2011年06月19日

両極端な関東リーグの2試合

昨日に続いて、今日も駒沢オリンピック公園総合運動場へ向かった。ただし、今日の行き先は陸上競技場で、観戦するのは関東社会人リーグの後期第3節だ。昨日とは違って、曇り空の合間から時折薄日が射し、かなり蒸し暑い。

関東リーグ開催の告知 駒沢陸上競技場の正面入り口

昨日大学サッカーを観戦した補助競技場では高校総体の東京都予選が行われており、大勢の観客で賑わっていた。一方、陸上競技場はキックオフ時刻が近付いてもガラガラだ。

第一試合は1部リーグのFC KOREA対神奈川県教員SC。コリアは現在、2勝1分3敗の勝ち点7で5位、対する神奈川教員は2勝4敗の勝ち点6で6位。両チームの勝ち点差はわずか1しかなく、1部に残留するためにはどちらもここで勝ち点3を取っておきたい重要な一戦だ。ちなみにコリアには元大塚FCのDF黄永宗がプレイングコーチとして在籍している。

コリアのスタメンは以下の通り。4−3−3のフォーメーションだ。
GKは李成珍。DFは右から金大龍、洪正樹、孫民哲、成慶泰。MFはボランチに李智星、その前に高勝汰と黄永宗。FWは右に皇甫永実、左に尹星ニ、中央に崔光然。

コリアのスタメン

対する神奈川のスタメンは以下の通り。
GKは海野。DFは右から佐藤潤、西、須賀、田中。MFは右から小笹、相原、郷内、新倉。FWは岡本と佐藤英のツートップ。

神奈川のスタメン

前半は神奈川が前からプレスをかけ、ボールを奪うと素早く攻め上がってチャンスを作る。まずは8分、裏への浮き球のクリアボールに走り込んだFW岡本がダイレクトで合わせてゴール右隅へ先制点を決めた。さらに16分にも右クロスに正面の岡本が頭で合わせたが、ポストの右へ外れた。

対するコリアはボールを保持してもなかなかフィニッシュまで持ち込めず、逆にカウンターでピンチを招く。22分にはFW皇甫永実が正面からミドルシュートを放ったが、クロスバーを越えた。しかしコリアは26分、左サイドで得たFKをMF李智星がゴール前へ蹴り込み、正面の皇甫永実が頭で合わせてゴール右隅へ同点ゴールを叩き込んだ。

さらにコリアは31分、FW崔光然のパスに皇甫永実が右寄りへ抜け出し、ドリブルで相手と競りながらゴールラインぎりぎりでグラウンダーのクロスを送ると、ニアサイドへ走り込んだMF黄永宗が合わせたが、惜しくも右サイドネットへ。

元大塚FCのコリアMF黄永宗

神奈川は34分、MF小笹の右CKにファーサイドでフリーの岡本が頭で合わせたが、クロスバーを越えた。コリアも40分、皇甫永実が左寄りの裏のスペースへ抜け出し、シュートを放ったが、クロスバーを越えた。結局、1-1の同点で前半終了。

昨年はYSCCで活躍した神奈川のMF小笹

後半は立ち上がりから神奈川が攻め込み、いきなり開始52秒、FW佐藤英が右寄りから送った縦パスにMF相原が走り込み、右寄りからシュートを放ったが、GK李成珍にセーブされた。2分には佐藤英が正面からミドルシュートを放ったが、GK李成珍の正面を突いてキャッチされた。

その後はコリアが反撃し、5分には左寄りでフリーでパスを受けた崔光然がドリブルからクロスを送ると、正面で李智星が合わせたが、クロスバーを越えた。7分には後半から投入されたMF金載東のパスを受けたDF成慶泰の左クロスにニアサイドの皇甫永実が軽く頭で合わせたが、GK海野のセーブに阻まれた。

さらにコリアは8分、相手GKのクリアミスを左寄りで拾った金載東が、クリアミスを処理しようと中途半端に飛び出してきたGK海野の頭上を越すループシュートを放ったが、ポストの右へ外れた。

そして12分、コリアは右クロスにニアサイドの黄永宗が合わせ、これはゴールライン上のDFにクリアされたものの、さらにそのこぼれ球を正面で拾ったDF洪正樹がミドルシュートをゴール右隅へ叩き込んで逆転に成功した。

