2011年08月14日

今年2度目のサポカン開催

今日は鳴門・大塚スポーツパークアミノバリューホールで行われた徳島ヴォルティスのサポーターズカンファレンスに出席した。2006年9月に始まったこの集会も、毎年2回ずつ開催されて今回で12回目。次回はJ1のクラブとして開催したいものだ。

今日は18時から隣のポカリスエットスタジアムで試合があるため、その開門時間に合わせてサポーターズカンファレンスは14時半から15時半までの予定で行われ、実際には15時40分頃に終わった。

事前申し込みは53名だったが、うち10名が開始時には来場しておらず、その他に10名の当日申し込みがあったため、開始時の参加者は53名。加えて徳島新聞社のスタッフが取材のために会場に入っていた。

昨年の夏と同様、今回も机をロの字の形に並べて、一番奥のスクリーンの前に新田代表取締役社長と中田強化部長が座った。司会も昨夏と同様に伊藤営業推進部長が務め、開会後は冨本取締役が会場入口の受付を担当していたようだ。

開始前の会場の様子

まずは新田社長が現状報告を行った。

新田「毎年2回、カンファレンスを開催しているが、2月に開催しているものはシーズンに向けてどういった考えでクラブが取り組んでいこうとしているのか(を説明すること)が主となる。この時期に開催しているものは、皆さんと一緒にクラブをより良くしていくため、皆さんから意見をしっかりいただくもの。今日の流れとしては、まず私からの現状報告、その後は質疑応答ということでチームに関する件、運営に関する件、その他という順番で進めていきたい。」
「現時点で19試合が終わり、全38試合のちょうど折り返し地点まで来た。中断期間もあったので対戦していないチームもあるが、半分が終わったところで現状では2位。新体制発表やその後のカンファレンスで皆さんにお伝えしたように、今年はJ1に昇格しようという大きな目標を掲げ、それに向かって逆算しながらチームはいろいろな準備をしてきた。その中でチームは現状、とても頑張っていると考えている。昇格へ向けて、勝ち点72(1試合平均1.9)、得点68(同1.8)、失点が38(同1.0)という目標数値を(開幕前に)設定した。これは過去3〜5年の上位3チームのだいたいの数字で、昇格に絡むための一つの目標である。現状は11勝4分4敗で、勝ち点37はほぼ目標通り。得点は30点で、1試合平均1.58と目標の1.8には届いていないが、昨年の1.41からアップしている。まだこれから積み上げていかないといけないが、いい状況にはなっている。失点は昨年の1.3から今年は0.89になり、19試合で17失点。ディフェンスラインも改善され、今のところ順調に来ている。」
「この夏のウィンドーに新加入選手を1名補強した。斉藤大介選手。クラブとしてまだ補強は考えているのかという質問もあるかとは思うが、ウィンドーは7月中旬から8月12日までなので、登録期間は終わっており、今シーズンに関しては(補強は)斉藤選手で終了となる。斉藤選手はJ1の仙台からの移籍で、J1、J2ともに出場試合数が100を超えている。個人としてもJ1昇格経験が3回あり、経験とリーダーシップを備えているということで補強した。今年のメンバーは現時点で29名となったが、この中にJ1経験のある選手は22名おり、全体の76%を占める。またJ1昇格経験のある選手は13名で、45%を占める。クラブとしては今年が7年目でまだJ1昇格経験はないが、戦っているチームには、非常に経験があり、実力も兼ね備えている選手が今シーズンは集まっていると思っている。」

2011チーム構成

新田「一方で、ホームゲームの入場者数は平均4,310名。今年は平均7,000名に引き上げていきたいということでやっているものの、天候の要因などいろいろ問題があるとはいえ、現状はまだまだ積み上げきれていない。昨年の平均は4,600名を超えたところで、四国ダービーを除けば(今年も昨年と)ほぼ同じくらいの人数で推移している。(過去3年の上位3クラブ=昇格クラブの年間平均入場者数を提示しながら)今年、徳島が昇格を果たしていくためには、この部分(が課題である)。クラブとしても努力していくが、皆さんの力を借りながら、多くの方にスタジアムへ足を運んでもらえるようにしていかなければいけないと考えている。」
「CLUB VORTIS、ファンクラブ会員は昨年が3,649口だったが、今年は現状で3,732口ということで、昨年より数字上は増えてきている。(スライドで)赤の下向きの矢印が昨年よりも数字が下がっている会員種別。ただ、下がっていると言ってもジュニアは1,154から1,150とほぼ同じくらいで、ゴールドも1,018から966へと減少しているが、減少分がプラチナやブルーへと動いている部分が若干あるのではないかと思う。現状、トータルでは若干のプラスということになる。ファンクラブ会員の来場率はだいたい7割弱なので、ファンクラブ会員が増えていくことが入場者のボリュームの基礎になっていくと考えており、これをもっと増やしていきたい。現状ではブルー会員、つまりゴール裏もしくはバックスタンドに入れる会員は607口で、メインスタンド側に比べてゴール裏やバックスタンド側がまだまだ少ないので、こういったところもしっかり増やしていけるような施策を考えていきたい。」

