2011年02月20日

今年最初のサポカン開催

今日は朝から徳島スポーツビレッジへ徳島ヴォルティスのトップチームの練習を見学に行った。ヴォルティスが週末に徳島県内で公開練習を行うのは1月22日以来、今シーズン2度目のことだ。なかなか県内では見られないので、多くのサポーターが見学に訪れていた。

ボールを使ってトレーニングする選手たち ストレッチする選手たち

選手たちはボールを使った練習やランニング、ストレッチなどをして、11時30分頃にはクラブハウスへと引き上げ始めた。

練習見学の後は藍住町役場4階のコミュニティセンターへ移動し、今年からサポーターと徳島活性化委員会の共同企画となった徳島ヴォルティス応援企画の鶴工場に少しだけ参加した(本当に少しだけで申し訳なかったが)。
ヴォルティス必勝祈願、応援の折り鶴
願いはJ1「千羽鶴」 ヴォルティスサポーター

ヴォルティス応援企画・鶴工場

役場近くのラーメン屋で昼食を摂った後、再び町役場の4階へ戻り、14時からは町民シアターで行われたサポーターズカンファレンス(サポカン)に参加した。通算で11回目、今シーズンは初めての開催となる。

昨年1月に同じ会場で行われたサポカンと同様、椅子はスクール形式で配置され、司会は平岩ホームタウン担当が務めた。参加者は約100人とのことで、通路から前方の席はおおむね埋まっていた。
「観客増へ協力を」 サポーターと対話集会

開始を待つサポカン会場

クラブ側の出席者は新田代表取締役社長、冨本取締役、岡田強化担当、谷総務部長、伊藤営業推進部長、福島事業部長、浦野広報担当、福田営業担当、大塚運営担当、上原広報担当、須賀ウェブ担当、そして司会の平岩ホームタウン担当の計12名だ。

まずは司会の平岩ホームタウン担当がクラブ側の出席者を順に紹介し、続いてカンファレンスの流れを簡単に説明した。カンファレンスのプログラムは以下の通り。

・新田社長の挨拶と話
・今年のキャンプの写真上映
・強化部門についての質疑応答
・今シーズン平均入場者数7,000人を達成するためにどうすればいいかの意見交換

昨年まであった「運営関係の質疑応答」の時間がなくなっており、クラブ側としてはおそらく「入場者数7,000人を達成するための意見交換」に含めたつもりだったのだろうが、その点が分かりにくかった。

まずは新田社長の挨拶から。
新田「こんにちは。お休みのところ、お集まりいただきありがとうございます。あと2週間で開幕ということになった。今日は実り多い会にできればと思っている。」
「出席者について。例年、中田強化部長が私と一緒に前で話をしていたが、(今日は事前に告知した通り出席できない。)まず最初にその件で話をさせていただきたい。何かあるというわけではなく、実は今、(中田強化部長は)海外の方へ情報収集ということで視察に行っており、当初はもう少し早く帰ってくる予定だったが、それが長引いている。ということで、即、補強があるといったようなことではない。今後、クラブをより発展させていくために海外からいろいろな情報を収集しなければいけないということで動いている。その点、申し訳ないがご了承いただきたい。」

