2011年11月03日

残留をかけたリーグ終盤戦

今日は高槻市立萩谷総合公園サッカー場へ関西学生サッカーリーグ1部の第18節を見に行った。朝からどんよりとした曇り空で、たまに薄日が射してきたが、気温はそれほど低くはなく、風もほとんどないので過ごしやすい一日だった。

萩谷総合公園は、高槻市の中心部から北西へ7kmほど上った山の中に位置し、本数は少ないながらもJR摂津富田駅や高槻駅からバスが通っている。サッカー場のほか、野球場やテニスコートなどの運動施設、さらにはわんぱく広場やいこいの森なども備えた総合公園だ。

サッカー場は総合公園の一番奥にあり、球技専用なのでピッチとスタンドが非常に近い。2006年の全国高校総体でサッカー競技の会場となったほか、来シーズン、チャレンジリーグからなでしこリーグへ復帰するスペランツァFC高槻のホームスタジアムでもある。

萩谷総合公園の入口 スタジアム正面 2006全国高校総体のマスコット

いつものようにスタジアム正面には順位表や得点ランキングなどが貼られたボードが用意され、スタンドへ向かう階段の途中には今日の出場チームの集合写真と目標が書かれたパネルも貼られていた。

順位表や得点ランキングが貼り出される 第一試合の顔合わせ 第二試合の顔合わせ

メインスタンドには5段のベンチシートが設置されており、屋根こそないものの、スタンド自体が高い位置にあるのでかなり見やすい。

5段のベンチが設置されたメインスタンド

ただ、スタンド最前部の手すりの位置が高く、どの席に座っても手前側のタッチラインが手すりよりも下に来てしまうのは残念だ。最上段席のすぐ後ろに立てばぎりぎりで手すりが邪魔にならないが、ずっと立っているわけにもいかない。

メインスタンド最上段席に座った目線 最上段席のすぐ後ろに立った目線

一方、バックスタンドとゴール裏スタンドは芝生席になっており、あまり高さがない。各チームの控え選手による応援団は、バックスタンドに陣取ってチャントなどを歌っていた。

ホーム側ゴール裏スタンド

12チームによって全22節で争われるリーグ戦も今日で18節。優勝争いやインカレ(全日本大学サッカー選手権大会)出場をかけた3位争い、そして残留争いもいよいよ大詰めを迎えている。第一試合は阪南大と姫路獨協大の対戦。

阪南は現在、6勝6分5敗の7位。昨シーズンは2位に勝ち点差14という大差をつけて圧倒的な強さで優勝したが、今シーズンは一転して厳しいシーズンを送っており、連覇はおろか、インカレに出場できる3位との勝ち点差も絶望的な10まで開いてしまっている。

阪南大の円陣と応援団

対する姫路獨協は現在、1勝4分12敗の最下位。11位以下は2部へ自動降格となるので、当面は入れ替え戦に出場できる10位まで上がることが目標となるが、その10位との勝ち点差は6。現在14試合勝利から遠ざかっているが、4月に今シーズン唯一の勝利を挙げた相手は今日の対戦相手・阪南であり、相性の良さを見せて久々の2勝目を挙げたい。

姫路獨協大の円陣と応援団

ちなみに姫路獨協大には徳島ヴォルティスユース出身の選手が2名所属しており、1年生のFW友成がスタメンに、また4年生のDF今津がリザーブに名を連ねた。

ヴォルティスユース出身の姫路DF今津

阪南のスタメンは以下の通り。
GKは原田。DFは右から飯尾、岩本、永井、二見。MFは右から村山、谷本、香川、井上。FWは泉澤と小池。

両チームのスタメン

対する姫路獨協のスタメンは以下の通り。
GKは佐藤。DFは右から山根、国司、権代、五百川。MFは右から小西、中坂、伊藤、田村。FWは友成と廣利。

姫路獨協大のスタメン

前半は立ち上がりから阪南がパスをつないで優位に試合を進める。まずは2分、左寄りでこぼれ球を拾ったMF村山がドリブルからパスを送り、これを正面で受けたMF泉澤が正面からシュートを放つと、相手選手に当たってそのままゴール左隅へ入り、阪南があっさりと先制した。

姫路も11分、FW友成の右クロスを正面右寄りで受けたFW廣利がシュートを放ったが、GK原田にセーブされた。逆に阪南は18分、MF谷本が自陣から縦パスを送ると、これを右寄りで受けた泉澤がドリブルで攻め上がり、泉澤のパスを正面で受けたMF香川がゴール右隅へミドルシュートを決めた。

