2011年06月18日

13年ぶりのライバル対決

明日の対戦相手はFC東京。Jリーグで対戦するのはもちろん今回が初めてだが、前身の大塚FCおよび東京ガス時代には日本サッカーリーグ2部やジャパンフットボールリーグ(旧JFL)でHonda FC(現在は日本フットボールリーグに所属)とともに企業チームの雄としてしのぎを削った間柄であり、旧JFLラストイヤーの1998年以来、実に13年ぶり17度目の対戦となる。

前身時代の対戦成績は4勝2分10敗(アウェイでは2勝1分5敗)と大きく負け越しているが、決着がついた14試合のうちの5試合は延長戦までもつれる激戦で(1993〜1998年の旧JFLは延長Vゴール方式を採用しており、引き分けがなかった)、とくに最後に対戦した1998年はホーム、アウェイともに延長後半のVゴールで決着がつく死闘を演じた。お互いに良きライバルとして認め合う関係だったと言っていいだろう。

ちなみに明日の試合会場、味の素スタジアムでFC東京と対戦するのは今回が初めてだが、過去には横河武蔵野FCや東京ヴェルディ1969と対戦しており、通算成績は2勝1敗。3試合で挙げた得点は計10点(失点は計4点)で、スタジアムとの相性はなかなかいい。

さて、13年前までは良きライバル関係にあった両クラブだが、1999年にJリーグ2部と日本フットボールリーグに分かれてからの道のりは大きく異なる。

東京ガスはプロ化してFC東京となり、J2を1年で通過すると、2000年からはJ1に定着、2003年にはJ1で4位、2004年と2009年にはJリーグヤマザキナビスコカップで優勝するなど、Jリーグを代表するビッグクラブのひとつに成長していった。しかし徳島県出身の城福浩監督の下でさらなる飛躍を狙った昨シーズンは故障者の続出もあって勝ちきれない試合が続き、城福監督の解任後も流れを変えられないまま、最終戦でヴィッセル神戸に抜かれてまさかのJ2降格となってしまった。

一方の大塚FCは日本フットボールリーグで6年間を過ごした後、2005年に念願のプロ化を果たして徳島ヴォルティスとなったが、2006年からはJ2で3年連続最下位という苦難の時代を経験し、ここ数年の積極的な戦力補強によってようやくJ1昇格を目標に据えるクラブにまで成長してきた。

そんな経緯をたどって13年ぶりに相まみえた両クラブだが、13年顔合わせのない間に思わぬところで共通点が生まれた。2008年まではともにマスコットを持たない数少ないJクラブのひとつだったのだが、2009年にそろってマスコットを誕生させ、しかもどちらも狸をモチーフにしたマスコットを採用したのだ。ヴォルタくん&ティスちゃんと東京ドロンパの良きライバル関係は今後、末永く続いていくことだろう。

話をサッカーに戻そう。現在のFC東京は4勝4分2敗の勝ち点16で8位。日本代表選手を含む昨シーズンの主力の大半がチームに残留し、優勝候補の大本命と目されながら、開幕戦に勝利した後、中断明けの3試合で1ゴールも奪えずに下位に低迷していたが、ここ3試合は2勝1分と順調に勝ち点を積み重ねて順位を上げてきている。

ボランチのMF米本、一昨年J1で15得点を挙げたMF石川、エースストライカーのFW平山、さらにはFW高松と、今年も中心選手に怪我人が続出して波に乗り切れていない印象だが、それでも層の厚さはJ2トップレベル。

攻撃陣では、高松の戦線離脱後にスタメンに定着したFWセザーが最近4試合で2得点、若手のMF田邉も最近3試合で3得点と結果を残しており、さらに今月に入って石川が戦列に復帰した。MF羽生やMF谷澤、MF梶山もJ1で長年主力として活躍してきた選手だ。

守備陣を見ても、GK権田、DF今野、DF森重と新旧の日本代表選手が中央を固めているうえ、両SBには元日本代表のDF徳永と年代別日本代表で活躍してきたDF中村がおり、J1でも十分に上位を狙えるであろう豪華な布陣だ。

ヴォルティスにとってラッキーなのは、GK権田がロンドンオリンピック二次予選出場のため明日の試合に出られないことだが、控えGK塩田も他チームなら当然レギュラーを務めているであろう実力を持った選手で、さほど戦力ダウンにはならない。

対するヴォルティスは現在、5勝3分2敗の勝ち点18で6位。一時は首位と同勝ち点の2位まで浮上したが、ここ3試合は2分1敗と白星から遠ざかり、足踏みが続いている。ホームにファジアーノ岡山を迎えた前節は後半ロスタイムまでリードを奪いながら、ラスト1分を切って同点に追いつかれ、痛恨の引き分けに終わった。それでもまだ昇格ラインの3位とは勝ち点差0であり、ここで踏みとどまりたいところ。

前節は昨シーズンのチーム得点王FW津田が今シーズン初めてスタメン入りし、2得点に絡む活躍で復活をアピールした。また、久々のベンチ入りとなったDF島村も後半途中からボランチとして起用され、津田の勝ち越しゴールをアシストする活躍を見せた。そういった明るい材料も見られたので、明日はそれが勝利に結びつくことを期待したい。

両チームの今シーズンの得点時間帯を見ると、東京は総得点10のうち7点を前半に奪っており、対するヴォルティスは総得点13のうち何と9点までもが後半の得点。実に対照的であり、ヴォルティスとしては前半を無失点で乗り切って後半勝負に持ち込みたいところ。そのためにもここ3試合で計7失点、しかも3試合すべてで前半に先制点を許している守備の立て直しに期待したい。

ヴォルティス、19日にFC東京戦

【J2:第17節 F東京 vs 徳島】プレビュー:2点目の壁へと挑むF東京。徳島の中盤と、主導権を争う


posted by ナカヲ at 20:08| 徳島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2011-1/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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