挨拶する新田社長

新田「新体制発表の時にも資料で紹介したが、最初に現状認識ということで、資料を使いながら皆さんと情報を共有しておきたい。資料が(新体制発表の時のものと)重複する部分があるかもしれないが。」
「Jリーグが1993年にスタートして、今シーズンで19年目のシーズンを迎える。10年ひと昔と言われる中で、もうすぐ20周年になる。その19年間でどういうふうに変わってきたかと言えば、1993年に10クラブでスタートしたJリーグは2010年の時点で37クラブに増え、今年で38になる。1993年当時のプロ契約選手は約350人だったが、昨年のJ1とJ2の登録選手はだいたい1,000人を超えるくらいの人数になっている。また、初年度は180試合でのべ3,235,750人の観客が来場していたが、昨年は582試合でのべ7,928,976人の観客に来場いただいた。この約20年間にJリーグはある意味、急速に発展してきており、さらなるサッカー界の発展に向けていろいろ知恵を出していくという形になってくるのではないかと思う。」
「新聞紙上等で見た方もいると思うが、直近で次のようなことが起こってくる。ひとつは、Jリーグ本体のスポンサーと放映権の更新。Jリーグは、Jリーグ本体で契約しているスポンサー収入と放映権収入を各クラブに配分するという形を取っており、非常に大きな収入源になる。これがそれぞれ2011年、2012年に更新の切り替え時期を迎える。この2つの収入はざっくり言って100億円くらいあり、それを現在の38クラブに分配するということになる。その大きな金額の契約を更新する年度にあたり、昨今の(経済)事情の中で、実は現状ではスポンサー収入も非常に厳しい状況になってきているという流れがある。2番目にクラブライセンス制度の導入。これも(新聞等で)見た方がいるかもしれないが、もともとはヨーロッパのUEFAがライセンス制度を導入し、それがUEFAチャンピオンズリーグの活性化につながっている。そういった世界的な流れの中で、AFCでも2013年からクラブライセンスを導入して(クラブの)価値を高めていこうとしている。どういうことかと言えば、この免許がないとAFCチャンピオンズリーグに出場できない。それに伴って日本国内でもJリーグが独自のライセンスを作る。この(ライセンスの)中身は多岐にわたっており、組織、財務、施設などいろいろな面でしっかりとしたクラブ経営をしていこうという流れになっている。そしてもうひとつ、Jリーグは現在38クラブだが、新しいリーグ構想の中で、40クラブになった時点でJFLと入れ替えをしていこうという考え方になっている。どういう形で入れ替わるかはまだ決定していないが、直近ではJリーグのクラブ数を40まで増やし、その先に関しては準加盟のクラブと入れ替わっていくという考え方。現在は38クラブなので、今シーズン、仮に準加盟クラブがJFLの上位4位以内に入り、そのうちの2クラブが(Jリーグに)上がって来れば、来シーズンは40クラブになる。したがって最短で2013年シーズンには入れ替わりが起こってくる可能性がある。今、このような大きな流れがある。」
「(2009年度のJクラブ個別経営情報開示資料を掲示し、)Jリーグ各クラブの財務状況はこういう形でオープンになっており、Jリーグのホームページにも毎年出ている。今は2009年のものがオープンになっている。一番上の『営業収入』というのはクラブの売上高。『営業費用』はどれだけお金を使っているか。下から2番目の『経常利益』はその年度に儲かったかどうかで、▲マークがついているのは赤字。例えば、日本で一番大きなクラブである浦和は2009年で64億円の売上高がある。山形は12億円弱。今年J2に落ちてくるFC東京は38億円弱の売り上げがある。J1トータルの平均営業収入は約33億円。営業費用もほぼ同じ。その下の強化費用は16億円。チームの強化のために使っているお金、つまり監督、チームスタッフ、選手等の人件費だが、だいたいこのくらいの規模になっている。かたやJ2を見てみると、札幌はとても大きくて15億円、仙台も大きいが、水戸はぐっと下がって4億円台になっている。2009年のヴォルティスは、新聞等で見ている方もいると思うが、7億6千万円くらいの売上高だった。J2の平均を見ると(売上高は)8億9千4百万円。何年か前はJ1は30億円でJ2は10億円くらいの規模だったが、今は少し下がってきている。強化費用は4億2千5百万円で、だいたい売上高、営業費用の半分くらいを選手の人件費にあてているような状況である。そういった中で経常利益を見ると、J2には▲マークが非常に多い。2009年シーズン、最終的に赤字になったのは10クラブ。J1も5〜6クラブが赤字だった。ということで、J1、J2とも経営は非常に厳しい。とくに広告収入、つまり看板やユニフォームスポンサーなどからいただくお金はJ2ではなかなか取れない。したがって、入場料収入をしっかり上げたうえで、広くスポンサーを集めながら運営をしているが、結果として非常に厳しい状況になっている。クラブをより発展させていこうと思えば、やはり収入を上げていかなければいけない。ヴォルティスは今、8億円くらいの規模だが、J1に上げていこうと思えば少なくとも10億円以上に持って行かなければいけない。そのためには何が必要かと言うと、収入を上げるためには一人でも多くの方にまずはスタジアムへ足を運んでいただく、そしてしっかりと入場収入を上げていく、そしてその価値を見出したスポンサーの皆様に広告料として協力をいただくことを目指していかないと、クラブとしての発展というのはなかなか難しい。これはヴォルティスだけではなく、どのクラブもそういった状況になっているということを理解してほしい。」
「ただ、そうは言っても、昨年のJ1のチャンピオンは名古屋になったが、1993年からスタートしたJリーグはいろいろな形で発展していき、今はJ1のチャンピオンになれば次はアジアへつながっている。チャンピオンだけではなく、J1の上位3位と天皇杯のチャンピオンチームがAFC(チャンピオンズリーグ)に出場できる権利を持っている。日本からアジアへ、そしてアジアのチャンピオンになればクラブワールドカップに出て行けるということで、徳島のクラブが世界につながっている。だから、将来的な大きな夢としては、こういうところへステージを上げていけるようにクラブも本当に努力をしていきたいと思っている。そのためには本当に皆さん方の力を借りないといけない。だから一緒にクラブをもっと発展させて、世界に出ていけるようにやっていきたいと思っている。クラブの成り立ちはいろいろあるが、ヴォルティスはもともと66の企業、団体の皆様方から出資していただいている。だから非常に公益性の高いクラブだという考えを持っている。将来的にアジア、世界へ出ていくことによって本当に徳島を活性化できるのではないかと考えているし、ヴォルティスの規模が大きくなればなるほど、そのお金が徳島で還流していくので、そういった意味でも大きな夢を持ちながらやっていきたいと思っている。」
「昨年も少し話したが、2009年シーズンで約8億円の売上という今のクラブ規模からさらにどうステップアップさせていくか、ということを考えると、今は他のクラブも本当に厳しく、広告収入も減少してチームをなかなか強化できない状況に置かれている中で、うちのクラブはもともと資本金、家庭で言うところの貯金をしっかり持っているので、ある程度リスクを負いながらもチームを強化できる体制がある。だからチームをしっかり強化し、(対戦)相手がなかなか強化できない現状の中で、相対的な力関係を上に持って行こうと(考えている)。その中で、ヴォルティスというクラブのブランド力をしっかり上げていきたいということで、本当は他にもやらなければいけないことがたくさんあるが、そういった部分のコストを切り詰めながらも今はチームを強化している。」
「前回見ていただいたと思うが、ここ3年は(15位→9位→8位と)推移していて、今年はJ1に昇格したいという目標をしっかりと立ててやっていこうと(思っている)。それに伴って入場者数をしっかり上げていきたい、上げていかなければその先はない、と考えている。」
「(ここからは)強化、編成の話になるが、そういった中で今シーズンは、昨シーズンからの継続選手が19名になる。(19名の顔写真をGK、DF、MF、FWとポジション別に並べたスライドを提示し、)緑枠で囲ってあるのが2008年シーズンから加入している選手、黄色が2009年、赤色が2010年ということで、毎年少しずつチームをステップアップさせていくために補強を繰り返してきている。今年はチームの強化に重点を置いて3年目になるが、新加入選手を7名入れた。GKは榎本、DFはエリゼウ、西嶋、島村の3名に入ってもらっている。それぞれ強化の考え方があって、GKは経験豊富な、J1での実績のある選手ということで今回は榎本に加入してもらった。DFに関しては、昨シーズンは失点が少し増えたので、対人関係に強く、経験がある選手をJ1(あるいは元J1)から、ということでこの3名になった。ここでひとつ皆さんにお伝えしておかなければいけないことがある。すでにリリースで見たという方もいると思うが、実はGK榎本が昨日アキレス腱を断裂し、全治6ヶ月くらいの予定になっている。今日の午前中にリリースを流し、ホームページにもアップしていると思うが、クラブとしては彼に対して期待もしていたので、非常に痛いし残念である。彼は練習に対する取り組みも非常に前向きで、チームを引っ張ってくれていただけに、大変厳しい状況ではあるが、それはそれとして彼の分まで皆の力で頑張るように持って行きたいと思っている。中盤と前は、衛藤、福島、杉本の3人に入ってもらっている。中盤は、昨シーズンからパスを出せる選手は何人かいるので、運動量の豊富な、前線への飛び出しで攻撃にアクセントをつけられる選手ということで衛藤に入ってもらった。また、(FWは)スピードを生かせる選手ということで杉本(を獲得した)。こういう形で、2008年、2009年、2010年ときて、2011年はさらにチーム力を上げるために必要なポジションに必要な選手を補強している状況である。昨シーズンは34名でスタートしたが、今は27名になっており、昨年よりも7名少ない。人数を絞った中で選手の質をより上げていきたいという考えの下に今はこういう編成になっている。」
「昨シーズンは8位だったが、上位7クラブはロアッソ熊本を除いて過去にJ1の経験があるクラブだった。ここからは総合力(が問われるが)、先ほども話したように(上位クラブとは)規模が3倍くらい違うので、そこに上げていくためには本当に努力していかないといけない。(Jリーグ全クラブの営業収入と順位をプロットしたグラフを提示し、)これもご覧いただいたことがあると思うが、クラブの規模と順位は相関しており、いろいろな意味でクラブの規模を高めていくことが必要になってくる。ご存じの方もいると思うが、J2が1999年に誕生して以降、いろいろなクラブがJ2に参入してきて、ヴォルティスは2005年に参入したが、2000年以降にJ2に参入したクラブでJ1に昇格したのは、2001年に参入した横浜FCだけ。オリジナルのJ2のクラブで昇格経験がないのはサガン鳥栖だけ。ということで、J2創設以降、J2には入りやすくなったが、そこからステップアップしていくのは本当に厳しくなっている。したがってクラブの規模をしっかりと高めていくためにも、一人でも多くの方にスタジアムに来ていただかなければいけないと考えている。昨年(のホームゲーム平均入場者数)は4,600人だが、これをどんどん増やしていかなければいけないし、今年いかに7,000人に近づけられるか、(7,000人を)超えられるかということ(が重要)だと考えている。グラフで見ればFC東京はこれだけヴォルティスと違うということ(が分かる)。こういう中で戦っていかなければいけない。ただ、全く可能性がないとは思っていないし、うまく流れがつかめれば絶対やれるという気持ちで今、臨んでいるし、そういう覚悟で今シーズンを迎えていきたいと思っている。」
「ヴォルティスは昨シーズン、66のスポンサーに協賛いただいている。ファンクラブは個人が3,649名、法人会員に入っている企業が411。応援ショップは248の店に協力いただいている。この規模をもっといろいろな形でどんどん増やしていけるように、クラブとしてもしっかりと努力をしていきたいと考えている。」
「チームとしてはこの昇格ターゲット『勝ち点72』をだいたいひとつの目安になるというふうに考えている。ここにいかに近づけられるか、トップチーム、監督も、この勝ち点を取るために何をしなければいけないか、という逆算の下に今、(チーム作りを)考えている。目標を明確にした中で、しっかりとここに近づけていく、これをクリアしていくということを今、考えていっている。」
「これも新体制発表で話したが、(J1)昇格年度の(J2)クラブの平均入場者数はそれぞれ1万人近く、あるいはそれを超えるくらいの規模になっている。我々は(ホームゲーム平均入場者数)7,000人という目標を掲げているが、これは(今の我々にとっては)高いが、(他のクラブと比べれば)決して高くはない。(7,000人は)通過点というくらいの気持ちでやっていかないとクラブの発展はないと考えている。」
「2週間後の3月6日に開幕を迎える。(相手は)今年からJ2に参入してきたガイナーレ鳥取になる。決して組みやすい相手ではないと思う。昇格初年度の最初の試合というのは本当にどの試合よりもモチベーションが高いが、しっかりとここで勝ち点を取って勢いをつけていかなければいけないと考えている。」
「平均7,000人という規模で観客を集めていかなければいけないが、その目標に向けて我々としては皆さんといろいろ考えていきたい。今日もいろいろ話をできればいいと思っているが、集客のヤマ(となる試合)、たくさん集まってもらえる試合を何試合か作っていかなければいけないと考えている。(『10,000人チャレンジ!』の試合日一覧を提示し、)これはまだ確定ではないが、ここに挙げたのは、例えば本当に昇格するためには絶対にこの試合にはより多くの方に来て選手を後押ししていただかないといけないという試合で、今、8試合を挙げている。(ホームゲーム入場者数を)7,000人平均にしようと思えば、昨シーズンのベースで考えた場合に、延べ人数でだいたい5万人は増やさなければいけない。5万人を増やそうと思えば、ダービー、開幕戦、最終戦を除いて1万人規模のゲームを6〜8試合は作らないといけない。そういった意味でも、こういう試合をどうしたら盛り上げられるか、どうしたらたくさんの方に来てもらえるか、ということを皆さんと一緒に考えながら、実際に行動してチャレンジしていきたいと思っている。他のクラブで、例えば岐阜は3ヵ年計画でJ1に上がろうとしている。見た方もいると思うが、その中で今シーズン、3月のホームゲーム3試合すべてで1万人を集めようとしている。我々は今年、本当に昇格しようと思っている。そのためにはこういった部分で側面的に選手をしっかりと支えていきたい。ぜひ、皆さんからいろいろなご意見をいただければと思っているし、一緒にやれることを考え、行動していただければ本当にありがたいと思っている。クラブは当然やらなければいけないし、(できる限りのことを)やるが、クラブだけではできない、皆さんの力を借りないとなかなかできないこともたくさんあると思っているので、ぜひよろしくお願いいたします。そういった意味でも、今年はすべての力を合わせて前へ進みたいということで、スローガンではないが、全力で前へ進んでいきたいと思っているので、今シーズン、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。」(場内拍手)

