2011年05月10日

セレッソ、圧勝で決勝T進出

今日は大阪市長居陸上競技場へAFCチャンピオンズリーグのグループリーグ最終節、グループGのセレッソ大阪対山東魯能泰山足球倶楽部を見に行った。今日の大阪は朝から雨が激しく降ったり弱まったり止んだりの変わりやすい天気で、かなり蒸し暑い。

山東魯能との対戦

グループGは今日の昼間に行われた最終節のもう一方の試合で全北現代モータースが勝ち点を15に伸ばしてすでにグループ首位での決勝トーナメント進出を決めており、残り一つの椅子を勝ち点9で2位のセレッソと勝ち点7で3位の山東が争っている。

AFCチャンピオンズリーグのボード ビジョンに表示された今日の対戦カード

セレッソはこの試合に引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるが、敗れれば敗退となってしまう。Jリーグではここまで3分1敗と白星に恵まれていないが、ACLで決勝トーナメント進出という結果を残すことで自信を取り戻したい。

対する山東は中国スーパーリーグで過去5シーズンのうち、昨シーズンを含めて3度の優勝を果たしている中国随一の強豪クラブだが、今シーズンはフロントがイヴァンコヴィッチ監督の意向を無視した選手補強を行ったこともあってここまで苦戦が続いており、つい先日、イヴァンコヴィッチ監督がフロントとの対立から体調不良を理由に辞任してしまった。今日の試合ではマギッチヘッドコーチが監督代行を務めるが、緊急事態にチームがどれだけ結束できるかがポイントとなる。

監督の欄にはアシスタントコーチを表示

決勝トーナメント進出をかけた大事な試合ということもあって観客はそこそこ入っているが、雨が激しいので屋根のないゴール裏に集まったサポーターはさほど多くはない。

ホームゴール裏スタンド ホームゴール裏の横断幕

対する山東のゴール裏には、中国の国旗のほか、「流通科学大学山東魯能球迷協会」と書かれた横断幕も掲げられ、関西在住者か中国から来日したファンかは分からないが、かなりの人数が山東に声援を送っていた。

山東のゴール裏

セレッソのスタメンは以下の通り。
GKはキム・ジンヒョン。DFは右から高橋、茂庭、上本、丸橋。MFは右から乾、中後、キム・ボギョン、清武。FWは小松とピンパォン。

両チームのスタメン

いつもは4−2−3−1のフォーメーションを採っているセレッソだが、今日は山東の高さ対策ということもあってか、FW小松がスタメンに起用された。

FW小松がスタメン入り

対する山東のスタメンは以下の通り。
GKはヤン・チェン。DFは右からリュウ・ジンドン、リカルド、レナト、チェン・チェン。MFはボランチにクイ・ポン、二列目に右からチョウ・ハイビン、ドン・チョウシアン、ローダ・アンタル。FWはワン・ヨンポーとハン・ポン。

山東のスタメン

中国なので選手紹介は漢字表記かと思いきや、アルファベットとカタカナだった。簡体字など、日本語にはない漢字を表示するのが難しいからだろうか?

アルファベット表記のスタメン カタカナ表記のスタメン

前半は開始いきなり46秒、山東のMFクイ・ポンが中央をFWハン・ポンとのワンツーパス交換で攻め上がり、縦パスを受けたFWワン・ヨンポーがトラップで相手DFをかわして正面からシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。

その後はセレッソが中盤を支配し、パスを回して押し気味に試合を進めるが、なかなかラストパスが通らない。10分にはMF中後のパスを中央やや右寄りで受けたMF清武が乾とのワンツーパス交換からドリブルで正面へ流れてミドルシュートを放ったが、クロスバーを越えた。

18分にはMFキム・ボギョンの右CKがGKヤン・チェンの頭上を越え、ファーサイドのFWピンパォンがヘッドで折り返したが、ゴール正面には誰も詰めておらず、山東の選手にクリアされた。対する山東はボールを奪ってもなかなか前へ運べず、守ってはセレッソのスピードに翻弄されて遅れたタックルでたびたび警告を受けてしまう。

セレッソは34分、MF乾のスルーパスにFW小松が正面右寄りへ抜け出し、グラウンダーのシュートを放ったが、GKヤン・チェンが弾き、自ら押さえた。逆に山東も37分、大きなサイドチェンジから左サイドでパスをつなぐと、MFドン・チョウシアンの左クロスにニアサイドのワン・ヨンポーが頭で合わせたが、ふわりとしたシュートはポストの右へ外れた。

するとセレッソは39分、MF清武のスルーパスを正面で受けたFWピンパォンがドリブルでやや右へ流れてミドルシュートを放ち、これはGKヤン・チェンに跳ね返されたが、こぼれ球を正面左寄りで拾ったDF丸橋が強烈なミドルシュートを放つと、GKがセーブしたボールに詰めていたピンパォンがダイレクトで頭で合わせて先制ゴールを決めた。

セレッソはさらにロスタイム1分にも左サイドで相手のクリアボールを拾った清武がドリブルでやや中へ入り、正面右寄りでパスを受けたピンパォンが強烈なシュートを放ったが、GKヤン・チェンのセーブに阻まれた。結局、終始優位に試合を進めたセレッソが1-0とリードして前半終了。