2点目を決めた阪南MF香川

さらに阪南は21分、右サイドをドリブルで突破した村山の右クロスにニアサイドの泉澤が軽く合わせて3点目を挙げ、一気に突き放す。

2アシストの阪南MF村山

姫路も29分、DF五百川の左クロスを正面で受けたMF田村が左寄りからグラウンダーのシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。逆に阪南は31分、村山の右クロスは正面のFW小池に合わずにファーサイドへ流れたものの、これをファーサイドでフリーの泉澤が折り返し、今度こそ正面の小池が合わせたが、ポストの右へ外れた。

ここまで優位に試合を進めていた阪南だったが、思わぬ落とし穴が待っていた。32分に警告を受けた谷本がわずか1分後の33分に再び警告を受けて退場となり、数的不利に陥ってしまったのだ。阪南は泉澤を左SHに下げ、井上を右SHに回し、村山をボランチに入れて4−4−1のフォーメーションで戦わざるを得なくなった。

その後は数的優位に立った姫路が反撃に転じ、阪南は自陣にこもって守備を固める。姫路は41分、五百川の左クロスを正面で友成がつなぎ、パスを受けた廣利がシュートを放つと、これが左ポストの内側を叩いてゴールに飛び込んだ。

1アシストの姫路FW友成

さらにAT3分には右寄りで得たFKを廣利が直接狙ったが、惜しくもクロスバーに跳ね返された。結局、阪南が3-1とリードして前半終了。実力的には阪南が上だが、人数の差を考えれば姫路にも追いつき、追い越すチャンスは十分にある。

後半の立ち上がりも姫路が攻め込み、5分にはDF山根の右クロスにニアサイドの廣利が合わせたが、相手DFにクリアされた。その後も姫路が攻めるが、なかなかチャンスは作れず、15分頃からは次第に阪南がリズムを取り戻し始める。

阪南は15分、右寄りをドリブルで突破した小池がグラウンダーのシュートを放ったが、GK佐藤に弾き返された。さらに18分には左サイドからDF二見が送ったパスを正面でフリーの泉澤が胸トラップしてゴール右隅へ叩き込んだ。これで泉澤はハットトリック達成。

ハットトリックを達成した阪南MF泉澤(右)

阪南は19分にも村山の縦パスにDF飯尾が右寄りへ抜け出し、飛び出してきたGK佐藤をかわしてシュートを放ったが、ゴール直前で姫路のDF国司がよくクリアした。しかし直後の20分、阪南はMF井上の右CKにニアサイドのDF岩本が頭で合わせて5点目を決めた。

姫路も22分、左寄りでFKを得るとMF伊藤が直接狙い、GK原田の正面を突いたシュートは原田のファンブルを誘ったが、ゴールラインぎりぎりで原田が自ら押さえた。さらに24分には山根がフリーで右クロスを上げると、途中出場のMF尾花がファーサイドでフリーで合わせたが、クロスバーを越えた。

逆に阪南は28分、ペナルティエリアの左で得たFKを途中出場のMF成田がゴール前へ蹴り込むと、ニアサイドの岩本が相手と競り合いながら頭で合わせて6点目を決めた。阪南は31分にも右サイドから攻め込むと、正面右寄りでパスを受けた小池がシュートを放ったが、GK佐藤にキャッチされた。

姫路はATに入って何度か敵陣深くまで攻め込んだが、シュートが枠に飛ばない。逆に阪南もカウンターから何度か決定機を迎えたが、これを決めきれず、結局、6-1で試合終了。地力で上回る阪南が数的不利を跳ね返して大差で勝利を収めた。残念ながら元ヴォルティスユースの姫路DF今津に出場機会は巡ってこなかった。

ファイナルスコア

続いて14時キックオフの第二試合は近畿大対立命館大。近畿は現在、8勝5分4敗の5位。首位・関西大とは勝ち点差8で優勝は難しくなったが、インカレ出場圏の3位とは勝ち点差5なのでまだ何とか逆転できる範囲内だ。

近畿の応援団

対する立命館は5勝2分10敗の9位。前期は4勝2分5敗で折り返したものの、後期に入って1勝5敗と急失速し、無条件で1部に残留できる8位以内から転落してしまった。ただ、8位との勝ち点差はまだ2であり、この試合に勝って連敗を4で止め、入れ替え戦出場圏から脱出したい。