1万人集客目標試合(案)

30分に及ぶ新田社長の話に続いては、一次キャンプ、二次キャンプの写真が5分間ほどスライド上映され、引き続きチーム強化についての質疑応答に移った。

A「今シーズンの目標がJ1昇格ということで、私も期待しているし、頑張っていただきたいと思うが、一つだけ気になるのが美濃部監督の続投ということで、これは『徳島新聞』にも『不満を持つ人が多い』という記事が現にあった。私は個人的には美濃部監督は大好きなので、それ(続投)は嬉しいことだが、なぜ今年も美濃部監督で行こうと思ったのか、というのを話せる範囲で構わないので教えていただきたい。」

新田「当然、いろいろな意見はあると思うが、最終的な結論を言えば、クラブとしては継続、積み上げていくことを取った。(監督を)代えて、より良くなる場合もあるが、代えるリスクもある。人が変わればすべてが良くなるかと言えばなかなかそういうものではないし、今まで監督自身がクラブに対して貢献してきたものはたくさんある。それをさらに積み上げていきたい、というのが一番の考え。それ(続投)が昇格に向けては一番可能性が高いだろうということ。いろいろなものを踏まえた上で、この方法が一番いいだろうということ。それは(監督の人選だけでなく)強化の体制も含めて。」

B「今の質問だが、美濃部監督を一番評価した点を教えてほしい。」

新田「評価した点はいろいろあるが・・・ひとつは昨シーズンで言えば、ある程度攻撃的なサッカーをしていこうという中で、得点力を上げていくというところに関しての線をある程度引いた部分はある。それを踏まえた中で、この上に積み上げていく方がいいというような実績をある程度残してもらった。もうひとつは、ヴォルティスというクラブは本当に多くの方に支えてもらっているが、実際にはまだ(ホームゲーム平均入場者数が)4,600人と、徳島県の中で来てくださっている方、知っている方というのは本当に少ない。そういった意味でも、ヴォルティスをより知っていただくために監督に果たしてもらった役割は大きいし、それを踏まえた中で、よりクラブを発展させていきたいという考えもある。」

C「単刀直入に(聞くが)、選手はこれで全部か?」

新田「今、27名だが、いろいろな状況が起こると思う。例えば、先ほど話したように突発的に大きな怪我やアクシデントが起こる可能性もあるので、人数自体がフィックスで行くかというと増える可能性はある。実際・・・今は26人ですね、済みません・・・最終的にはもう1人か2人、少なくとも1人は増やす考えを持っている。」

C「それは将来的にシーズン途中で(増やす)ということのなのか、それとも早い段階で(増やすのか)? そろそろ発表するとか、実はもう練習に参加しているとか、そういったことではないのか?」(場内笑)

新田「練習生のことか。練習生に来てもらっていて、契約も含めて今、検討している。契約した場合は速やかに皆さんに知らせたいと思っている。ポジション的にもアンカーのできるボランチが今、来ていると思う。そういった意味でも、彼とすぐ契約するかどうかは今の段階では分からないが、そういったところの補強ポイントはまだ残っていると考えている。」

D「去年の成績を見ると、開幕4連勝と調子が良かったが、それ以降は大事な試合で勝てず、徐々に順位を落として最終的にはどうにか盛り返しての8位だった。去年の反省点は、失点が多かったことなど、大雑把に言えばいろいろあると思うが、クラブ、あるいは監督、強化として、去年の結果、大事な試合で勝てなかったことについて、どこに原因があって、今年はこれにどういうふうに対処していこうと、どういう方向で検討しているのか。もちろん守備を強化するというのは見れば分かるので、そんなことではなく、なぜ勝てなくなったのか、愛媛との試合も、大分との試合も、そして柏との試合でもいいところなくさんざんにやられたが、これはいったい何に原因があったのか、クラブとしてどう分析してどういうふうに対処していこうとしているのか、昇格を目指すのならそのことは十分考えていると思うので教えてほしい。」

新田「リーグ戦は長いシーズンになるので、結局は総合力(が順位に結びつく)と思っている。(昨シーズンの)失速の一番大きい原因は総合力。総合力の中でも、たとえばチームの中での選手のレベルの底上げが必要になってくると思っている。レベルを毎年より積み上げていこうという中で、トップで試合に出る選手だけではなく(控えも含めた)トータルのメンバーの総合力を上げていくというのは一つある。昨年、失点(が多かったこと)や勝ちきれなかったことについては、後半20分以降の失点が多かったので、そういった部分を踏まえて、例えばスタッフとしてフィジカル面の強化のためにフィジカルコーチを新たに迎え入れたり、バックヤードの部分ではコーチングスタッフを若干変えたりしている。」
「選手のレベルだけではない。当然、J1に上がろうと思えば全体のレベルが上がらないといけない。」
「勝ち負けというのは基本的に確率論なので、確率を上げるためには全体の質を上げていくということは必要と考えている。」

E「若手選手の育成部門は今まで結果が出ていないように思う。ユースやセカンドなどのこと。セカンドはなくなったが。私の考えだが、(昨年は)3位以内の可能性がなくなった時点でもっと若手選手を、たとえば石川選手や今年はいないが岡選手などを起用してほしかった。実際、若手の育成に関しては結果が出ていないので、その部分を今からどう改善していこうとしているのかを教えてほしい。」

新田「既存の若手の選手のことか?」

E「それも含めて。今年は新人を採っていないし、補強もベテランの実績のある選手ばかりを採っている。やはりユースなど下からの突き上げがあることが、強いチームの条件ではないかと個人的には思う。」

