2011年11月27日

対サガン鳥栖@鳴門大塚

◎Jリーグ2部第37節 2011年11月27日13時キックオフ
 (鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム)観衆11,916人

徳島ヴォルティス  0(0−2)3  サガン鳥栖
           (0−1)

得点:鳥=金民友(6分)、池田(30分)、豊田(56分)
警告:徳=佐藤(17分)、エリゼウ(29分)、三木(51分)、ドウグラス(88分)、
     柿谷(90+7分)
   鳥=丹羽(57分)、赤星(69分)

(徳島ヴォルティス)
GK オ・スンフン21
DF 橋内26(→64分、杉本19)
   三木2
   エリゼウ4
   西嶋6
MF 倉貫8(→74分、衛藤17)
   斉藤16
   徳重7
   柿谷13
FW 津田11(→64分、ドウグラス9)
   佐藤18

(サガン鳥栖)
GK 赤星1
DF 丹羽15
   木谷2
   浦田13
   磯崎3
MF 岡本6(→90分、黒木30)
   藤田14
   早坂25
   金民友10(→86分、野田18)
FW 池田22(→64分、岡田26)
   豊田9


徳島ヴォルティス対サガン鳥栖

今日はホーム最終戦、そしてJ1昇格を争うライバル、2位のサガン鳥栖を迎えての大一番。朝方はかなり冷え込んでいたが、陽射しがあるので次第に気温も上がってきた。

メインスタンドは前売りで全席完売、そしてホームとアウェイの自由席もプレイガイドによっては売り切れとなるほどのチケットの売れ行きだけに、開門前からスタジアム周辺には大勢のサポーターが集まり、当日券売り場や入場待機列に長い行列を作っていた。

「S自由席」「A自由席」完売の告知 チケット売り場には長い行列ができた

グッズ売り場では限定50セットのサンキュー福袋が販売されたが、グッズ売り場オープン前からすでに50人以上もの長い行列ができていた。

サンキュー福袋も大人気

今日のヴォルティスパークは、「なでしこパーク」と銘打って地元の鳴門高校女子サッカー部の選手たちがスタッフを務めていた。

なでしこパーク

13時キックオフのため、試合前はちょうどお昼時。来場者が多いこともあって各飲食ブースにも長い列ができていた。

山かつバーガーのブース そうめんやきやきのブース

特設ステージでは地元の桑島小学校金管バンド部の演奏や「LOW-he+BANKEN」のライブなどが行われていた。

桑島小学校金管バンド部 「LOW-he+BANKEN」のライブ

最終節の対戦相手・岡山からは試合の告知とチケット販売のためにキャラバン隊がやってきていた。J1昇格決定が最終節にもつれ込むことが確定したため、告知の有無にかかわらず来週は大勢のサポーターが岡山へ向かうことになりそうだ。

右からいぬっち、さるっち、うらっち 試合の告知ボードを持つきじっち

大一番を前に、ホームゴール裏のコンコースではヴォルティスのサポーターによる決起集会も行われていた。

ヴォルティスサポの決起集会

チケットが完売したメインスタンドはほぼ満員。途中からは一部入場制限がかかり、法人会員などに配布されたA自由席招待券ではA自由席に入ることができなくなった。確かにチケットの券面には満員の場合はホーム自由席に回っていただく場合があるとは書かれているが、実際にその注意書きが適用されたのは今回が初めてだ。

満員のメインスタンド

ホームゴール裏スタンドにもこれまでにないほど大勢の声出しサポーターが集まり、ヴォルティスの勝利を願って声援を送っていた。

満員のホームゴール裏スタンド 声援を送るヴォルティスサポーター

さすがにバックスタンドの芝生席にはまだ空席があったが、それでもおそらく今シーズン一番の客入りだろう。ちなみにバックスタンドには来シーズンから立見席が設置されるため、芝生席もこの試合が最後だ。

最後のバックスタンド芝生席

アウェイゴール裏スタンドにも、Jリーグ入会13年目で悲願のJ1初昇格を確実にする瞬間を見ようと鳥栖から大勢のサポーターがやってきた。

アウェイゴール裏スタンド

ヴォルティスのスタメンは前節から衛藤に代わって津田がFWに入り、ペ・スンジンに代わってエリゼウがCBに入った。また、エリゼウと津田の復帰に伴ってリザーブからは石川と島田が外れた。

前半は立ち上がりからヴォルティスがいい出足で積極的にプレスをかけ、セカンドボールを拾ってほぼ敵陣で試合を進める。3分には正面のセンターサークルを越えたあたりで得たFKをMF徳重がペナルティエリア内へふわりと放り込み、左寄りでFW佐藤がヘディングで競り落としたボールを正面からFW津田がボレーでシュートしたが、クロスバーを越えた。

