2011年11月18日

奈良クラブ、苦戦も白星発進

今日は淡路島の五色台運動公園(アスパ五色)メイングラウンドへ全国地域サッカーリーグ決勝大会の1次ラウンドBグループ第1日を見に行った。朝から雨が降るあいにくの天気だったが、第一試合のキックオフ前にいったん上がり、その後は第一試合の前半に時折パラパラと降ったものの、後半以降はほとんど降らなかった。ただ、海に近いせいか風が強く、思った以上に寒い。

五色台運動公園(アスパ五色)の碑 アスパ五色のメインスタンド

第一試合は北海道リーグを3年ぶりに制したクラブフィールズノルブリッツ北海道と関西リーグ初優勝の奈良クラブの対戦。奈良クラブには元徳島ヴォルティスのGK日野、元徳島ヴォルティス・セカンドのGK星野とDF黒田がおり、監督はかつて大塚FCでもプレーしていた吉田悟氏。そんな縁もあり(そしてもちろん徳島から近いこともあり)、会場にはヴォルティスのサポーターやクラブスタッフが何人も姿を見せていた。

奈良のサポーターはバックスタンドのアウェイ側を横断幕で埋め、平日にも関わらず声出しサポーターが10人ほどやってきていた。

奈良クラブの横断幕 奈良クラブのサポーター

対する北海道は大小のフラッグを1枚ずつ掲げたのみだったが、控え選手かクラブ関係者だろうか、数名のサポーターがメガホン片手に声援を送っていた。

北海道のフラッグ 北海道のサポーター

北海道のスタメンは以下の通り。
GKは遠山。DFは右から三瓶、松田、倉谷、北。MFはボランチに土田、二列目に右から吉澤、三浦、赤坂。FWは伊古田と山田。

北海道のスタメン

対する奈良のスタメンは以下の通り。
GKは日野。DFは右から谷山、眞野、橋垣戸、吉田。MFは右から黒田、三本菅、李成浩、辻村剛。FWは牧と檜山。

奈良のスタメン

前半は風上の奈良がボールを支配して押し気味に試合を進めるが、ラストパスが風で流れて裏に収まらないこともあって北海道の守備を崩せず、あまりチャンスは作れない。逆に北海道は高い位置から奈良の守備にプレスをかけ、ボールを奪ってチャンスを作る。

まずは3分、北海道は相手のバックパスを奪ったFW伊古田が裏へ抜け出してGKと一対一になるが、シュートはGK日野が跳ね返して自らキャッチした。10分には正面でパスを受けたMF三浦がシュートを放ったが、ゴール左寄りを襲ったボールはGK日野がセーブ。

奈良も11分、右サイドで相手ボールを奪ったMF黒田からのパスをFW牧が右寄りで受け、シュートを放ったが、クロスバーを越えた。22分には右クロスのクリアボールをゴール右で拾った牧がシュートを放ったが、GK遠山にセーブされた。

奈良のMF黒田とFW牧

北海道は28分、相手DFにプレスをかけ、伊古田がDF橋垣戸からボールを奪うと、GKとの一対一からシュートを放ったが、これもGK日野に跳ね返された。29分にはFW山田が右寄りからスルーパスを送ると、カットしようとしたDF眞野が抜かれ、伊古田が裏へ抜け出してGKと一対一になったが、シュートはまたしてもGK日野に跳ね返された。

終盤は奈良が攻め込み、37分には正面でパスを受けたMF李成浩がシュートを放ったが、クロスバーを越えた。41分にはMF三本菅の縦パスを右寄りで受けた黒田がシュートを放ったが、GK遠山の正面を突いてキャッチされた。

43分にはDF吉田の左クロスからこぼれ球を右寄りで拾った三本菅がシュートを放ったが、GK遠山は抜いたものの、ゴール寸前でDF三瓶にクリアされた。結局、両チーム得点なく前半終了。北海道のプレスと日野の活躍が光る前半だった。