新田「ユース育成に関しては組織も含めてより強化をしていかなければいけないと思っている。J1のクラブは20年という歴史の中で下部組織から上がってくる選手がたくさん出るような流れになっている。クラブとしてはそういう方向により近づけていけるようにしていきたいということで、今年は体制も若干変えた。一つは、セカンドを一回休止という形をとらせていただいた。これについては考え方がいろいろあると思うが、いろいろ環境が変わってきた中で、クラブとしてセカンドチームというものをうまく生かせる体制ができていない状況だった。ここで一回休止をして、もう一度若手を育成できる仕組みを考えていこうということ。昨年までセカンドの監督を務めていた東は徳島県の出身で、県内で唯一のS級ライセンスを持っているコーチだが、彼をアカデミーのダイレクターにして、地元の選手をしっかり育てていこうと考えている。広島や関西のセレッソ、ガンバなど、いろいろやり方はあるが、徳島としては今の現状では徳島の選手をしっかりと育てる体制を作りたいということで、組織変更をして、もう一度立て直し、強化をしていきたいと考えている。」
「トップチームの若手の育成に関しては、今年は新卒を採らなかったが、これは何を取るかの問題。今シーズンは、より良い結果を収めることを最優先して経験のある選手を補強することにした、というふうに理解をしていただきたい。若い選手、新卒選手を採らないということではなく、情報も集めて、リストアップもして、準備もしているし、今後もしていくという考えはある。」

F「若い選手や経験のない選手はいろいろ迷いながらプロのサッカー選手としての生活を続けていると思うが、そういう人たちに対して、今シーズンなり3年間なりの目標を定めて個人個人をケアしていけるような体制を徳島ヴォルティスは持っているのか? 持っていなければ個人個人についてのデータベースのようなものは作っていっているのか?」

新田「データベースというのは客観的な評価の話か? 強化部としては持っている。選手個々に関しては、トップチームの監督が面談をする部分と強化部として(客観的評価を)行う部分と、両方を持っている。選手は、中には複数年契約の選手もいるが、基本的には一年契約なので、当然、一年の中でどういう成果を上げていくかということになってくる。それを踏まえて、一年の成果がどうか、次年度契約するにあたってはこういうことをやってほしい、こういうところを考えてくれ、という話をしたうえで契約が結ばれていると理解していただきたい。それに加えて、もっと主観的な部分(の評価)も当然あるし、客観的な評価をもっとうまくできるようなシステムをいろいろ導入していくこともさらに検討している。」

F「そのシステムというのは、Jリーグ側から知見のある方にいろいろアドバイスをもらって作られるものか? それとも徳島ヴォルティスの会社として内部で作っているものか?」

新田「データベースにはそういうものがいろいろあるが、それを活かしながら、独自に作っていこうと考えている。」

G「補強について。FWが4人というのは少ないと思う。誰かが怪我をしたら3人になってしまう。先ほどボランチの練習生がいるという話が出たが、ボランチも不安といえば不安である。その部分とFWを増やすのかどうかを知りたい」

新田「状況に応じて検討する。もちろん人数は多いに越したことはないが、結局、限られた原資の中で質を上げようと思えば、ある程度人数を絞ってやらないといけないところもある。今の時点で増えるか増えないかと言われたら、すぐに増えるということはない。ただ、突発的な問題が起きてどうしてもそこに人が必要になってくる場合もある。状況に応じて(補強する)ということは当然あるが、原資があってのことなので、それも踏まえた中でどういうことができるかを強化と話をしていく。」

G「2009年に社長に言ったと思うが、都倉選手を獲得してほしい。中盤では都倉選手が尊敬する島田選手が頑張っているので、中盤については何も言うことがない。これから先、ヴォルティスがJ1に行っても(都倉選手は)恐ろしい相手になると思う。私の希望であり、無理は言わないが。去年も美濃部監督に『都倉どうですか』と聞いたが、無視された。都倉と島田のとく・しまコンビを見たいというのが個人的な希望。」

新田「強化担当がメモしていると思いますので(笑) 編成に関しては、クラブとして今年、来年を踏まえた中で今後どういうどういう選手が必要かというのは強化部で考え、それを現場の監督の意向と合わせていくという作業になる。話は聞いたが、それが実現できるかどうかはまた(別の話)。」

H「強化とは少し違うかもしれないが、今年は開幕戦がホームゲームなので、ホーム最終戦は最終節の1節前になると思う。去年もそうだったが、契約満了選手をホーム最終戦までに、当日でもいいのでできたら発表してほしい。他のクラブでは、(ホーム最終戦が最終節より)前の試合でも(契約満了選手を)発表していたところもあった。やはり最後のサンクスウォーキングの時に、これで見納めになるという選手に対してはきちんと気持ちを伝えておきたい。TSVに後から行ける人はいいが、私は遠くてなかなかいけないので、そうするとその試合で見納めになってしまう。また、去年、羽地選手と挽地選手が引退したが、二人とも長いことチームにいた選手なので、開幕戦の時にでも引退の挨拶、セレモニーのようなものを行ってほしい。」

新田「検討する。最後の(引退セレモニーの)話は考えさせていただきたい。ただ、(一つ目の要望については)移籍のルールが若干変わってきている。今言っていただいたことができたら本当に素晴らしいし、なるべくそうしたいという考えは昨年もあったが、契約形態が若干変わってきており、今後は例えば最終戦が終わった後に契約更新の交渉がうまくまとまらずに移籍するというケースも多々出てくると想定される。状況はかなり変わってきているのでそこだけはご理解いただければと思う。なるべくそういう機会を設けられるようにはクラブとしても考えていきたいという気持ちもあるので、いろいろ考えてやらせていただきたい。」

以上で強化についての質疑応答が終わり、15時からは2011年シーズンに徳島ヴォルティスのホームゲーム1試合平均入場者数7,000人を達成するためにはどうしていくべきかを、参加者とクラブでともに考える意見交換の時間となった。

D「7,000人を集めるためには、試合結果、強くなることはもちろんだが、来たくなるようなスタジアムの雰囲気作りがまず大事だと思う。そのために手っ取り早く何ができるかと言えば、私はスタジアムグルメをもっと今以上に充実させること(だと思う)。今、徳島の商店街の方でグルメフェスタをたまにやっており、私は行ったことがないが、聞くところによると多くの人が集まってくるらしい。皆、食いしん坊なのである。また、サッカー雑誌でもスタジアム紹介の中に必ずと言っていいほどスタジアムグルメの紹介が載っている。サッカーを見に来る人はそのスタジアムでしか食べられないようなグルメ、食べ物を求めていると思う。J2で言えば岡山の『ファジフーズ』、J1で言えばカシマスタジアムのグルメなどは、そういうもの(スタジアムグルメ)が好きな人の間では有名で、それを食べに行きたいがために遠いところからでもそのスタジアムへ行こうか、と思うわけである。現状、徳島ヴォルティスのスタジアムグルメというのは、もうちょっとかな、という印象を(私は)ずっと持っている。店が悪いとか味が悪いとかいうよりも、全体の雰囲気作り(の問題で)、どうしても閑散としているイメージがある。各店舗に任せっきりにするのではなく、店のレイアウト作りを含めて各店舗と協力し、クラブとして全体の雰囲気をもっと華やかなものにして、他(のクラブのサポーター)から見ても(徳島へ)行ってみたいなあと思わせるようなスタジアムグルメを作っていってほしい。」
「その中で一つだけ、簡単なことなのだが、自分からの提案がある。スタジアムグルメ、食品を何か買ったとしても、それを食べるところがない。ベンチが少しあるが、とても少なく、立ったままどこで食べようか(と困る)。そこで、スタジアムの屋台村の周辺にベンチをもっと多く置いてほしい。多ければ多いほどいい。また、コンコースの中にもベンチを置いてもらえるととても助かる。そういうことを検討していただきたいと思う。」