山東にほぼチャンスを作らせなかったDF丸橋とDF上本

ハーフタイムにはマスコットのロビーくんが場内をぐるりと回っていたが、その手には「引き分け→× 勝って上行くで」と書かれたボードが見えた。

ボードを手に場内を回るロビーくん

後半に入って開始わずか52秒、セレッソは自陣で相手ボールをカットしたキム・ボギョンからパスを受けた乾が中央をドリブルで攻め上がり、正面右寄りでパスを受けたピンパォンがドリブルからクロスを上げると、ファーサイドの小松が頭で落とし、正面で清武がトラップで相手をかわしてゴール右寄りへ強烈なシュートを叩き込んだ。後半開始早々の見事なカウンター攻撃だった。

さらに8分には正面左寄りでクリアボールを拾ったキム・ボギョンがドリブルからシュートを放ったが、ゴール右隅を襲ったボールはGKヤン・チェンがセーブ。その後もセレッソがボールを支配して優位に試合を進める。

劣勢が続いていた山東は15分過ぎから少しずつ反撃を開始したが、シュートをブロックされるなどして決定機までは作れない。試合前から断続的に降り続いている雨は、後半に入っても止むどころか逆に激しさを増し、ピッチが霞んで見えるほどだ。

激しい雨に霞むピッチ

山東の攻撃をしっかりと抑えたセレッソは28分、カウンターからピンパォンが中央をドリブルで攻め上がり、スルーパスに抜け出した小松が相手DFを背負いながらドリブルでペナルティエリアへ侵入すると、競り合って左へこぼれたボールを乾が拾ってゴール左隅へグラウンダーのシュートを決めた。

これでほぼ勝負は決まったが、山東はさらに30分にクイ・ポンが2枚目のイエローカードを受けて退場し、いっそう苦しくなる。セレッソは34分、キム・ボギョンのスルーパスにペナルティエリアの左へ抜け出した乾がドリブルでペナルティエリアに入って左寄りからシュートを放ったが、GKヤン・チェンのファインセーブに阻まれた。

場内に発表された入場者数は9,035人。天気が良ければ1万人を超えたのだろうが、平日の夜に雨でも9千人以上を集客できるのはうらやましい。

入場者数は9,035人

セレッソはさらに36分、自陣中央でのDF高橋のパスカットから、パスを受けたMF倉田が正面右寄りをドリブルで攻め上がり、MF山口とのワンツーパス交換からさらにドリブルでペナルティエリアへ侵入すると、そのまま最終ラインも強引にドリブルで突破し、GKとの一対一からグラウンダーのシュートを右ポストに当てて決めた。

なおも攻め続けるセレッソは40分、こぼれ球を正面やや右寄りで拾った清武の縦パスを倉田が受け、反転して正面右寄りからフリーでシュートを放ったが、GKヤン・チェンのセーブに阻まれた。44分には自陣の右サイドで山口のパスを受けた乾がドリブルで敵陣中央へ攻め上がり、正面左寄りでパスを受けたFW永井がワントラップからシュートを放ったが、これもGKヤン・チェンがセーブ。

結局、そのまま4-0で試合終了。終始、山東を圧倒したセレッソがグループ2位での決勝トーナメント進出を決めた。山東はイヴァンコヴィッチ監督の電撃辞任の影響もあったのだろうが、良さをほとんど見せられず、完敗に終わった。

ファイナルスコア 「WINNER」 ラウンド16進出

試合後、TV局向けのヒーローインタビューには3点目を決めた乾が、そして場内向けのヒーローインタビューには4点目を決めた倉田が呼ばれ、サポーターの声援を浴びていた。清武も含めて攻撃的MFには勢いのある若手選手がそろっており、決勝トーナメントも楽しみだ。

インタビューを受けるMF乾 インタビューを受けるMF倉田

◎AFCチャンピオンズリーグ 1次リーグ・グループG第6節
 2011年5月10日19時キックオフ
 (大阪市長居陸上競技場)観衆9,035人

セレッソ大阪 4(1−0)0 Shandong Luneng FC
        (3−0)

得点:C=ピンパォン(39分)、清武(46分)、乾(73分)、倉田(81分)
警告:C=茂庭(75分)
   S=RENATO(15分)、Cui Peng(19分、75分)、Liu Jindong(22分)、
     Deng Zhuoxiang(31分)、OBINA(90+1分)、Zhou Haibin(90+2分)
退場:S=Cui Peng(75分=警告2枚)

(セレッソ大阪)
GK キム・ジンヒョン21
DF 茂庭3
   上本22
MF 中後5(→79分、山口6)
   乾7
   ピンパォン9(→74分、倉田23)
   清武13
   丸橋14
   キム・ボギョン16
   高橋20
FW 小松15(→74分、永井19)

(Shandong Luneng FC)
GK Yang Cheng 22
DF RENATO Assis da Silva 3
   Zheng Zheng 16
   RICARDO Jorge Ferreira Pinto da Silva 29
    (→54分、Manuel de Brito Filho "OBINA" 10)
MF Liu Jindong 2
   Zhou Haibin 6
   Cui Peng 7
   Wang Yongpo 8(→HT、Li Wei 23)
   Roda Antar 18
   Deng Zhuoxiang 21
FW Han Peng 9(→84分、Wang Tong 11)


posted by ナカヲ at 23:44| 徳島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2011-1/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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