前線へパスを送る北海道のMF土田

後半の頭から奈良は黒田に代えて矢部をボランチに入れ、李成浩が右SHに回った。後半はいきなり開始11秒、右寄りでパスを受けた李成浩がグラウンダーのシュートを放ったが、わずかにポストの左へ外れた。

惜しいシュートを放った奈良MF李成浩

その後も奈良は裏へ長いボールを入れて押し気味に試合を進める。14分にはMF矢部の右クロスのクリアボールを正面で拾った牧がシュートを放ったが、GK遠山がキャッチ。北海道も20分過ぎから反撃し、高い位置でボールを奪うとパスをつないで攻めるが、奈良の最終ラインが身体を張って防ぎ、シュートを打たせない。

奈良MF矢部と北海道MF三浦の競り合い 

奈良は36分、MF辻村剛が左寄りから送ったパスを三本菅が受けて縦パスを送り、ペナルティエリア内で途中出場のFW嶋が落としたボールを正面から辻村剛がシュートしたが、ポストの左へ外れた。そして40分、正面で三本菅のパスを受けた李成浩が前線へ浮き球のパスを送ると、これに反応したFW檜山が裏へ抜け出してボレーで合わせ、ゴール右隅へ待望の先制点を決めた。

決勝点を決めた奈良FW檜山

結局、これが決勝点となってそのまま奈良が1-0で逃げ切った。北海道は後半、1本のシュートも打てなかった。終わってみれば地力に勝る奈良の順当勝ちだったが、それも調子の上がらなかった前半を日野の度重なるファインセーブで無得点に抑えたからこそ。この試合のヒーローは日野だろう。

ファイナルスコア 挨拶を終えて引き上げる奈良GK日野 サポーターに挨拶する奈良の選手とスタッフ

続く第2試合は東北リーグ王者の福島ユナイテッドFCとJFA推薦で関東リーグ2部優勝のスポーツクラブ相模原の対戦。福島には元ヴォルティスのFW小林康、相模原にも元ヴォルティスのDF八田が在籍しており、小林康はスタメン、八田はリザーブに入っていた。

かたや東北、かたや関東のクラブだが、平日にもかかわらず両者ともサポーターが淡路島まで駆けつけ、バックスタンドを横断幕で埋め尽くして声援を送っていた。

福島の応援エリア 相模原の応援エリア

アスパ五色は、クラブハウスからピッチへと降りる通路がメインスタンドの中央を通っており、選手やレフリーが観客の目の前を歩いてピッチへ出ていく。サポーターにはたまらない距離の近さだ。

入場を待つ選手とレフリー

福島のスタメンは以下の通り。
GKは内藤。DFは右から柳原、青柳、キム・グァンミン、岡田。MFは右から伊藤、清水、片原、金功青。FWは久野と小林康。

福島のスタメン

対する相模原のスタメンは以下の通り。
GKは佐藤。DFは右から金澤、奥山、工藤、中川。MFは右から村野、佐野、坂井、古賀。FWは斎藤と森谷。

相模原のスタメン

前半は立ち上がりから相模原が精度の高いパス回しで主導権を握り、まずは8分、正面右寄りをドリブルで攻め上がったFW森谷がミドルシュートを放ったが、クロスバーを越えた。しかし直後の8分、相模原はMF村野のパスを受けたDF金澤が右寄りから前線へロングボールを送ると、これが強風に乗って予想以上に伸びたか、福島のGK内藤もバウンドの目測を誤って頭上を越され、ゴールめがけて転がっていった。そして右ポストに当たって跳ね返ったボールに真っ先にFW斎藤が詰めて先制ゴールを決めた。

先制点を決めた相模原FW斎藤

相模原はさらに14分、右サイドからのサイドチェンジのパスを左サイドで受けたMF古賀の左クロスに正面の斎藤が頭で合わせたが、ポストの右へ外れた。17分には正面で森谷がDF金廣閔に倒されてFKを得ると、18分に古賀が直接狙ったが、ポストの左へ外れた。