CLUB VORTIS会員数

新田「現状、こういった形でちょうど折り返しまでやってきた。もう本当にあっという間にシーズンが終わってしまうが、何とか目標を達成できるように努力していきたいと思う。今日もぜひ皆さんからいろいろな意見をいただきながら、いい形でシーズンを終えられるようにしていきたい。」

続いて司会の伊藤部長が、開会前に受付を担当していた2人の女性を紹介した。徳島ヴォルティスはインターンシップを積極的に受け入れており、この時期も大勢のインターンが来ている。その中から今日は2名、大阪体育大と徳島大の学生にサポーターズカンファレンスの手伝いに来てくれており、一人はマイク回し、もう一人は記録係を担当した。そのほか、試合会場の方では男性3名が設営から手伝ってくれているとのこと。

その後はさっそく、チーム関係の質疑応答に入った。

A「ここまで11勝4分4敗と好調である。ロスタイムに失点して勝ち点を失うこともあったが。ここまで(の成績は)社長と部長にとっては予想通りなのか、それとも出来過ぎなのか、ここまでの総括を聞きたい。また、美濃部監督を続投させた理由を2月(のカンファレンスの際)に質問した時、社長は代えるリスクより継続を取ったと答えていたが、中田部長は(2月の開催時は)不在だったので中田部長にも聞きたい。」

中田「私に聞きたいというなら答えましょうか。最初の質問、成績については予定通り。このためにスタートしたわけで、予定通りでなければ今頃、涙がちょちょぎれそうな会話をしないといけない。本当にJ1を目指しているわけで、それに対して成績が伴わないのであればここで何か手立て、選手の補強なのか、スタッフの入れ替えなのか、が必要になる。」
「もう一つの質問、続投にあたっての私の意見については、私だけの意見ではなく、社長や他のクラブスタッフと皆で話したうえで、継続性を取ろうということで一致しており、回答は社長と私とで同じになる。」

新田「最終的な決断は(私が)しないといけないところもあるが、私が皆さんに伝えている内容は(私個人の意見ではなく)クラブとしていろいろな話をした中で決めていることなので、その点はまず理解していただきたい。また、申し訳ないが、もっと前を向いてやっていかないといけないので、そこへ向けた前向きな質問をしていただけるとありがたく思う。現状に関しては本当によくやっていると思っている。目標勝ち点を設定したといういうのは、それに向けて逆算をしながらいろいろな準備をしていこうということで、強化部を含めてチームが準備をしてくれた結果が今につながっていると解釈している。」

B「チームに関すること以外もあるかもしれないが、時間がなくてもうすぐ(試合会場へ)行かないといけないので、まとめて質問する。育成について。もう何年か経つとアカデミー出身の選手を(トップ)チームに入れないといけなくなると思うが、そのあたりが強化されているかどうか。また、今はジュニアユースの(登録)選手がどんどん少なくなっているのも気になる。(ジュニアユース)吉野川のチームは今年まででなくなるのかどうかも聞きたい。あのチームは今、四国U-15クローバーリーグという四国の上位8チームによるリーグ戦に参加していて、なくなってしまうのであればもったいないと思っている。今日の対戦相手のチーム(水戸ホーリーホック)には(ヴォルティスの)ジュニアユース出身の選手がいる。今日の試合はその選手が出るから見に行く、という人が私の周りに何人もいた。やはりジュニアユース(出身)の選手やユース(出身)の選手が(トップチームの試合に)出るような環境になってくれればと思う。ぜひ育成の強化にもっと力を入れてほしい。以前、何度か(カンファレンス時に配られる質問記入用紙に)書いたが、セレッソやヴィッセルには、それぞれハナサカクラブやヴィタミンクラブといった、ユースや下部組織をいろいろな人からサポートしてもらう仕組みを作っていると思うのでそういうのがあってもいいと思う。そのあたりについて伺いたい。」

新田「育成の仕組みに関しては春のカンファレンスでも少し話したが、やはり徳島県出身の選手がトップに上がれるような体制を作っていこうという方向で今、考えている。一年や二年でどうこうできるものではなく、時間はかかるが。吉野川に関しては、すでに話したこともあるが、一応、昨年から新しい選手を受け入れていないので、中3の選手が卒業した段階で吉野川自体は活動休止になる。それは吉野川自体のいろいろな状況も踏まえたうえで、昨年そういう結論にしている。トップへの昇格に関しては、最終的な結論は一応、クラブ内では検討はしているが・・・。」

