2011年03月19日

対ファジアーノ岡山@鳴門大塚

今日はポカリスエットスタジアムへ徳島ヴォルティスとファジアーノ岡山の練習試合を見に行った。朝は寒かったが、空は晴れているので次第に気温も上がってきた。

このスタジアムでヴォルティスのトップチームが公開の練習試合を行うのは、2005年2月のSC鳥取戦以来、実に6年ぶりのこと。6年前の試合は私は観戦していないので、今回初めてここで練習試合を観戦することになる。また、このスタジアムのメインスタンドからトップチームの試合を観戦するのも2005年シーズン以来のことで、何とも新鮮な感じだ。

スタジアムへ向かう途中、ちょっとしたハプニングで松茂のとくとくターミナルへ立ち寄ることになった。せっかくなのでヴォルティスコーナーを覗くと、「ヴォルティスは誓います。今年J1昇格」「強い」「今年はやります。J1昇格」と、過剰なまでの煽り文句が並んでいた。

とくとくターミナルのヴォルティスコーナー

スタジアムに到着すると、時計台広場には飲食ブースやヴォルティスパーク、グッズ売り場、インフォーメーションなどがいつものJ2の試合と同じように並んでいた。入場口がメインスタンド側のみなので、待機列は階段の下まで延びていた。

スタジアム前のすだちくん像の胸には「東北地方太平洋沖地震 復興支援募金のお願い」という貼り紙がされており、入場口ではスタッフが募金箱を持って待機している。ヴォルタくんはボール君とともに募金箱を持って待機列を回っていた。

胸に貼り紙をつけたすだちくん 募金する子どもの来場者

故障中のFWドウグラスとDF登尾も募金箱を持って来場者をお出迎え。ただ、一番前にヴォルタくんが立っているので、どうしても義援金はヴォルタくんの募金箱に集中していた。

募金箱を持つヴォルタくんとFWドウグラス 募金箱を持つDF登尾

スタンドはメインのみが開放され、中央部の前には「心を一つに共に苦難を乗り越えよう」という、サポーターによる手書きの横断幕が掲出された。メインスタンドは満員ではないにしてもかなり埋まっており、例年の天皇杯初戦よりも入っているかもしれない。

「心を一つに共に苦難を乗り越えよう」の手書き横断幕 開門30分後のメインスタンド

オーロラビジョンは、今日は静止画のみの表示。両チームのエンブレムが表示されているが、単なる練習試合なので試合のタイトルが何もなく、寂しい感じがする。ビジョンがきれいになり、募金協力のお願いもよく見える。

ビジョンに表示された両チームのエンブレム 義援金募金協力のお願い

コンコースでは、昨日発表されたばかりのJリーグの被災地救援・復興支援スローガン「チカラをひとつに。-TEAM AS ONE-」が書かれた横断幕に来場者がメッセージを書き込んでいた。選手やスタッフのメッセージも書かれているとのこと。

「チカラをひとつに。-TEAM AS ONE-」の横断幕 ビジョンに表示されたスローガンのロゴマーク

対戦相手は岡山ということで、かつてヴォルティスでGKとして活躍した「ノリヲ様」こと高橋範夫GKコーチもやってきた。高橋コーチはベガルタ仙台で長く活躍し、一昨年も仙台の下部組織でGKコーチを務めていただけに、今回の地震に胸を痛めているはずだ。

岡山の高橋範夫GKコーチ

ヴォルティスのピッチ内アップを見ていたら、先日の大阪学院大との練習試合にも出場していた練習生FWの姿を見つけた。さすがに今日の試合には出場しないだろうが、今後、期待したい選手だ。

ピッチ内アップを終えて引き揚げる練習生FW

キックオフに先立ち、レフリーを先頭に両チームのスタメン選手たちが入場し、メインスタンドに向かって整列した。バックスタンドのポールには両チームのフラッグが半旗掲揚されており、中央にはフラッグがない。

両チームのスタメン

さらに両チームの控え選手やチームスタッフもベンチから出てきて、それぞれのスタメンの両端に整列。新田社長がメインスタンドに向かって挨拶した後、全員で東日本大震災の犠牲者に黙祷を捧げた。

全選手、スタッフが整列 挨拶する新田社長

そしていよいよキックオフ。ヴォルティスのスタメンは以下の通り。
GKは上野。DFは右から平島、島村、三木、西嶋。MFはボランチにディビッドソン、その前に六車と倉貫。FWは右に島田、左に柿谷、ワントップに佐藤。

対する岡山のスタメンは以下の通り。
GKは真子。DFは右から近藤、竹田、後藤。MFは右から澤口、大道、千明、田所。FWは右に岸田、左に臼井、ワントップに新加入のチアゴ。

前半は立ち上がりこそ岡山がヴォルティスの最終ラインの裏を突いて攻め込んだものの、その後は個人技で勝るヴォルティスが優位に立つ。ヴォルティスは6分、FW柿谷の左クロスに正面でFW島田が合わせたが、GK真子にキャッチされた。

岡山も7分、MF大道の左CKにファーサイドでDF近藤が合わせたが、DF西嶋がよくブロックした。さらに17分には大道が正面でパスミスを奪ってグラウンダーのミドルシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。

前半の岡山の要を担ったMF大道

ボールを支配しながらなかなかシュートまで持ち込めなかったヴォルティスは23分、西嶋の左アーリークロスから正面左寄りでクリアボールを拾った島田がシュートを放ったが、ゴール左隅を襲ったボールはGK真子のセーブに阻まれた。26分にもきれいなパス回しから最後は島田が正面からシュートを放ったが、惜しくも右ポストに嫌われた。