逆転ゴールを決めて喜ぶコリアDF洪正樹

コリアはさらに16分にも李智星が左寄りをドリブルで攻め上がり、李智星のパスを右寄りでフリーで受けた皇甫永実がシュートを放ったが、クロスバーを越えて追加点はならず。すると神奈川は17分、カウンターで攻め込むと、ゴール前の混戦からMF郷内が押し込んで同点に追いついた。

22分にはコリアが勝ち越しのチャンスをつかみ、FW尹星ニの左クロスにファーサイドでフリーのDF権載龍が頭で合わせたが、ポストの左へ外れた。逆に神奈川は23分、左サイドから攻め込むと、正面左寄りへ抜け出した途中出場のMF土屋がきっちりとシュートを決めて再逆転に成功。

さらに勢いづいた神奈川は32分にも中盤で相手のボールを奪い、カウンターから裏へ抜け出したFW大戸がGKとの一対一を決めて4点目。コリアも38分、途中出場のMF朴世訓が右寄りの裏のスペースへ抜け出し、GKと一対一になったが、シュートはGK海野にセーブされた。

これでコリアの守備陣の集中力が切れたか、神奈川はさらに39分にも中盤で相手ボールを奪って速攻を仕掛け、左寄りからのスルーパスに中央へ抜け出した大戸がまたもGKとの一対一からシュートをゴール右隅へ決めた。

コリアは41分、ロングボールに正面右寄りへ抜け出した朴世訓がGKの頭上を越すループシュートを決めて1点を返し、43分には李智星の左CKからこぼれ球を正面で拾った洪正樹がシュートを放ったが、これはポストの右へ外れた。

結局、5-3で試合終了。派手な点の取り合いは縦に速い攻撃を見せた神奈川に軍配が上がった。蒸し暑さのせいもあってか、終盤は両チームとも守備陣の集中が切れてしまっていたが、今後、上位浮上を狙うためにはそのあたりの改善が不可欠だろう。

第二試合は2部リーグのエリースFC東京対ACアルマレッザ。エリースはここまで6戦全勝で、2位のクラブドラゴンズに勝ち点差5をつけて首位を独走している。対するアルマレッザは2勝4敗の勝ち点6で5位。エリースの快進撃を止めて上位に迫りたい。

ちなみにエリースは、徳島県出身で昨シーズンまでFC東京の監督も務めていた城福浩氏が富士通川崎(現・川崎フロンターレ)で現役を引退した後、同チームのコーチに就任するまで、富士通での社業の傍らプレーしていたチームだ。

エリースのスタメンは以下の通り。
GKは白子。DFは右から石川、安藤、藤森、大塚。MFはボランチに谷川と近藤慎、二列目に右から青山、村山、野沢。FWは山本のワントップ。
村山は昨シーズンまで9年間、日本フットボールリーグの横河武蔵野FCでプレーし、計201試合に出場して59ゴールを挙げた名ストライカーだ。

対するアルマレッザのスタメンは以下の通り。
GKは鷹野。DFは右から矢部、鶴田、岩本、斎藤。MFは右から三浦、坂井、古川、原田。FWは小木曽と穂積。

両チームのスタメン

第一試合の試合中は薄日が射していたが、第二試合が始まる頃には陽射しがほとんどなくなり、空もやや暗くなってきた。前半はまずアルマレッザがいい立ち上がりを見せ、5分にはFW小木曽の縦パスを受けたFW穂積が正面からシュートを放ったが、クロスバーを越えた。さらに9分には右サイドからのFKに正面の穂積が頭で合わせたが、ポストの右へ外れた。

その後はエリースが反撃に転じ、19分には裏へのパスに抜け出したFW山本がシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。さらに21分には左寄りでマイナスのパスを受けたMF谷川がフリーでシュートを放ったが、クロスバーを越えた。

エリースは33分にもロングボールに反応した山本が裏へ抜け出して決定的な場面を迎えたが、シュートは飛び出してきたGK鷹野にセーブされ、こぼれ球もアルマレッザの選手にクリアされてしまった。

アルマレッザも反撃を試みるが、エリースの守備は堅く、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。エリースは38分、右寄りでパスを受けたMF村山がシュートを放ったが、GK鷹野にキャッチされた。結局、どちらも決め手を欠き、スコアレスのまま前半を折り返した。