B「ジュニアユースやユースに力を入れるには、高校などと提携しないと難しいと思う。徳島は私立高校が少ないので。ジュニアユースでサッカーが上手くても(一般の入試を経て)高校に行くのは(学力面で)難しいので、簡単にスポーツ(の能力)だけで入れる(推薦入試などの)方法で他の高校に進む(=高校の部活に入る)場合が多いと思う。」

新田「入口とたぶん出口(の問題もある)。高校を出てから先、進学についても若干絡んでくる。その辺りを含めていろいろなルートを作っていきたいと働きかけをしているところ。」

B「それに期待している。」

C「質問する気もなく何も考えて来なかったが、今年はJ1に上がれる最大のチャンスだと思う。今年を逃すと来年はプレーオフなど面倒なこともあるので、今年は全力を出して昇格を勝ち取らなければいけないと思う。今のチーム状態に対して不満はひとつもない。不安は来年以降、もし昇格できた時に、J1で戦っていくだけの力、バック、スポンサー。とくにお金についての見通しは、今の段階でどの程度立っているのかを聞きたい。」

新田「(見通しが)立っているとは言えない。これから。まずスポンサーありきではない。いろいろな形でスポンサー営業もしているが、今の段階で上がったらこうなりますという確約を取れている状況ではない。そういった意味でもやはりスタジアムに多くのお客様に来ていただき、それに価値を見出したスポンサーに協力していただくというのが本筋であり、そういう流れを作っていきたいと思う。」

C「それは私もまったく同じ考えを持っている。来年もしJ1で戦って・・・」

新田「J1で戦っていくための方策は考えている。Jリーグの状況を知っている方も多いと思うが、J2とJ1の経営規模の差は非常に大きい。J2は平均で10億円弱、J1は30億円を超えるくらい。それを高い規模に持っていくためには、クラブとして少しでも多くのお客さんに入っていただき、それに価値を見出したスポンサーの方にいかにセールスできるか、というところになってくる。現状では今のJ1昇格クラブの中にも、それがなかなかうまくいっていない状況があるのは事実で、例えば福岡は規模をほとんど上げられないまま戦っているので、非常に厳しい。経済状況が厳しいので、なかなか厳しい。(J1に)上がったからスポンサーが増えてすぐにこうなりますというものではない。ただ、そういう方向に向けて今、準備はしていこうとしている。そういった中でJ1に上がってやっていける体制も作っていこうとしている。とは言っても、確約できるものではないということ。」

C「今はこういう話をしない方が本当はいいのかもしれないが、社長個人の考えでもいいので聞きたい。来年もし上がっても絶対に一年では落ちないぞ、とそのくらいの強い気持ちでいるのか、それとも上がってもし一年で落ちたとしてもまた力をつけて再度挑戦する、くらいのつもりでいるのか。」

新田「まずは今年。今年とにかくステージを上げることに全力を尽くす。先のことは当然考えているが、まず今年があってその先があると思っている。」

引き続き、運営全般についての質疑応答に入った。

D「先日、鳴門金時を使ったカレーが(試合会場で)販売され、非常に好評だったようだ。私も食べたがとても美味しかった。またCoCo壱番屋のカレーの日を増やしてほしい。2ヶ月に1回くらいのペースでもいいので。」

新田「CoCo壱番屋さんには後期からのスポンサーになっていただいたので、今後は毎回出店する。また、鳴門黒崎店の店頭でも発売になる。確か8月17日からだったと思うが、店舗でも食べられるようになる。」

D「中田部長に質問。私は島田選手の大ファンだが、島田選手は最近ブログを更新していない。彼のコンディションはどうか?」

中田「ブログはあまり見ていないので分からないが、コンディションは全然問題なくトレーニングしている。メンバーに入るかどうかはやはり現場の監督が対戦相手を分析して判断する。(チーム)全体で戦っているので、外れてもまた入ってくる。今日の試合も・・・まだ発表されていないけど、言っちゃいけないんだよね? 今日の試合も・・・ということは起こりうるので。それは私は現場に任せている。いたって健康である。」

D「良かったです。この前ハットトリックをしたと・・・」

中田「練習試合で。やはりプロの世界なのでそういうところでアピールして、試合に選ばれるというふうになっている。あ、それはまだ言えないですね。そういう感じ。」

D「彼がいなければ(草津での)都倉と(鳥栖での)ハーフナーマイクの活躍はなかった。ヴォルティスでもたくさんアシストして自分でも点に絡んでほしい。」

伊藤「Dさんありがとうございました。Dワールドと中田ワールドの戦いのようで、会も和んできまして(場内笑)、余談だが・・・余談でもなく大事なことで、Dさんには試合会場外のステージでいつも素晴らしい歌を披露していただいており、しゃべりと歌とではまた雰囲気が変わってくる。またお願いすることもあると思うので、その節はぜひ皆さん、素晴らしい歌を聴いていただけたらと思う。」

