま前半終了。

雪が止んだ第3Q、両チームとも最初の攻撃シリーズはスリーアンドアウトに終わったが、ベアーズは次の攻撃シリーズでフォーテイのランやカトラーの短いパスでじりじりと攻め込み、4分12秒、カトラーが9ヤードのタッチダウンランを決めて28-0とさらにリードを広げた。

追い込まれたシーホークスはKRワシントンが62ヤードのキックオフリターンを決めて敵陣30ヤードから攻撃を開始すると、WRストークリーへのパスや相手の反則もあってレッドゾーンまで攻め込んだが、エンドゾーンまでは届かず、1分52秒、Kマーレが30ヤードのFGを決めて3点を返すにとどまった。それでもこの試合9シリーズ目にして初めての得点だ。

時間を消費して逃げ切りたいベアーズは、オフェンスラインの優位を背景にラン中心の攻撃を仕掛け、第4Qに入ってカトラーの21ヤードのスクランブルなどで攻め込んだが、調子に乗りすぎたか、ワイルドキャットフォーメーションからフォーテイが投じたパスをLBカリーにインターセプトされてしまった。

このチャンスにシーホークスは敵陣33ヤードから攻撃を開始すると、ストークリーへのパスや、4thダウン1ヤードのギャンブルで相手のパスインターフェアを誘うなどしてドライブを継続し、11分21秒、ハッセルベックがWRウィリアムスへ2ヤードのTDパスを通した。これで10-28。10分以上を残して18点差ならまだ勝負は分からない。

ベアーズは次の攻撃シリーズ、フォーテイへのスクリーンパスやテイラーのランなどで前進したが、結局はパントに終わった。しかしメイナードのパントは敵陣5ヤードで止まり、苦しいフィールドポジションを強いられたシーホークスはハッセルベックがハリスにQBサックを食らうなどしてパントに追い込まれた。

敵陣48ヤードから攻撃を開始したベアーズは、4分40秒、TEデービスが39ヤードのTDパスレシーブを決めて35-10とし、勝負を決定づけた。その後、シーホークスもハッセルベックがテンポよくパスを通して2分16分にウィリアムスの3ヤードTDパスレシーブで7点を返し、さらに相手の4thダウンギャンブル失敗で得たチャンスをWRオバマヌの46ヤードパスレシーブから1分24秒、ストークリーの9ヤードTDパスレシーブに結びつけたが、かすかな望みをかけたオンサイドキックは成功せず、結局、35-24で試合終了。

第2シードのベアーズが順当に勝利を収め、史上初めて負け越しでプレーオフへ進出したシーホークスの挑戦はここで終わった。ベアーズは28-0となったところまでは本当に圧倒的だったが、その後は攻守ともにやや雑なプレーが目立ったのが気になるところだ。チャンピオンシップはパッカーズとの北地区同士のライバル対決。レギュラーシーズンの対戦は1勝1敗で、3度目の対決で本当の勝者が決まることになる。実に楽しみだ。


posted by ナカヲ at 08:46| 徳島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | American Football | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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