そして22分、相模原はMF佐野の左CKから左寄りでマイナスのパスを受けた森谷のアーリークロスにDF奥山が頭で合わせ2点目を奪った。

相模原の攻撃の起点を担ったMF佐野 ゴールを決めて喜ぶ相模原DF奥山

相模原はさらに23分、斎藤が正面で相手と競り合いながらグラウンダーのシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。福島も24分、FW久野の右クロスがファーサイドに流れ、MF金功青がシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。

左サイドから攻め込む福島MF金功青

相模原は31分、右クロスのクリアボールを左寄りで拾った古賀がシュートを放ったが跳ね返され、さらに波状攻撃を仕掛けたものの、ゴール目前で福島のDFにヘディングでクリアされてゴールならず。

その後は福島も徐々に反撃に転じ、37分には相手のパスをカットした金廣閔のロングボールに右寄りの裏へ抜け出したFW小林康がGKとの一対一からシュートを決めて1点差。これで試合は全く分からなくなった。

反撃のゴールを決めた福島FW小林康

追い上げられた相模原は突き放すべく再び攻勢をかけ、39分には右クロスをファーサイドで受けた古賀がシュートを放ったが、ポストの右へ外れた。結局、相模原が2-1とリードして前半終了。

福島FW小林康を挟み込む相模原DF陣

福島はGK内藤が足を痛めており、ゴールキックを自ら蹴れないほどの状態だが、他のGKも怪我でベンチに入っておらず、控えGKとして登録されているのはDFが本職の時崎悠コーチ。これは大きなハンディキャップだ。

後半に入ると、次第に足の止まり始めた相模原に対し、風上に立った福島が攻勢をかける。6分にはクリアボールを正面で拾ったMF片原がミドルシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。17分にも片原がクリアボールを正面で拾ってミドルシュートを放ったが、ポストの右へ。

相模原も19分、こぼれ球を正面で拾った斎藤がシュートを放ったが、GK内藤の正面を突いてキャッチされた。28分には古賀の右CKにファーサイドの奥山が頭で合わせたが、ポストの左へ外れた。

相模原は33分にも途中出場のMF水野の右クロスに正面の斎藤がボレーで合わせたが、相手DFにブロックされた。45分には右寄りで森谷の縦パスに金澤が裏へ抜け出し、GKと一対一になったが、右からのシュートはGK内藤にキャッチされた。

半ば頃からチャンスを作れなくなっていた福島はATに入って最後の猛攻を仕掛けるが、クロスをゴール前には入れるものの競り合いからフィニッシュまで持ち込めず、そのまま試合終了。相模原が2-1で逃げ切って幸先よく1勝目を挙げた。

スタンドに挨拶する相模原の選手とスタッフ

他会場の結果を確認すると、まずテクノポート福井スタジアムで行われたAグループの第一試合は、昨年まで2年連続で1次ラウンドを突破しながら、いずれも決勝ラウンド4位に終わってJFL昇格を逃した関東リーグ1部優勝の横浜スポーツ&カルチャークラブ(YSCC)が、北信越リーグ1部を2年ぶりに制したJAPANサッカーカレッジ(JSC)に5-2で圧勝した。YSCCはエースのFW辻がハットトリックの活躍を見せ、JSCもエースのFW植田が2得点を挙げたものの及ばなかった。

第二試合では、こちらも2005年と2007年に決勝ラウンド4位で涙を呑んだ経験のある関西リーグ1部2位のバンディオンセ加古川が東海リーグ1部2連覇のshizuoka.藤枝MYFCと対戦。0-0で迎えた後半33分に加古川が先制したが、藤枝はATに2点を奪って劇的な逆転勝ちを収めた。加古川にはMF小山、藤枝にはFW石田と、両チームとも元ヴォルティスの選手が在籍しており、小山はスタメンで後半27分まで出場、石田はフル出場で後半AT4分にヘディングで決勝ゴールを決めた。