E「私はよくメールで(クラブに)問い合わせを行うが、先日の鳥取戦の時に鳥取(のクラブ)にメールで問い合わせをしたら、ビジネスメールとしては百点に近いような丁寧な返事が返ってきた。しかし徳島ヴォルティスにメールで問い合わせをすると、これはビジネスメールとしてどうか? という感じの文章の書き方や署名の付け方のメールしか返ってこない。(ヴォルティスの)スタッフに聞くと、かなり(多くの)問い合わせが入っていて担当者も非常に目が回るような忙しさになっているという答えだったが、一人でやっているのか何人かでやっているのかは知らないが、他チームのサポーターからも問い合わせは入ると思うし、こんなところに来る我々のような(クラブへの関心の強い)人以外にも一般のファンからの問い合わせのメールも入ると思う。そういう意味で、ごく一般的なビジネスメールのマナー、ルールに則ったメールの返答の形式をとっていただきたい。友達に返すようなメールではなく、もう少し教育していただけたらと思う。」

新田「貴重なご意見ありがとうございました。対応できるようにやりたい。」

F「Dさんのように特定の選手が好きという人も多いが、以前は特定の選手のグッズを売っていたと思う。最近また特定の選手の名前が入ったグッズ類をあまり見かけなくなった気がするが、販売予定はあるのか?」

新田「直近では今のところ企画として聞いていないのでないと思う。要望があれば検討したい。作っても売れるかという、在庫の問題などもあるが。」

伊藤「ちなみにどの選手のどういうグッズがほしいという要望はあるか?」

D「島田のフォトタオル(場内笑) また、津田選手の第二弾を。」

C「また質問する。これも今は聞いてはいけないことかもしれないが、レンタルで活躍してくれている選手がたくさんいる。現状では、津田、島村、柿谷、とくにこの3人の選手は来年も(J1へ)連れていきたいし、できれば完全で(獲得して)ほしいと一ファンとしては願っている。レンタル延長も含めて、チームとしてはこの若い選手たちをどう来年以降もヴォルティスで活躍してもらえるようにしていこうと考えているのか。もしくはこの選手以外も視野に入れているということも確かにあるとは思うが、現状の気持ちとしてはどうしていこうと思っているのか、もし答えられるなら教えてほしい。」

中田「しゃべっていいですか?(場内笑) 社長からOKをもらったので。やはり聞きたいところですよね。レンタルだからどう、ということだけではない。まず津田選手に関しては名古屋グランパスから一応形としてはレンタルで借りている。ただ、津田選手が今、名古屋グランパスに戻って出られるかと言えばたぶん出られない。だから本人は試合出場(機会)を求めて徳島に来て、徳島でこれだけの活躍をしてくれている。ただ、またレンタル(延長)になるのか、完全(移籍)になるのかというのは本人の意思にもよるし、ここには代理人もついている。代理人は選手を動かさないとお金が入らない仕組みになっている。うちで活躍したらまた年俸が上がるかもしれないし、J1に上がったらもっと上げないといけないかもしれない。そこで(払える)お金が我々にあるのか。津田選手に年俸を払ったら、その年俸から津田選手が代理人にまたお金を払う。そういった形で、徳島でやりたいのかやりたくないのか、というのがある。柿谷に関しても同様。彼は16歳からプロ契約をして5年契約で今、6年目で契約を延長している。(移籍には)ルールがあり、移籍係数、移籍金というものがあったが、これが今、撤廃になった。3年前に柿谷を徳島ヴォルティスが完全で獲得しようとしたら向こうは言い値を言ってきて、最初に言われたのは2億円だった。ひえーって感じですよね。次の声で1億円には下がったが。しかし、(移籍金が撤廃された)今のルールではJ1のセレッソからJ2の徳島ヴォルティスが柿谷を獲得した場合、トレーニングコンペンセーションといって(育成した年数に応じた育成費用がかかる。)彼はジュニアユースから(セレッソに)在籍しているので、元はジュニアからいるが(ジュニアの年数は計算に影響しないので)、彼を完全移籍で獲得しようとすると5,400万円かかる。彼の(育成期間の)年数(が長いということ)もあるので、今はレンタルで借りており、一応レンタル料というのを払っている。ここにはまた代理人もついているので、あとは交渉になる。その額をどれだけ安くして我々が買い取れる金額まで下げられるかということ。これがレンタル移籍。島村選手に関しても似たような感じで、湘南で出られるか出られないかと言えばなかなか出られない。しかし彼は契約が来年の1月31日で切れる。ルール上はもう8月1日を過ぎているので、今からでも湘南ベルマーレに移籍交渉の文書だけ提出すれば我々は島村選手と交渉できる。もう来年の契約ができる。ただ、先ほども言ったが、我々は来シーズンに向けてどうなるかがまだ決まっていない。J1に行ったらどうするのか、このメンバーで勝てるか勝てないか、と言ったら、今の福岡、甲府を見ての通り(なかなか勝てない)。ほとんど同じ規模で頑張っているのが山形だが、山形は(J1で)ベスト5以内に入ったことはないし、ベスト10に入るのも苦しい。いつも落ちるか落ちないかのところで残留を繰り返している。我々としても、皆さんもそうだが、やはりJ1に上がったら今度はJ1で優勝してほしいということになる。そうすると3位以内に入ってアジアチャンピオンズリーグに出て、それも頑張ってほしい・・・、と上のランクへどんどん行くと思う。それに向けて今、我々も来季の編成をいろいろ考えながら動いているのは確か。レンタルと言っても実質、形だけレンタルという場合もあり、すべてがレンタルでお金を払っているかといえばお金を払っていない場合もある。そこはもう交渉であり、向こうが意地悪だったらお金を払わないといけないし、向こうとこっちの話し合いの中で歩み寄りがあってOKであればお金が下がるだろうし、ゼロになる場合もある、ということ。」