ドリブルで攻め込むエリースMF村山

後半に入っても、お互いに相手の守備を崩せず、時間だけが過ぎていく。エリースは15分、右クロスにニアサイドへ村山が飛び込んだが、相手と競り合って放ったシュートはポストの右へ外れた。アルマレッザも19分、右サイドからのパスを正面右寄りで受けた穂積がシュートを放ったが、クロスバーを越えた。

惜しいシュートを連発したアルマレッザFW穂積

半ば過ぎからは次第にエリースが優位に立ち、27分には左寄りでパスを受けた途中出場のMF深澤がドリブルで中へ入ってシュートを放ったが、相手に当たってポストの左へ外れた。さらに29分にはレフリーに当たったこぼれ球を拾ったMF近藤慎がグラウンダーのミドルシュートを放ったが、GK鷹野の正面を突いてキャッチされた。

中盤でプレスを掛けるエリースMF近藤慎(右)

劣勢が続いていたアルマレッザは31分、MF原田が左寄りへドリブルで抜け出して決定的な場面を迎えたが、シュートはGK白子のセーブに阻まれた。逆にエリースも33分、右クロスにニアサイドの山本が頭で合わせたが、GK鷹野がかろうじて弾き出した。直後の右CKに正面で再び山本が頭で合わせたが、これもクロスバーの上へ。

そしてエリースは37分、右からドリブルで攻め込んだMF野沢がシュートを放ったが、GK鷹野にセーブされ、さらにこぼれ球を右寄りから途中出場のMF篠原が押し込んだものの、篠原はオフサイドでノーゴール。41分には右クロスにニアサイドでフリーの山本が頭で合わせたが、これもクロスバーを越えた。

エリースはロスタイム2分にも左クロスをファーサイドで折り返し、正面でフリーになっていた途中出場のMF彦坂の足下へボールが転がってきたが、あまりの決定機に力が入り過ぎたのか、彦坂はシュートを空振りしてしまった。結局、そのままスコアレスドローで試合終了。

激しい点の取り合いになった第一試合とは対照的に、第二試合は1点が遠い試合だった。前節まで全試合で得点し、総得点はリーグ最多だったエリースが、前節まで全試合で失点し、総失点はリーグ最多だったアルマレッザからゴールを奪えずに終わるとは意外だったが、そういうこともあるからサッカーはやってみないと分からない。

◎関東サッカーリーグ1部 後期第3節
 2011年6月19日11時キックオフ
 (駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場)

FC KOREA 3(1−1)5 神奈川県教員SC
      (2−4)

得点:K=皇甫永実(25分)、洪正樹(56分)、朴世訓(86分)
   神=岡本(7分)、郷内(61分)、土屋(67分)、大戸(77分、83分)
警告:K=李智星(24分)、権載龍(85分)、朴世訓(90分)
   神=郷内(66分)

(FC KOREA)
GK 李成珍23
DF 金大龍5
   洪正樹16
   孫民哲3
   成慶泰27(→73分、朴世訓21)
MF 李智星19
   高勝汰20(→HT、金載東9)
   黄永宗33
FW 皇甫永実8(→62分、権載龍2)
   尹星ニ10
   崔光然25

(神奈川県教員SC)
GK 海野35
DF 佐藤潤32
   西56
   須賀50
   田中6
MF 小笹14
   相原39(→64分、土屋36)
   郷内53
   新倉13(→57分、大戸54)
FW 岡本10(→88分、金子11)
   佐藤英30

◎関東サッカーリーグ2部 後期第3節
 2011年6月19日13時30分キックオフ
 (駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場)

エリースFC東京 0(0−0)0 ACアルマレッザ
          (0−0)

警告:ア=原田(90分)

(エリースFC東京)
GK 白子21
DF 石川25
   安藤4
   藤森2
   大塚16
MF 谷川10
   近藤慎3
   青山24(→HT、深澤44)
   村山9(→77分、篠原5)
   野沢18(→85分、彦坂33)
FW 山本32

(ACアルマレッザ)
GK 鷹野1
DF 矢部10
   鶴田5
   岩本2
   斎藤14(→59分、舘野7)
MF 三浦25(→HT、河野4)
   坂井30(→69分、黒米6)
   古川18
   原田36
FW 小木曽11
   穂積19


posted by ナカヲ at 16:05| 徳島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2011-1/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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