高知県立春野総合運動公園球技場で行われたCグループの第一試合は、中国リーグ優勝のデッツォーラ島根ECと九州リーグ2連覇のHOYO AC ELAN大分の対戦。大分は後半23分にMF中島が2枚目の警告を受けて退場するというハプニングに見舞われ、AT3分に先制ゴールを許してしまったが、AT4分にエースのFW堀が起死回生の同点ゴールを決めて追いついた。しかしPK合戦では、勝てば勝利が決まる場面で5人目のキッカー・堀が失敗し、結局、8人目までもつれる激闘の末、6-7で敗れた。

ヴォルティスから大分に期限付き移籍中のDF安藤はフル出場し、前半には2本のシュートを放ったほか、PK合戦でも3人目のキッカーとしてゴールを決めた。また、元ヴォルティス・2ndのFW佐藤はスタメンで後半AT1分までプレーしたが、得点は奪えなかった。

第二試合では、四国リーグ2位ながら優勝の愛媛FCしまなみが出場辞退したため繰り上げで出場することになった黒潮FCが、全国社会人サッカー選手権大会優勝で出場権を勝ち取った東京都リーグ1部優勝の東京23FCと対戦したが、シュート数2-23というワンサイドゲームで0-5の大敗を喫した。

試合後はウェルネスパーク五色(高田屋嘉兵衛公園)に立ち寄り、瀬戸内少年野球団の碑や洲本市出身の作詞家、阿久悠さんの顕彰モニュメント「愛と希望の鐘」などを見学。さらにはたこせんべいの里でたこせんべいを買って帰った。

瀬戸内少年野球団の碑 あのとき空は青かった 愛と希望の鐘

◎全国地域サッカーリーグ決勝大会1次ラウンドBグループ第1日第1試合
 2011年11月18日10時45分キックオフ
 (五色台運動公園(アスパ五色)メイングラウンド)観衆186人

クラブフィールズノルブリッツ北海道  0(0−0)1  奈良クラブ
(北海道リーグ)            (0−1)   (関西リーグ1部)

得点:奈=檜山(85分)
警告:奈=李成浩(83分)

(クラブフィールズノルブリッツ北海道)
GK 遠山1
DF 三瓶5
   北17(→79分、黒谷19)
   倉谷22
   松田30
MF 赤坂7(→86分、大場3)
   三浦8
   土田10
   吉澤15
FW 伊古田16
   山田18

(奈良クラブ)
GK 日野1
DF 吉田5
   橋垣戸6
   黒田15(→HT、矢部26)
   眞野18
   谷山20
MF 李成浩10(→86分、大塚8)
   三本菅34
FW 牧7(→73分、嶋9)
   辻村剛13
   檜山19

◎全国地域サッカーリーグ決勝大会1次ラウンドBグループ第1日第2試合
 2011年11月18日13時30分キックオフ
 (五色台運動公園(アスパ五色)メイングラウンド)観衆314人

福島ユナイテッドFC  1(1−2)2  SC相模原
(東北リーグ1部)     (0−0)   (関東リーグ2部)

得点:福=小林康(37分)
   相=斎藤(8分)、奥山(22分)
警告:福=金廣閔(17分)、柳原(21分)、青柳(77分)

(福島ユナイテッドFC)
GK 内藤34
DF 清水3
   青柳4
   金廣閔20(→83分、平岡17)
   柳原24(→77分、時崎塁7)
   岡田26
MF 片原6
   金功青10
   伊藤28
FW 小林康9
   久野11

(SC相模原)
GK 佐藤16
DF 工藤3
   中川4
   奥山5
   金澤17
MF 坂井10
   村野13(→67分、水野8)
   古賀24
   佐野27
FW 森谷9
   斎藤18(→90+2分、松本11)


posted by ナカヲ at 23:40| 徳島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2011-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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