C「逆に徳島からレンタルで貸してくれないかという話もあるのか?」

中田「現状はない。今後そういうレベルの選手が、もしくはこのシーズン(オフ)に出てくる可能性はある。」

C「選手層はそのくらいのものを持っていると思うので、あるのではないかと。」

中田「だから一昨年出ていたメンバーが昨年出られなかったり、昨年レギュラーだった選手が今年出られなかったり、そういう形でチームのレベルを上げてきた。今シーズンはJ1に行くぞということで勝負をかけてやっている。となると、去年レギュラークラスの選手にもしかしたらJ2のどこか他のチームがオファーをかけてくる可能性はある。ただ選手というのは試合に出たいので、我々の契約を満了すれば自然に流れるし、契約を延長した時には天秤にかけるし、そういう感じ。」

C「とくに津田、柿谷は何年も徳島のために活躍してくれたので、ファンとしてはぜひ一緒にJ1で戦っていきたいと思っている。」

中田「そこはクラブも全力を出すし、あとはもう私が睨みを利かすだけ。」

G「観客が少ないので増やしていきたいと社長が言っていたが、とくにクラブとして何か具体的なことを行うつもりはあるのか? また、ここに来ている皆さんくらいの(熱心な)サポーターであればおそらく職場等で、あの人はヴォルティスを応援しているな、と分かってもらえていると思う。いつも(職場の仲間に)来てほしいという思いはあるのだが、あまり熱く言っても逆に引かれてしまうような感じなので、誘えるような何かを作ってもらえたら何かできると思う。」

新田「さらっと誘えるようなものとはどんなもの?(笑)」

G「分かっていたら言うが(笑) 無料チケットなどはもう要らないと思う。」

新田「実は今までのホーム10試合の中で何もしてこなかったかというと、そうではない。かなり仕掛けてかなり動員の目標を立てたのだが、たまたま大雨に降られてしまったりして(場内笑)非常に厳しい結果になったりもしている。決して何もやっていないわけではなく、いろいろな仕掛けを一つ一つ積み上げてやってきている。今年もクラブとしていろいろなプロジェクトを作ったりした中で、新しい企画や集客のためのアイデアを出したりしながらやっている。この夏で言えば、ひとつは親子ペアチケット。誘ってもらいやすいものとして、夏休みの4ゲームは子どもさんの分が無料となる割引のチケットを(作った)。そういったいくつかの商品を作りながらやっていくというのがひとつある。あとは本当にどこかのポイントで動員をかける場合も出てくるかもしれないが、基本的にはおっしゃるように無料招待というのはあまりやらない。考えたポイントではやるが、そればかりに頼るような集客の方法は考えていない。やはり少しでもお金を払って来てくださる方を増やしていかないとクラブの将来はない。」

A「目標7,000人という考えに社長自身ブレはないか。また、今後7,000人に近づける、これは当然我々サポーターも頑張らないといけないところもあると思うが、7,000人に近づけるために何か秘策のようなものがあれば教えていただきたい。」