新田「コンコースはたぶん避難経路など防災上の問題もあるので難しいかもしれない。ベンチの件は検討する。レイアウトの件も、クラブの中でもより良い雰囲気作りという話はいろいろ出ているので、さらにグルメの件も(含めて)充実させていきたいと思っている。」

D「人気のある店をスカウトするような心意気でやってほしいなと思う。来てくれる人を待つのではなく、人気のある店に『スタジアムに店を出してくれませんか?』と営業をかけるような活動というのは(やらないのか?)」

新田「やっていないことはない。」

E「グルメのことに関しては、ずっと前にも一回言ったと思うが、名物を作ってほしい。前は『徳重丼』を提案させてもらったが、そういうスタジアムでしか食べられないようなグルメを作ってほしい。また、対戦相手の(土地の)名物をその試合ごとに出してくれたら面白いのではないか。愛媛(との試合)でもバーガー対決などを行っているが、愛媛だけでなく他の相手チームの(土地の)名物をもっと充実させたらいいのではないかと思う。」
「また、集客に関してだが、とりあえず試合を見てもらわないといけないので、もっと無料チケットを配布したらいいのではないか。私などは徳島ヴォルティスというチームを知らなかったが、たまたま開幕戦の無料チケットをもらったので一回見に行って、ハマってここまで来ている。そういう人も必ずたくさんいると思うので、とりあえず試合を見てもらうために無料チケットというのを(配布し)、とりあえずスタジアムに来てヴォルティスというチームを見てもらうことで集客を増やしていけばいいのではないかと思う。」

新田「集客のところで、無料チケットの問題についてはいろいろ意見があると思う。どんどん配って人を集めたらいいのではないか、タダで配って(スタジアムを)満員にすればいいのではないか、と思っている方もいると思う。ただ、戦略的に考えて招待することはあるが、無料チケットをどんどん配るということは基本的にはしない。なぜかというと、チケットの価値を上げていかないとクラブの発展はない(から)。ティッシュを配っているように配ったもので価値が上がるかと言えば(そうではない)。今、来てくれている皆さん(の中)にはチケットを買ってくれたり、ファンクラブに入ってくれたりしている方がいる。その方々が見ても、無料のチケットがどこにでもあるという(のは好ましくないと思うので、そういう)状況にはならないようにしたいと思っている。ただ、知っていただく機会は当然作らないといけないので、それはそれで考えていく。最初にも話をさせていただいたが、クラブが発展するために一番大事なのは入場料収入である。どんな企業や商売でもたぶん同じだと思うが、売り上げというのは客の数と単価と購入の頻度の掛け算で決まる。クラブというのはスタジアムのキャパシティがまず決まっている。(ヴォルティスは)2万人弱。興行の数も今年は19回と決まっている。そこで収入を上げようと思ったらどうするかということ。単価、つまりチケットの価値が上がっていかなければクラブの収入は上がらない。頑張って先々はJ1へ行けよと皆さん言ってくれるが、そういった部分も含めて理解していただきたい。当然クラブは頑張るが、それでは(チケットの価値が上がらないと)先がない。ただ単に7,000人集まったらいいという話をしているのではなくて、一人でも多くチケットを買ってくれる方を増やしていかなければいけないということ。そこだけは理解していただいて、ただ、戦略的にいろいろなホームタウンデーであるとか、ダービーであるとか、そういう機会を通して、まだ(試合を)見たことのない方に(スタジアムへ)来てもらう機会はうまく作っていきたいと考えている。」

E「ただそれは今までもやってきたと思う。今年の(1試合平均入場者数の)目標が7,000人ということだが、現状では不可能に近い。」

新田「ではJ1に上がる(のに挑戦する)のをやめるのか?」

E「いや、そういうことを言っているのではない。」

新田「そういうことだと思う。できないのであれば(最初から)やめればいい話。できないではなく、どうしたらできるかを皆で考えたいと思っている。普通に考えれば78万人の県民しかいないこのエリアにJ1のクラブ(を作る)なんて無理と思うものだが、そういう県で(J1を)目指して実際に達成させること、さらにその先を目指すことに私は価値があると思っている。そのためには、皆でやらないとできない。『クラブは頑張れ』『やっていないじゃないか』(という声に対して)やっていないところは当然受け止めて頑張るが、(県民の皆と)一緒にやらないと絶対できないと思っている。ただ、ある意味、覚悟を決めてやろうと思っているので、その辺は本当にご理解いただければと思っている。絶対に7,000人を達成するためには、皆さん一人が必ず一人を連れて来たら、単純な話、今の4,600人が倍になる。それくらいのことと思っている。」

I「社長が熱くなっているようなので、ちょっとクールダウンして聞いてほしいが、先ほどの社長の話のように、4,000人が一人ずつ連れて来たら確かに8,000人になる。ただ、やはり私たちも近しい家族を誘って一緒に来たりすることもあるが、クラブとして徳島県の県民の中のどのあたりのカテゴリの人をターゲットにしているというのはあるのか? 年代や性別もあると思うし、ファミリー層なのか若者なのか?」

新田「今、Jリーグ全般(の客層)が30〜40代に引っ張られている。徳島でも同じ。その層は子どもを連れて来てくれる。一つはそこのボリュームをもっと増やしていくことが大事と考えている。ただ、ターゲット層を絞ってこの層の方に来ていただくように、と考えるほどのボリュームがない。そういう方が来て満足してもらえるようなものをベースにしながら、いろいろな方に来ていただけるように考えていかないといけない。50〜60代の夫婦で来られる方もたくさんいる。そうは言っても、やはりボリュームがあるのはファミリー層。ファミリーの方が来て楽しめるというのはとても大事なことだと考えている。」

I「私は30代半ばで、子どもが4歳という典型的なファミリー層で、家族で来ているが、例えば『ママ友』や『パパ友』などを通じて、家族から(観戦仲間の)範囲を広げていく企画があったらいいと思う。例えばファミリーチケットを作って4人家族で行くと何割引きにするなどの工夫も必要と思う。たぶんヴォルティスの名前は徳島県民の皆が知っていると思うが、名前は知っているが試合に行ったことがないという人をどんどん取り込んでリピーターにしていくことが基本的な考え方だと思うので、そのあたりで家族層がターゲットであれば30〜40代の家族層(の来場者)をもっと広げていく何かを考えるべき。」
「また、私たちに『(集客のために)こういうことを考えたので試してほしい』と具体的に言ってもらえれば協力できる場合もあると思う。(今回のように)私たちが考えてそれを提案する場というのもまた作ってほしいが、提案を受けて(私たちが)何かをするという場というのももう少し作ってほしいと思う。」

新田「ファミリーチケットは昨シーズン、実はホームページ上にPDFでアップして引き換えができるような仕組みにトライしたこともあったが、うまく告知しきれていなかった。そういうことはクラブとしてもやりたいと思っているし、それをより皆さんに知っていただけるようにクラブも努力していきたいと考えている。」

A「昨年、ホームの試合にはすべて行ったが、イベントを見ているとどうしても子ども向けという感じがした。私の勘違いであれば大変申し訳ないが、もう少し大人も楽しめるような雰囲気づくりをしてほしい。例えば勝ったらビアガーデンのビールを無料にするというようなことをすればもっと客も増えると思う。」
「新体制発表の時にサポーターの代表の方が『50人が100の力を出すより100人が50の力を出す』というような話をしたと思う。(記憶が)間違っていたら申し訳ない。私は100人が100の力を出すということをやってほしいと思う。というのは、私もメインスタンドから応援しているが、例えば警備上の問題もあるとは思うがコールリーダーをメインスタンドに置いて皆で一緒に盛り上がれば、徳島県民には阿波踊りのDNAがあると思うので、周りから見ている人も『あ、こんなに面白い応援をしているのか』『こんなことをしているのか』『それなら行こうか』というふうになるのではないかと私は個人的には思う。100人が100の力を出したら、当然J1にも行けると思うので、そういう努力をしていただきたい。」