立命館の応援団

近畿のスタメンは以下の通り。
GKは大西。DFは右から桂田、清水、水谷、西浦。MFは右から辻、小田原、松本、吉田。FWは宮本と山脇。

近畿のスタメン

対する立命館のスタメンは以下の通り。
GKは寺石。DFは右から武田、小関、藤原、山田。MFは右から篠原、藤田、村上、宮本。FWは淵本と坂本。

立命館のスタメン

前半はどちらかといえば立命館がボール支配率で上回っていたが、ボールを回すばかりでなかなか攻め手が見つからず、両チームとも得点の可能性を感じられるシュートをほとんど打てない。

近畿は20分、MF辻のロングパスを正面左寄りで受けたFW宮本が相手と競りながらシュートを放ったが、ミートできず、GK寺石にキャッチされた。36分にはMF吉田の縦パスに宮本が右寄りへ抜け出し、GKとの一対一からシュートを放ったが、ポストの右へ外してしまった。結局、スコアレスのまま前半終了。

立命館DF藤原(左)と近畿FW宮本

しかし後半は立ち上がりから近畿がペースアップして攻勢をかけ、4分には右サイドの距離のある位置でFKを得ると、後半から投入されたFW藤本がゴール前へ蹴り込み、正面のMF松本が頭で合わせたが、クロスバーのすぐ下を襲ったシュートはGK寺石にセーブされた。

さらに近畿は9分、カウンター気味に速攻をかけると、宮本が右寄りから送ったパスを正面で受けた藤本がGKとの一対一を落ち着いて決め、待望の先制ゴールを挙げた。

立命館MF村上(左)と近畿FW藤本

近畿は30分にもカウンターから右サイドで辻の縦パスを受けた藤本が正面右寄りの宮本へパスを送ると、宮本が右から豪快なミドルシュートをゴールネットに突き刺して2-0とリードを広げた。

立命館も終盤には反撃に転じ、とくに途中出場の小柄なMF戸高が果敢なドリブルで見せ場を作る。39分にはDF武田の右アーリークロスにファーサイドのFW坂本が頭で合わせたが、ポストの左へ外れた。

近畿も41分、途中出場のFW皿谷が左サイドから送ったパスを正面で受けたMF小田原がミドルシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。結局、そのまま2-0で試合終了。

勝った近畿は3位との勝ち点差を2に縮めてインカレ出場枠争いに踏みとどまり、敗れた立命館は入れ替え戦なしで残留できる8位との勝ち点差が5に開いてしまった。

◎関西学生サッカーリーグ1部第18節 2011年11月3日11時30分キックオフ
 (高槻市立萩谷総合公園サッカー場)観衆100人

阪南大 6(3−1)1 姫路獨協大
     (3−0)

得点:阪=泉澤(3分、21分、63分)、香川(18分)、岩本(65分、73分)
   姫=廣利(42分)
警告:阪=谷本(33分、34分)、永井(61分)、二見(87分)
退場:阪=谷本(34分=警告2枚)

(阪南大)
GK 原田21
DF 岩本5
   永井4
   飯尾19
   二見3
MF 谷本12
   香川15(→77分、窪田8)
   泉澤11(→70分、成田28)
   村山9
FW 井上14(→73分、工藤22)
   小池34

(姫路獨協大)
GK 佐藤21
DF 五百川16
   権代5
   国司34
   山根43(→81分、渡辺2)
MF 田村30(→57分、尾花28)
   中坂22
   小西29
   伊藤35
FW 友成37(→65分、小林15)
   廣利17

◎関西学生サッカーリーグ1部第18節 2011年11月3日14時キックオフ
 (高槻市立萩谷総合公園サッカー場)観衆82人

近畿大 2(0−0)0 立命館大
     (2−0)

得点:近=藤本(54分)、宮本(75分)
警告:近=皿谷(88分)、藤本(90+1分)

(近畿大)
GK 大西1
DF 桂田3
   水谷4
   西浦28
   清水5
MF 辻24
   小田原6
   松本16
   吉田17(→82分、小川14)
FW 宮本7(→75分、皿谷11)
   山脇20(→HT、藤本10)

(立命館大)
GK 寺石31
DF 山田2
   藤原4
   小関3
   武田37
MF 村上6
   藤田10(→78分、垣根16)
   宮本20
   篠原5(→61分、戸高13)
FW 淵本8(→HT、前岡32)
   坂本11


posted by ナカヲ at 23:49| 徳島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2011-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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