新田「ブレていない。シーズンは今年で終わるわけではなく、クラブはずっと続いていくので、7,000人というのも一つの達成目標であって、それがゴールでは全然ない。もっとスタジアムを満杯にしていかなくてはいけない。とにかく今年はクラブが昇格を目指そうという中で、過去に昇格を目指すクラブが集めていたお客様の数がJ2の平均強まで来ているということ。したがってクラブとしてもそういうところまで持っていかなければいけないなという思いでやっている。その部分に関しては今、結果としてうまくいっていない部分はあるが、ブレてはいないし、それ自体がゴールではない。常時、スタジアムが満員になるような状態を作っていくというのがひとつのゴールかもしれないが、7,000という数字自体がゴールではない。秘策に関しては、あれば逆に教えていただきたいと思うが、特効薬はないと本当に思っている。いろいろな施策を積み上げながら少しでもお客様に来ていただくきっかけを作り、その方がもう一回来たいと思えるようなものを作っていく、ということしかないと思っている。それに加えてチームの成績というのは当然あると思うが、秘策はない。」

続いて、スタジアムの盛り上げ策を話し合うということで、伊藤部長からサポーター団体「AWA SOUL」の小畑氏と河本氏が紹介された。

A「サポーター(団体)の方はゴール裏で応援しているが、その前にコールリーダーがいると思う。そのコールリーダーをメインスタンドにも置いてほしい。私はメインスタンドにいることが多いが、ゴール裏(のサポーター)が応援の声を出していても、メインスタンドは手拍子だけだったりする。ゴールが入ったらわーっとみんな立ち上がったりはするが。メインスタンドには相手のサポーターの方も何人かいるので難しい面はあるかもしれないが、ぜひコールリーダーを置いて、メインスタンドも一緒になってコールなりチャントなりができるようにしてほしい。」

河本「代表の小畑と一緒にゴール裏で太鼓を叩いたり、最近では歌詞カードを配ったり、手拍子を呼びかけたりして、皆さんに応援を呼びかけているが、メインスタンドの巻き込み、スタジアム全体で一緒に応援できるような雰囲気(を作る)ということに関してもクラブ側と話はしている。まだ形になっていないがいろいろ考えてはいる。ゴールが決まった時やうちのチームが攻めている時など、自然と身体が動いてしまったり立ち上がってしまうような興奮する時に一緒に応援に参加したいという気持ちが強くなると思うので、そういう時に参加できるようなこと(を作りたいと)は考えている。うまく形にできていないが、フラッグキャンペーンなど、そういう形のものを考えている。また、試合前のピッチ内アップ時に選手のコールをしているが、せっかく大型ビジョンができたので、クラブとの調整のうえで、そこに(歌詞などを)映してもらってみんなにわかるように応援するという案も出ている。コールリーダーについては先ほど言われたようにメイン側にはアウェイのサポーターの方もいらっしゃるので難しいとは思うが、そういうことに関してはまたクラブ側とも話し合って、何らかの形でメインスタンドの観客を巻き込めるようなことは考えていきたいと思う。また何かありましたらご協力お願いします。」

H「小畑氏個人には言ったことがあるが、試合に勝った後の勝利のダンスについて。今はフランダースを使っているが、もう少しオリジナルでもっと徳島らしい感じの音楽で何か考えてほしい。あれもあれで盛り上がるが、やはりフランダースではパクリになるので、何か考えてほしい。また、ゴール裏のサポーター(の陣取る位置)が少し上に上がっているが、それが気になっている。よく聞こえるようにということなのかもしれないが、あの位置では例えばゴールを決めた選手がサポーターのほうに駆け寄った時に距離があるので、そういう(スタンドに駆け寄る)シーンが少なくなってしまったように思う。陸上競技場なのでスタンドの位置が高いというスタジアムの問題もあるかもしれないが、気になる。」

小畑「ありがとうございます。ご指摘の通り、ゴール裏の応援エリアの中心がゴール裏の真ん中の中段あたりに上がり、主に声を出して応援する人がその後ろについているという形で、(全体に)上段のほうに上がっている。なぜ上に上げたかというと、中段から上の辺りは試合全体の流れが見やすいので、コールリーダー等はあの位置で試合を見ながら状況を判断してコール等を出しているためである。そして、声出しを積極的にやっている人を中段から上に上げ、空いてきた前のところに初心者をできるだけ入りやすいように誘導しようという狙いで上に上がった。ただ、現状は思ったようには下段に人が入っていないこともあり、選手に近いところにサポーターが少ないため、例えばスカパー!のTVカメラに映っても下の方に人がいないという印象を受けてしまうし、現実問題として物理的にピッチが遠いので、やはりピッチに向けて声が届きにくいという問題点も出てきており、あそこの部分をしっかり埋めていかないといけないということは課題だと思っている。その中でやはり中心に集まってきてほしいということで、フラッグキャンペーンや集まってほしいという声掛けなどを行って、できるだけ早くあそこを埋めたい。」
「勝った時のパフォーマンスについては、ここはやはりヨーロッパでも外国でもなく日本の徳島なので、何かオリジナリティのあるものをと考えている。例えば応援の時に使っている徳島ならではの阿波踊りの鐘や太鼓などを使ったものを考えていきたい。その辺りの企画力、あるいは何か考えても最近なかなか十分に発信して広げるということができていなかったりと、力不足の部分が多々あり、本当に応援の力になれていないと反省することが多いが、できる限り前向きに皆さんの力を借りながらスタジアム一体となった盛り上げを作っていきたいと思っている。全然怖い人でもないので、気軽に何でも話していただいて構わないし、ぜひ皆さんで作り上げていきたい。今後ともよろしくお願いいたします。」