新田「100人より1万人で応援してもらうほうがいいので、1万人になるようにしたいと思っている。結局、たくさんの人が集まることは選手の力になるだけでなく、それによってできる雰囲気は来場者の皆さんにも楽しんでもらえると思っている。そういう雰囲気作りを(しようと)サポーター団体の方ともいろいろ話をしている。」

J「今年は新しく施設面で大型映像装置ができるということだが、これを活用して何か具体的に計画していることはあるか。試合前の盛り上げやリプレイなどが技術的にできるのか分からないが、そういう計画はあるのか。」
「もう一つは抽象的になるが、社長の挨拶の中にアジアや世界を意識して戦うという話があった。まさに私も同感で、これが多くの方に伝われば観客は倍増すると(思う)。今、日本政府も『開国』ということを盛んに言っているが、まさに『開国』というキーワードにふさわしいのがこのサッカーというスポーツである。ただ、今、日本代表は非常に人気もあるし、香川や長友はもちろん、宮市くんでも多くの人が知っているという状況なのに、徳島ヴォルティスはそれと全く関係のないものとして考えられていて、それが非常に忸怩たる思いである。そこで具体的に世界とつながっていることをアピールするようなPRや働きかけというのを何か考えているか。一番のウルトラCは今年重要になるロンドン五輪予選に誰か選手が選ばれて出ていくことで、これができれば一番世界を感じてもらえると思うが、これはできるかどうか分からない。あるいはJ1を目指すということであれば、J1の試合を常に意識させるような仕掛けを試合会場で行ったり、PRにも加えていくこと(が考えられる)。そのくらいしか今、私には思い浮かばないが、具体的に何かあれば教えてほしい。」

新田「大型映像装置については今、いろいろ準備をしている。一つは、他のクラブでもよく行われている選手紹介の映像。当然、スタジアムにはカメラがあるので、それを使って試合会場の映像もうまく使えるように準備をしていきたいと考えている。ただ、すぐに素晴らしいものができるかは分からない。より良くできるようにしていきたいと思う。いい映像ができるのではないかと思っている。」
「世界につながっていることのPRの件は、オリンピックの代表(に選ばれること)に関してはクラブが主体的にできるかと言えばなかなか難しいところがあるので、具体的に何かアイデアがあるかと言われると今の時点ではあまりないが、一つは、J1にステップアップすることでそういう(世界とつながっているという)意識が持てる。(J1に)上がれば、上位3チームに入れば少なくともアジアにつながるというのはすぐに意識できるので、そういった意味でもステージを変えていくような努力をしていきたいと考えている。」
(司会の平岩ホームタウン担当から福島事業部長への無茶ぶりをフォローする形で)「大型映像装置については開幕を楽しみにしていただければと思う。」

C「去年のホーム最終戦の富山戦は確かJリーグで初めて学生がプロデュースしたということで、言葉が悪いので誤解を招かないようにしないといけないが、非常に田舎くさく、ブラッシュアップされきっていない、学校の文化祭のような雰囲気で、私は非常に良かったと思う。あの空気はおそらく徳島だけではないにしても田舎でなければ出せないし、他(の地域)から来た方もわくわくして楽しいのではないかと思う。ああいう試みをぜひ今年も継続してほしい。また、例えば去年はハロウィン(の企画)も、最悪の天候でなかなか盛り上がりには欠けたが、ああいうことにこそ学生のノリが非常に重要と思う。そう考えると、たとえば昨年(のホーム最終戦)は高校生と大学生のコラボレーションだったが、試みとしてもう一つ下の中学生なども、いろいろな問題はあるのかもしれないが、巻き込んで(いけたらと思う)。今、幸いなことに中学校の授業の中には勉強以外の特別なことをする時間(が設定されており)、今日の参加者の中に学校の先生がいたら申し訳ないが、中にはそれを持て余している学校もひょっとしたらあるかもしれない。そういうところに、何か(試合会場の)雰囲気づくりを一緒にしてみないかと働きかけて(みたらいいと思う)。そこで(入場料収入の)お金の話になってくるが、例えば高校生が主体となってプロデュースしたとすれば、その友達が来るし、友達が一緒なら親が一緒に行かないわけにいかないだろうという家庭もあると思う。中学生ならなおさらのこと。そういう人たちに安易に招待チケットを配るのではなく、例えば一緒に来る友達の分は招待券を出すが、親には自分の入場料を支払ってもらう、といったような形でお金を集めることが可能ではないかと(思う)。それは今年だけに限ったことではなく、せっかくこれまでにいろいろな幼稚園、小学校をまわって来たのだから、それを活かすチャンスでもある。そういったことを検討いただければと思う。」

新田「(昨年のホーム)最終戦では高校生がプロデュースして大学生がサポートするという形を採ったが、あれは一回ではなくて積み上げていきたいと思っている。いろいろ意見はあると思うが、おかげさまで四国ダービーは皆さんに認知していただき、ある程度の(人数の)お客様に来ていただけるような試合になってきた。そういう試合を年間20試合の中でいくつ作れるか(が大事だ)と思っている。その一つとして企画を毎年積み上げていくことで、より多くの方に来ていただけるようになると考えている。また、先ほどもファミリー層、30〜40代が主なターゲットになっているという話があったが、実際に10代と20代前半(の客)はとても少ない。そこで、クラブの企画に実際に参画し、自分たちがやっているという意識で見てもらえれば、よりクラブを身近に感じられるということで、前回、ああいう企画を行った。若い方にヴォルティスのことを身近に思ってもらえるようなことをどんどん考えてやっていきたいと思っている。中学生では、どういうことがどこまでできるか分からないが、またいろいろ検討して、いいものができるようならやりたいと思っている。」

K「今、高校生、中学生の話も出たし、先ほどは8試合で1万人を集めようという話も出たが、1万人くらい来場した試合は必ず渋滞するのでそれが嫌だという話をいろいろな人から聞く。今までのサポカンでもさんざん出た話題だと思うが。今回、8試合で1万人を集めようとしたときに、やはりどうしてもシャトルバスを出すなどの方針を早めに打ち出して、環境に配慮しましょうというようなことをキャンペーンのようにもっと強く言うことが必要なのではないかと思う。そのあたりを聞きたい。」

新田「何度も話をしていると思うが、まず駐車場のキャパシティの問題が出てくるので、当然、その場合はいろいろなことを施策として考えていかなければいけない。ただ、それが常時必要かと言われたら、それはまだ今の段階では考えていない、と理解していただきたい。常時アクセスの問題をケアしなければいけない状態を作っていきたいということ。昨年もJR四国の協力をいただいて臨時便を出したり、いろいろなことを少しずつ行って、実績を出すことでまた協力していただけるような体制を作っていこうとしている。そういったアクセス面の改善は当然、課題になってくるので、いろいろな施策はやっていきたいと思っている。」

