2011年11月26日

最高の舞台で最高の結果を

メインスタンドのチケットが前売りで完売した。ヴォルティスがJリーグに参入して以降、これまでに鳴門で開催されたホームゲームはちょうど150試合だが、151試合目にして史上初めてのことが起こった。これは言うまでもなく、明日の試合がこれまでに行われたどの試合よりも注目の集まる、そして大きな意味を持つ試合であるということを意味している。ヴォルティスにとってJリーグ7シーズン目のホーム最終戦は、J1昇格を占う大一番、同勝ち点で並ぶ2位と3位の直接対決となった。

明日の対戦相手はサガン鳥栖。現在、18勝11分7敗の勝ち点65、得失点差+31で2位につけている。好スタートの後、6月から7月にかけてやや調子を落としたものの、8月以降は2度の4連勝を含む16試合負けなしの快進撃で一気に昇格戦線へ再浮上してきた。J2全20チームで唯一、開幕から一度も連敗がなく、安定した戦いぶりが光る。

ただ、前節のギラヴァンツ北九州戦では2-3の逆転負けで17試合ぶりの黒星を喫するなど、ここ4試合で1勝2分1敗とやや調子を落としているのも事実。その4試合すべてで複数得点を挙げているように、攻撃力は健在だが、守備陣は4試合で計9失点とかなり不安定だ。とくに前節に続いて明日も出場停止となる長身DF呂成海の不在は大きな影響を与えるだろう。

攻撃の中心は何といってもFW豊田。ここ4試合で計6得点を挙げるなど、ここまでリーグトップの22得点を挙げており、2位に6点の差をつけて初の得点王をほぼ確実にしている。ただ、豊田だけではないのが鳥栖の攻撃陣の怖いところで、シーズン序盤の得点王争いをリードしたMF早坂(現在は9得点でリーグ8位タイ)、U-22韓国代表入りを辞退してJ1昇格にかけるMF金民友(6得点)、運動量豊富なFW池田(6得点)ら、タレントがずらりとそろう。

鳥栖は1999年にスタートしたJ2に初年度から参加している10クラブのひとつだが、他の9クラブがすべてJ1昇格を経験し、さらには2001年にJ2入りを果たした横浜FCも2007年にJ1を経験した中で、唯一、未だにJ1昇格を果たせていない。2008年には終盤まで昇格争いに絡みながら、3年連続最下位決定後のヴォルティスに最終節前で完封負けを喫するなどして夢を断たれた。それだけに今回のチャンスにかける思いは強いはずだ。

対するヴォルティスは現在、19勝8分9敗の勝ち点65、得失点差+17で、鳥栖と同勝ち点ながら得失点差で3位につけている。今日すでに今節の試合を終えている4位のコンサドーレ札幌とは、試合数が違うとはいえ勝ち点で並び、得失点差も1点しか違わない(札幌は+16)。

先月26日の札幌との大一番で0-2の完封負けを喫した後は3勝1分と負けがなく、成績だけを見ると好調のようにも見えるが、内容の良かった試合は一つもなく、毎試合身体を張った守備で相手の攻撃を跳ね返し、少ないチャンスをモノにしてしぶとく勝ち点を積み重ねてきた。

幸いにも明日は3試合ぶりに出場停止の選手がおらず、故障者のコンディションにもよるが、ほぼベストメンバーで戦うことができる。これまでと同様に全選手が攻守に高い集中力を発揮し、勝利を目指して90分間最善を尽くしてくれるはずだ。

明日の試合ではどちらが勝っても昇格が決まることはないが、得失点差を考えれば鳥栖は勝てば事実上、昇格が決定的となる(札幌とは現時点で15点もの差があるため)。対するヴォルティスは2点差以上で敗れれば最終節を前に4位へ転落するという厳しい状況に追い込まれる。どちらにとっても絶対に勝利がほしい大事な一戦だ。

ちなみに、ヴォルティスの過去6年間のホーム最終戦の成績は2勝1分3敗。また、Jリーグでの鳥栖との通算対戦成績は4勝8分9敗と大きく負け越しているが、ホームでは3勝5分3敗と全くの互角。今シーズンの第1クールの対戦は、ホームの鳥栖が終始押し気味に試合を進め、MF岡本のゴールで先制したが、ヴォルティスも終盤の後半40分にMF衛藤の恩返しゴールで追いつき、1-1で引き分けた。ただ、明日の試合はこれまでとは全く状況が違っており、過去のデータなどは全く参考にならないだろう。

決戦を前に監督や選手たちは口々に「平常心で」「これまで通りのプレーをする」とコメントしているが、いくら昇格争いの経験が豊富な選手たちといえども、ここまで来たらプレッシャーがかからないはずがない。苦しい時間帯も必ず訪れるはずだ。

そんなとき、ヴォルティスの選手たちに力を与え、また鳥栖の選手たちにさらなるプレッシャーを与えるのは、スタンドを埋め尽くすであろうヴォルティスサポーターたちの声援。すべてのヴォルティスサポーターの声を結集して今までで最高のホームの雰囲気を作り出し、愛する徳島の誇り、われらがヴォルティスに勝利という最高の結果をもたらしたい。

「J1のある街・徳島へ!」 − すべての県民の力を結集し、夢を手繰り寄せよう!

ヴォルティス、J1昇格懸け大一番 27日ホームで鳥栖戦
ヴォルティス、27日に鳥栖戦

徳島:鳥栖戦に向けた美濃部監督と選手コメント(柿谷、倉貫、衛藤)
鳥栖:徳島戦に向けた尹晶煥監督、各選手コメント(木谷、池田、早坂、藤田、赤星、豊田)
【J2:第37節 徳島 vs 鳥栖】徳島側プレビュー:これまでと変わらない自分たちの戦い。それこそが徳島のパワーとなり、望む結果を手繰り寄せるはず
【J2:第37節 徳島 vs 鳥栖】鳥栖側プレビュー:この試合に賭ける。J2加入以来の悲願達成が目前に。今節の勝利で3位以内を確定したい。
posted by ナカヲ at 20:51| 徳島 | Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2011-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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