さらに33分には右寄りのやや距離のある位置でFKを得ると、島田のキックにファーサイドのDF島村が頭で合わせたが、わずかにポストの左へ外れた。岡山も41分、MF澤口が正面右寄りの高い位置でMF六車からボールを奪うと、FW臼井の右クロスに正面で大道が合わせたが、GK上野のセーブに阻まれた。結局、前半は0-0で折り返した。

サイドから攻め込むキャプテンのMF倉貫

後半に入り、ヴォルティスは倉貫を右サイドに出し、島田がトップ下に入って4−2−3−1のようなフォーメーションに変えてきた。前半と同様にヴォルティスがボールを保持し、自陣でゆっくりと回しながらチャンスをうかがう。

6分にはMFディビッドソンが高い位置でボールを奪ってFW佐藤へ縦パスを送り、佐藤からパスを受けた柿谷が正面左寄りからグラウンダーのシュートを放ったが、GK真子の正面へ。10分には倉貫に代えて輪湖を左SHに入れ、柿谷が右SHに回った。15分には島田の右CKからヘディングでの折り返しに正面で佐藤が頭で合わせたが、GK真子にキャッチされた。

両チームの背番号18の競り合い

なかなか大きなチャンスを作れなかった岡山は16分、ペナルティエリアの左で得たFKをMF田所がゴール前へ蹴り込み、正面でFWチアゴが頭で合わせたが、惜しくもクロスバーに跳ね返された。岡山にとってはこの試合ここまでで最大のチャンスだった。

引いて守る岡山を攻めあぐねていたヴォルティスは22分、島田に代えて徳重をトップ下に入れた。すると直後の23分、ヴォルティスはMF徳重の右CKにゴール正面で島村がどんぴしゃのヘディングで合わせ、待望の先制ゴールを奪った。

先制ゴールを決めたDF島村

リードしたヴォルティスは両SHを低い位置に下げ、4−4−1−1のようなフォーメーションで守りを固め、カウンターで追加点のチャンスをうかがう。岡山は失点直後の24分にFW岸田が右サイドから攻め上がり、シュートを放ったが、枠を外してしまった。

ヴォルティスは32分、佐藤に代えて杉本をワントップに入れた。さらに36分にはディビッドソンに代えて濱田をボランチに入れたほか、平島に代えてエリゼウをCBに入れ、島村が右SBへ回った。エリゼウは宮崎キャンプ以来、久々の実戦復帰だ。

久々に実戦復帰したDFエリゼウ

岡山は40分、スルーパスに反応した途中出場のFW中野が正面やや右寄りへ抜け出したが、フリーのシュートはポストの左へ外れた。逆にヴォルティスは41分、MF濱田が正面から鮮やかなミドルシュートをゴール右隅へ叩き込み、貴重な追加点を奪った。

鮮やかなミドルシュートを叩き込んだMF濱田

結局、そのまま2-0で試合終了。終始押し気味に試合を進めたヴォルティスが内容通りのスコアで勝利を収めた。引いた相手の崩し方など、まだまだ課題は多いが、全体としては悪くない内容だったのではないだろうか。

ファイナルスコア

試合後、両チームの選手、スタッフが再びメインスタンドに向かって整列し、選手を代表してヴォルティスのキャプテン、倉貫が挨拶した。

メインスタンドに向かって挨拶するMF倉貫

引き続き、全員がメインスタンドをバックに集合し、「チカラをひとつに。-TEAM AS ONE-」と書かれた横断幕を掲げて写真撮影した。また、その後は選手やスタッフが出口に並び、帰路に就く観客に再び募金を呼びかけた。

写真撮影を告げるオーロラビジョン 写真撮影する両チームの選手とスタッフ

ピッチ内では柿谷と平島が、岡山のFW白谷と言葉を交わしていた。3人とも元セレッソ大阪で、調べてみると柿谷と白谷は同じ学年のようだ(両者の態度を見ているととてもそうは思えないが)。

言葉を交わす同学年の柿谷と白谷

ヴォルティスは明日も13時から徳島スポーツビレッジで岡山県の環太平洋大と練習試合を行う予定になっている。おそらく、今日の試合に出なかったメンバーや、練習生、ユースの選手が出場することになるのだろう。TSVに隣接するヴォルティスの事務所では義援金も受け付けているので、都合のつく方はぜひ明日も練習試合に足を運んでほしい。
2011年3月スケジュール

鳴門で岡山と練習試合、義援金1800人が協力
「少しでも力になれれば」

J's GOAL | フォトニュース | [ 練習試合 徳島vs岡山 ]

◎練習試合 2011年3月19日13時キックオフ
 (鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム)観衆1,800人

徳島ヴォルティス 2(0−0)0 ファジアーノ岡山
(Jリーグ2部)   (2−0)  (Jリーグ2部)

得点:徳=島村(5分)、濱田(26分)
警告:徳=柿谷(76分)
   岡=臼井(31分)、?(73分)

(徳島ヴォルティス)
GK 上野1
DF 平島25(→81分、エリゼウ4)
   島村22
   三木2
   西嶋6
MF ディビッドソン27(→81分、濱田14)
   六車15
   倉貫8(→55分、輪湖3)
FW 島田10(→67分、徳重7)
   柿谷13
   佐藤18(→77分、杉本19)

(ファジアーノ岡山)
GK 真子21
DF 近藤4
   竹田18
   後藤3
MF 澤口2
   大道17(→HT、練習生11)
   千明8
   田所25
FW 岸田9(→81分、石原45)
   臼井22(→63分、白谷20)
   チアゴ39(→63分、中野19)
posted by ナカヲ at 19:50| 徳島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2011-1/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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