L「前の2つの質問と少し関連が出てくると思うが、交通について聞きたい。車で行ける方は、もちろん渋滞の問題はあるにしてもパッと鳴門まで行けるが、やはり物理的に鳴門が遠いと感じている人たちもいる。中学生はだいたい親と一緒に移動するかもしれないが、高校生や大学生あたりの10代後半から20代前半の来場者数がどうしても少ないのはやはり交通の問題が一つあると思う。常時徳島駅からバスを出すというのはコスト的にもどうしても問題が発生するとは思うが、やはり大きな(試合の)時には運行してほしいと思う。また、JRとのコラボレーションで去年は私も乗せてもらったが、その時に問題と感じていたのは、例えば徳島駅から乗るときにどこの乗り場に行っていいのかが分からない。普段乗らないので分からない。その案内をきちんと出してほしい。ポカスタへ行くには何番乗り場でどこ行きに乗ってください、という大きな張り紙が常にあれば、徳島駅を常に使う人が『これに乗ったらポカスタに行ける』と思ってくれるようにもなる。鳴門駅を降りてからもポカスタへの案内が全くない。シャトルバスに乗れば確かに行けるが、歩いて行く人もいるわけで、そういう人たちに対しての案内が十分ではないと思う。ルートマップなどを用意してもらえると非常に親切に感じられるのではないかと思う。そんなに難しくないことだと思うので、できれば設置していただきたい。」
「また、愛媛がサポーターの人たちで乗り合わせて行くという企画を行っていたと思うが、あれは徳島でも十分に考えられると思うので、ぜひ考えていただきたいと思う。」

新田「駅からスタジアムへの案内は確かにしっかりとできていない部分があるので、また検討したい。」

M「例えば去年であれば選手がいろいろなところを訪問してイベントに参加したりすることも多かったが、今シーズンは選手の数が少なくなっているので、どうしてもそういう機会が減ってくるのではないかと感じる。実際に仕事をしていて、徳島ヴォルティスのことを知っている人や(試合に)行っているという人と話をするが、一番よく行くという人はイベントやそれ以外も含めて選手と触れ合った人が多い。誰だれ選手のプレーを見てすごく良かったとか、自分の子どもが下部組織に行っているとか、去年であればセカンドの選手が自分の職場にアルバイトに来ているとか、ヴォルティスと関わる機会が増えていくほど、実際に自分にとって身近なものになると思う。今年は選手層がブラッシュアップされているが、その分、どうしても(地元の人々に)密着する機会というのは失われていっている部分も多いと思うので、そういった(触れ合う)機会の回数を増やしていただきたい。」
「(ヴォルティスに関する物事に)参加する方が、ヴォルティスを身近に思えることがあるといい。(昨年のホーム最終戦で)高校生がプロデュースし、大学生がそれをサポートしたのは非常に面白かったし、イベントとしてもいろいろな可能性があると感じたが、例えば大学であれば、ヴォルティスの会社(の業務)をスポーツビジネスとして捉え、大学と連携してそういったことを研究して常に足を運んでくれる大学生を増やしたり、あるいはボランティア論ということで、実際に難しいこともあると思うが、ヴォルティスのサポートスタッフに何回か参加することによって徳島の大学の単位として認定されるようにするなどが考えられる。高校生でも、ボランティアへの参加が自由研究などの活動として認められるように提案したり、もっと若い層であれば、去年も遠足で来場していた幼稚園があったと思うが、そういったことによって一度にたくさんの人数が来るようなことがあればいいと感じた。」

新田「(選手の)人数は少なくなったが、やはりいかに距離感を縮められるか、自分たちに近いところにあると思ってもらえるかが非常に大事だと思っている。当然、チームは結果を出さないといけないのでコンディション最優先という考えはあると思うが、その中でもやはりそういう部分の大事さを理解してもらいたいと思っているし、そういう機会を設けていきたい。先週も選手に集まってもらって、クラブの現状を伝えている。その中で、お客様を増やすためにも協力してほしいという話はしているので、(触れ合う機会が)減るということのないようにしたいと思っている。」
「大学などとの連携についても、プロデュースした最終戦以外に、実は四国の大学生を集めたインターンシップという形で去年から少し取り組み始めている。そこで単位が取得できたり、講義の中に組み込んだり、うまく仕組みとして形にできればいい、という絵は描いている。それを早い段階で実現できるように努力していく。」

F「お客様を増やすということで、いろいろインフラや設備面の話がたくさん出ているが、本当に一番魅力のある商品になるのはサッカーだと思う。本当に素晴らしいサッカーをすれば、今来ている4千人のお客様が全て営業マンになるくらいのポテンシャルを秘めている。先日、友人と大人のサッカー教室に参加させてもらったが、とても親切で内容も面白くて、とても良かった。その後、私たちがどういう行動に出たかというと、友達を自然と誘ってしまう。楽しいものには常に人が集まるということをうまく使えないか。ただ、伝えることが難しい。徳島県の人がもっとサッカーを知って、たとえ負けたとしても負けたゲームについて(内容を)話題にできるようなサッカー文化が根付けば、それは確かにお客様がたくさん来ると思う。そういう徳島県にするためには、サッカーの専門家である徳島ヴォルティスという会社と県民をつなぐトランスレーター、もっともっと分かりやすく説明できる方が、人かどうかは分からないが、必要になってくると思う。ワールドカップの時にスペインがとても素敵なサッカーをして、サッカーを知らない私の妻でもテレビにくぎ付けになっていたし、職場でもサッカーを知らない人がスペインが勝つのかオランダが勝つのかを楽しそうに話していた。ああいう状態に持っていけるとお客様は自然に集まると思う。また徳島ヴォルティスに頼むことになるが、一般のお客様にサッカーを解説するときにもっと身近にサッカーが分かるように、サッカーを私たちの社会生活に例えて分かりやすく解説できるような取り組みができると楽しいと思う。例えば運動量の多い選手がなぜ活躍できるのか、トップスピードでパスをもらう選手がなぜパスを呼び込めるのか、それは他の動いていない選手よりも動きがある分、しっかり中で目立っているからだ。それは一般の職場でも変わったことをしている人がいるとよく目立つのと同じことだ、といったようなこと。」

新田「サッカーに興味がない方に魅力を伝える方法ということか? 実際、初心者の方にわかりやすい情報の発信の仕方は少ないと思うので、そういうところをメディアの力を借りながらうまくできたらいいとは思う。とくに徳島の場合は民放が一局なので、メディアの力を借りることをもっと工夫しないといけない。商品の一番大事な要素がいいゲームをすることであるのは間違いない。我々の商品はスタジアム。スタジアムの価値をいかに上げていくか、その中の一番大事な要素は当然、いいゲームをすること。そのためにはいいチームを作らないといいゲームはなかなかできない。そのために今、いろいろなことをやらなければいけないが、そこに一番、投資をしている。その中で、いいスパイラルでお客様を少しずつ増やしていって、他の部分ももっともっと充実させていこうとしている。とくに試合の勝ち負けは残念ながらコントロールできない。勝ち負けは当然ある。そういう中でも来場者が少しでも満足できるように、スタジアムの雰囲気づくりをしっかりやっていかないといけない、という考えを持って取り組んでいる。それを知らしめていく方法を考えていきたいと思っている。今、メディアからの発信として、JRTの力も借りながら、とくにスタジアムに来られていない方に対して、もっと(ヴォルティスを)身近に思っていただけるような企画もできたらと考えている。」

H「私も友達や親戚をよく(試合に)誘うが、誘うのは開幕戦やダービーなど会社で法人会員のチケットをもらったりしたときで、そのチケットをその人の家族全員分渡してしまうとタダになってしまうので、家族の中の一人分だけ渡して『あとは皆で(チケットを買って)来て』と言うが、その時に『こんな時はとても混むのでは? そんなに混まなくて絶対勝てる試合に誘ってほしい』と言われる(笑) 常時7,000人以上ということになるとやはり混む。私は鳴門に住んでいたことがあって鳴門の抜け道をたくさん知っているので、帰りはこう通っていったらいいと教えたりしている。しかし鳴門に住んでいた時は試合が終わった後に細い抜け道を通ってびゅんびゅん走ってくる車があると危なかったし、地域の人が迷惑している部分も実際はあると思う。だいたい国道28号線に出ようと思ったら皆が使っている道は2本しかないが、混むのが嫌ならばあと2本ほど、遠回りになるが地域の人に迷惑をかけずに出られる道がある。そういった案内があると、混むのが嫌という人に他にも道はある、という話もできる。」
「また、先ほど(話も出たが)、JRで来た時に(駅からスタジアムまで)歩いていくと、例えば柏などはこの道を歩いていけば(スタジアムに)着くということがわかるように、レイソルの試合の時には街中に幟が立ってそういう雰囲気になっている。地元の鳴門のほうで、駅を降りてこの幟の(並びの)通りに歩いて行ったらスタジアムに着くという雰囲気を街で作っていってもらえたらいいと思う。」
「また、仙台に行ったときに、私が行った牛タンのチェーン店では、仙台が試合に勝った時はチケットを見せたらビールが一杯無料になる(企画を行っていた)。先ほどスタジアムでビールが無料になるという話があったが、それではクラブの出費になるので、そうではなく地元の商店の協力を得てチケットを見せたら・・・という形にする。普段から協力してくれている店(応援ショップ)もあるが、試合のある日にそういうことをする企画もあればいいのではないかと思う。」