ここで終了予定時刻が近づき、次が最後の質問となった。

I「サポーター関連ではなく全般的に聞きたいことが4点ある。まず1点目が駐車場の問題。今、競技場の駐車場としては大塚製薬の駐車場がメインに使われているが、来年J1に上がれば当然、サポーターも大勢来ると思う。J1仕様については今後検討されるかと思うが、平日ナイターなら当然、大塚製薬の社員も勤務しており、時間が遅くならないと駐車場の利用が難しい。ということは逆に言えば、シャトルバスが必要になってくると思う。Jリーグの他クラブのスタジアムではたいがいシャトルバスが出ており、徳島はやはりマイカー(利用が多い)ということで、バスを利用される方が少ないとはいえ、その辺り、来年に向けてどのように考えているか。2つ目は、ヴォルティスロードについて。鳴門駅からスタジアムまでそういったロードを今、準備されていると思うが、その進捗というか今後どういうふうになっていくかを教えてほしい。3点目は施設の改修工事について。先日、チェアマンが来た際に、屋根を付けて芝生席を椅子席にするという話が出ていたが、この改修工事のスケジュールを、もし分かれば教えてほしい。最後に、これは中田部長に聞きたいが、今年鳴り物入りで入ってきた杉本選手がほとんど試合に出ていない。どういった理由で出ていないのか、これは当然、監督の起用かとは思うが、後半戦に向けて杉本選手がどのように起用されていくのか、分かる範囲で構わないので教えてほしい。」

新田「駐車場の件、J1に上がったらどうするかという問題は確かにあり、それは考えていかなければいけない。前にも話したと思うが、どのみち駐車場のキャパシティ自体が3,500台分くらいしかこの近隣になく、1台あたり2名程度の乗車で来ていただくとだいたい7,000人くらいでキャパシティオーバーとなってしまう。それをどうクリアしていくか、という問題があり、そのためにまずは公共交通機関を使っていただく流れを作っていきたいというのがあって、その一つがヴォルティスロードである。シャトルバスに関しても考えていかないといけないかもしれないが、たとえば徳島駅からシャトルを出すと片道40分以上かかる。また1台あたりだいたい50名しか乗れないので、たとえば3,000人、4,000人を運ぶとしたらどうするかということにもなってくる。そういったいろいろなことを踏まえ、公共交通機関の方々とも相談させていただきながら、それを考えていきたい。ただ、メインは鳴門駅から歩いていただける方向に持っていきたい、というのが大前提としてある。」
「ヴォルティスロードに関しては、今ちょうど鳴門市で観光マップを新しくしているが、そこにまずはヴォルティスロードという表記を入れていただけることになっている。これからいろいろなところにマップ自体が置かれると思う。(ロードの)装飾に関しては、今はとりあえず幟だけを立てているが、いろいろなヴォルティスカラーのものにできるよう相談させていただき、詰めている状況である。」
「施設に関しては、新聞等々でご覧になった方もいらっしゃると思うが、改修計画ということで一応、今年度に設計をして来年以降に改修に入るということになっている。一応、基本はその線だが、工期がどのくらいかかるかなど細かいところに関してはまだ決定していないというところ。」