新田「抜け道マップは難しいかもわからない。渋滞がネックになって最初の足が遠のいてしまうというのはやはり大きな問題なので、それを何とかうまく解決できるように考えていきたい。一番いいのは公共交通機関を使ってもらうことで、汽車に乗って鳴門の駅から歩くのが楽しいという構図が作れればいいと思う。鳴門の活性化も含めて、鳴門市や商工会の方々といろいろ相談はさせてもらっている。できればヴォルティスロードのようなものができれば素晴らしいと思うし、実現できるように努力していきたい。」
「店舗とのタイアップもいろいろと考えていきたい。プロ野球でもいろいろ取り組みはしているし、そういうことをうまくできればいいと思っている。確か去年もジャイアンツは(東京)ドームでホームランが出たときにビッグマックが(もらえる)という企画があったし、今年、マクドナルドがJリーグのスポンサーに入る形にもなっているし、いろいろなところでJリーグのスポンサーや徳島ヴォルティスのスポンサーとタイアップしながら企画を作れるようなことを考えていく。」

N「7,000人には含まれないと思うが、せっかく大型映像装置ができたので、ぜひ一度、鳴門でアウェイの試合のPV(パブリックビューイング)を実施してほしいと思う。初めての方も(参加しやすいように)、最初は無料でもいいし、お店をたくさん出しておけばお金も落としてもらえる。新町のほうでも何度かPVを行っているが、(参加者は)比較的コアな方々がほとんどのような気がするので、ぜひ気候のいい時期の日曜日の昼間にPVができる時間帯があったら、ぜひ一度試しに行ってほしい。」

新田「スタジアムで、ということか? 考える。PVは一体感、密着感というか、たくさん入っている感覚が楽しいというところもあるので、その演出の仕方がうまくスタジアムでできるかも考えさせてもらい、実現できればいいと思う。検討させていただきたい。ただ、全く来られていない方に最初の一歩を踏み出していただくことを考えれば、やはりもう少しアクセスのいい徳島市内(がいいと思う)。今、東新町で行っているものは400〜500人に来てもらっているが、今年の新体制発表を行った『あわぎんホール』は800人入るので、まず一歩ステップアップさせるならそこがいいかもしれないし、市内ならば『徳島ホール』もある。そこがいっぱいになれば『アスティとくしま』がいいかもしれない。そしてもっともっと集まるようになったときに『やっぱりスタジアムでやりたい』という流れになっていけばいい、という気持ちもあるので、それは検討させてほしい。せっかく新しいスクリーンができたので、それをゲーム以外でもうまく活用したいと思っている。」

O「私のほうからクラブに対して何か、ということではないが、我々サポーターはとくにゴール裏で応援に携わっている。先ほどサッカーの魅力という話があったが、スタジアムに来た時の魅力を作るということでは、我々応援をしている者が持つ役割はとても大きいと感じている。新体制発表の時にした50歩と100人の話は、言葉足らずで意味が伝わらなかったかもしれないが、ゴール裏の現状を見ていただいたら決して人数が多いとは言えない。その人数で出せる(声の)ボリュームは限られており、やはり今来られている方以外にもたくさんの方に(ゴール裏に)来ていただいて、一人でも二人でも多くの方に声を出していただきたい。そこから50を70に、さらに100にと上げていければ、なお大きな力になるという意味で、まずはゴール裏へ来て一緒に応援したり、つながりを持たせていただきたい、という気持ちの表れとしてあの場で話をさせていただいた。本当にサポーターになって良かったと思うことは、ゴール裏で自分の身の回りにいる人たちは会社で普通に仕事をしているだけでは絶対につながりのなかった人ばかりで、そんな人たちと去年は何回も一緒にバスに乗って片道9時間も10時間もかけてアウェイに行ったりした。そういう人と人とのつながりが本当に魅力で、応援することが楽しい、サッカーが面白いというのもあるが、そういうことが楽しくて今、皆さんゴール裏に集まっている。今年はいい雰囲気で協力してやっていこうということで話をしながら企画等も進めているので、ゴール裏にまだ行ったことがないという人もぜひ、あそこから一緒にヴォルティスを、徳島を盛り上げていきたいと考えている。私のお願いになってしまったが、今年も一年頑張っていくのでぜひご協力をよろしくお願いします。一緒にやっていきましょう」(場内拍手)

最後に新田社長が挨拶してサポカンを締めくくった。

新田「本当に今日は長時間、また貴重なご意見をありがとうございました。クラブとしてさらに本当に皆様に満足いただけるように努力を続けていく。いろいろ(課題は)あるが、今年は大きな目標を掲げた。実際、それはできない理由を数えればたくさん出てくるかもしれない。ただ、クラブとしてはできない理由を数えるのではなく、どうしたらできるかを考えていきたいと思っているし、一つでも実践していきたいと思っている。地方のクラブとしては本当にJ2から出たことがないので、本当に徳島からJ1のクラブを(生むという目標を)達成していきたい。その先をもっともっと目指していきたい、と思っている。そのためには今、皆様からいただいた話をしっかりと受け止めて、スタジアムの魅力をしっかり上げていくことも当然大事であるし、もっともっとクラブを身近に感じていただく(ことも大事である)。先ほどの話の中で、チームが商品というの当然であり、いいプレーをすることも非常に大事なことだが、スポーツの楽しみ方の一つにはひいき目で見るというのがある。中立で見たら楽しくないが、どっちかに思い入れを持って見るからこそ楽しいという楽しみ方が絶対にあるので、そういった意味でもクラブを自分たちのもの、身近なものと感じていただける努力を、これは地道な部分もあるが、しっかりと続けていきたいと思っている。本当に今年一年、最後は皆さんと一緒に喜びあえるようなシーズンにしていきたいと思っているので、ぜひ力添えをいただければと思う。本日は本当にありがとうございました。」(場内拍手)


posted by ナカヲ at 23:46| 徳島 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | Soccer 2011-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。m(__)m

今日はお疲れ様でした。
徳島県は典型的な『車社会』ですから交通手段が拡充しないと観客数が増えないんですよね。(かくいう私は車で来てるので渋滞の問題がありますが…)
中学生、高校生を観客に入れて増やそうと思えばやはりシャトルバスかな?

あっ、東武鉄道のポスターはいかがだったでしょうか?
あの会社名のリストの中で徳島県に工場、事業所があるのはうちの会社だけなんですよ。
完成したあかつきには完成までの過程が記録された資料館も併設されて(タワーの中か別のビルかはわかりませんが)鋼管の展示物があれば内部の溶接部を削られてるところを見てやって下さい。
その溶接部分は私が削ったんですよ、えぇwwwwwwwwww

Posted by ナオキ at 2011年02月21日 01:26
>ナオキさん
現実問題として車がないと時間的に移動不可能なところもありますしね。
社会全体として改善策を考えないといけないと思います。
ポスターありがとうございます。早く現物が見たいです(笑)
Posted by ナカヲ at 2011年03月02日 23:30
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