中田「最後の質問で杉本選手のことだが、これは先ほどの島田選手と全く一緒で、もう監督とコーチングスタッフが決めること。皆さんはあまり杉本選手を見てないから分からないかもしれないが、スピードがありすぎて足下のテクニックが少し・・・少しだけだが(笑) 今の徳島ヴォルティスは結構ショートパスをつなぐので、そこでタイミングが合わなかったりする。ただ彼の持っているスピードというのは(大きな武器で)、この前の試合でも途中で出てきたが、途中で出てくるとやはり相手にとっても嫌な選手だと思う。ましてや今日のように暑い時に残り10分でも15分でも出てくると相手にとっては脅威だと思うので、そういう部分でそういう使い方を今後していくと思っている。今はチーム状態が(非常によく)、現状では怪我人が一人もいない。榎本選手もアキレス腱断裂から復帰してチームに完全合流し、ふつうにトレーニングしている。そういう中でメンバーに選ばれるために、選手も日々の練習で切磋琢磨し、競争心を持ってやっている。本当に紅白戦のレベルも上がっているので、その中で(出場機会を)勝ち取るのがプロだと思う。(杉本選手)本人はまじめで盛り上げる役もよくやっており、そういうところで腐る選手では全然ない。私が名古屋時代に見ていた選手なので、腐る選手であれば私は獲ってこない。こうしてしゃべっているととてもやさしそうに見えるが、グラウンドにいるととても怖い。そういうのも練習場に見に来てください、私を(笑)」
「チーム状態を少しだけ説明すると、今はセットプレーで結構、点が取れている。これは昨年、昇格するにはどうしたらいいかということをいろいろ考えた(狙いの通り)。当然、向こうも我々を分析してくるが、セットプレーだけは我々に優位に物事を進められる。それこそ島田選手のフリーキックなどは止めようがないことがある。だから今、我々はセットプレーで点を取る確率が高く、チーム状態も成績もいい。おのずと津田選手、ドウグラス選手、佐藤選手を相手のDFが止めに来るので、我々としてはDFの選手の得点力(に期待したい)ということで西嶋選手、エリゼウ選手、島村選手を獲ってきた。だから我々としては今、もう本当に狙い通り物事が進んでいるということで、あまり言えないが、今日も出てくるかもしれない(笑) まだ時間が発表前なので、(出てくる)かもしれないし、そういうバリエーションを今、増やしていることは確か。バリエーションがあれば相手も読みにくくなる。そういう意味では本当に皆さんの力を借りていかないと、この順位をキープして最後の最後まで笑うことができないので、一人でも多くの方を試合に連れてきていただき、一人でも多くの方にこのサッカーというものを楽しんでいただけるようになればと思う。連れてくるのは簡単で、今ヴォルティスは成績がいいみたいだぞ、落ちる前に早よ見とこ、と言って誘えば誘いやすいと思う。それを継続して、来年も再来年もそうしていけるといい。ぜひご協力よろしくお願いします。」

以上で予定時間を6分ほどオーバーしており、最後に新田社長が挨拶した。

新田「今日は貴重な時間をありがとうございました。J1に上がったらどうする、という話もたくさんあったが、我々はまだ2011年シーズンをJ2で戦っており、結果も得ていない。まずは今シーズンの残り19試合をどういった形でフィニッシュできるかというのが本当に大事なところだと思っている。そのためにも本当に皆さんの力が必要になってくる。決してチームとしても順調に行くばかりではないと思う。いろいろなときがあると思うので、そんな時にこそ本当に前向きな言葉で選手たちに勇気と力を与えていただきたい、そして最後にみんなで笑えるようなシーズンにできればと思っているので、ぜひよろしくお願いいたします。今シーズンだけではなくてヴォルティスはまだまだ続いていく。もっともっといろいろな皆様からのご意見をいただいた中で、クラブとしても努力して成長してもっともっと大きな夢を持って、その夢に近づけていくための目標をしっかり立てて、皆さんと頑張っていければいいなあというふうに思っている。本当に大きな夢を持って、それに向かって努力しているその道のりというのは、本当に幸せなのではないかと思うし、その幸せな時を皆さんと共有できればこんなに素敵なことはないと思っているので、どうか今シーズン、また今後とも徳島ヴォルティスのことをご支援、ご協力のほどぜひよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました。」(場内拍手)

最後に伊藤部長が閉会の挨拶をしてカンファレンスは終了した。


posted by ナカヲ at 17:35| 徳島 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | Soccer 2011-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
質問-回答だけで、俺の「意見」が入ってない。
ぷん、ぷん(笑
Posted by ふぁいば at 2011年08月15日 13:47
と思ったら、さりげなくあった。
ごめんなさい。
加筆するときにコメント削除しといてください。
Posted by ふぁいば at 2011年08月15日 13:50
Hの質問の後、小畑「中段〜」

誤「中断から上は〜」
正「中段から上は〜」

これも、加筆のときに当コメントを削除ください
Posted by 遠くから応援しています。 at 2011年08月18日 11:02
基本的にコメントの削除はしませんのでご了承ください。

>ふぁいばさん
試合が始まる前に10分くらいで大慌てで要約したので、かなり端折ってます。
一応、発言者は全員入っているはずですが、見落としてしまうのは仕方ないかも。
まあ、「加筆します」と書いているのだから、加筆するまで待ってくださいな。

>遠くから応援しています。さん
大急ぎだったのでうっかりしてました。ご指摘ありがとうございます。
取り急ぎ、そこだけは直しておきました。
Posted by ナカヲ at 2011年08月19日 18:37
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