しかし6分、鳥栖のDF丹羽からのロングボールを処理しようとして相手と競り合ったDF三木とDFエリゼウが連係ミスで交錯し、こぼれたボールをペナルティエリアの右角付近で拾ったFW豊田がドリブルからペナルティエリア左寄りでフリーのMF金民友へパス。これを金民友が落ち着いてゴール左隅へ流し込み、鳥栖が初めてのチャンスをモノにして先制した。

それでもヴォルティスは9分、自陣右寄りからエリゼウがロングボールを送ると、佐藤が胸で落としてペナルティエリアの右寄りをドリブルで攻め上がろうとしてDF磯崎に足をかけられて転倒、PKを獲得した。しかし10分にゴール右寄りを狙った徳重のキックはGK赤星がセーブし、こぼれ球も自ら押さえた。

ヴォルティスはボールを支配しながらも味方同士の連係が悪く、互いにポジションが重なったり、パスの出し手と受け手の意図が合わなかったりして、チャンスを作れない時間が続く。鳥栖の守備を崩せないので遠目から強引にシュートに行っても、身体を張ったブロックに跳ね返される。

逆に鳥栖は16分、カウンターから左サイドでロングパスを受けた金民友がドリブルでペナルティエリアに迫ると中央へパスを送ったが、FW池田のシュートはエリゼウに弾き返され、さらにこぼれ球を右寄りで拾った豊田のシュートもポストの右へ外れた。

そして17分、ヴォルティスは佐藤がMF岡本とのハイボールの競り合いで警告を受け、警告累積のために最終節に出場できなくなってしまった。警告を受けるほどラフなプレーには見えなかったが、もったいないカードだった。

さらに29分には最終ラインの三木からMF斉藤への安易な横パスを鳥栖の豊田がカットし、これを拾ったMF早坂のドリブルは三木が止めたものの、こぼれ球を左寄りでフリーで拾った金民友がドリブルでペナルティエリアへ迫る。対峙したエリゼウがボールを奪おうと足を出したものの間に合わずに金民友の足を引っかけてしまい、鳥栖が正面左寄りのいい位置でFKを獲得した。

30分にこのFKをDF木谷が直接狙うと、壁をかすめてやや角度の変わったボールはGKオ・スンフンの正面を突いたものの、オ・スンフンがこれを右前へ弾き、こぼれ球に真っ先に詰めた池田がツータッチでゴールへ押し込んだ。

2点をリードした鳥栖はしっかりとブロックを固め、ヴォルティスは敵陣でボールを持つ時間は多いもののチャンスは作れない。44分にはMF藤田の左ロングスローからクリアボールをヘディングでつなぎ、豊田が落としたボールを左寄りでフリーの金民友がダイレクトでシュートしたが、GKオ・スンフンがキャッチ。

AT2分には藤田の左クロスに豊田がエリゼウと競りながら正面へ飛び込んだが、ヘディングシュートはポストの左へ外れた。さらにAT3分には岡本の右クロスを直接キャッチしたGKオ・スンフンの顔に、クロスに合わせに行った池田の足が入ったが、警告はなし。池田は序盤にもプレーが切れた後に三木の後頭部を突いて倒すなどラフプレーが多かったが、いずれもレフリーには気づかれず、カードは出なかった。結局、そのまま2-0で前半終了。

ハーフタイムには桑島小学校の金管バンド部がフラッグなどを使ったマーチングを披露し、スタンド前にはいつものようにヴォルタくんとティスちゃん、ボール君もやってきた。

桑島小学校金管バンド部のマーチング フラッグを振るヴォルタくんを見守る2体

後半も同じような流れが続き、鳥栖は10分、藤田が右サイドからロングスローを入れると、これをGKオ・スンフンが直接パンチングしに行ったが、わずかに競り勝った豊田が正面で頭で合わせ、ふわりと浮いたシュートがそのまま無人のゴールへ決まった。

しばらくチャンスらしいチャンスのなかったヴォルティスはようやく16分、右サイドでパスを受けたDF橋内の右クロスにファーサイドへFW佐藤が走り込んだが、わずかに頭には合わず、そのままゴールラインを割った。

鳥栖も18分、左サイドで得たFKを藤田がゴール前へ蹴り込み、クリアボールを右寄りでフリーで拾った木谷がシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。ヴォルティスは19分、橋内と津田に代えて杉本とドウグラスを投入し、3−4−3のフォーメーションにして状況の打開を図るが、ロングボールは前線に収まらず、チャンスを作れない。

逆に鳥栖は26分、途中出場のFW岡田のポストプレーから右サイドの裏のスペースでパスを受けた早坂が低いクロスを送ると、ゴール正面へ走り込んだ岡田が合わせたが、ミートせずGKオ・スンフンにキャッチされた。

さらに鳥栖は34分、スルーパスに左寄りへ抜け出した岡本が左クロスを送ると、ファーサイドへ早坂が走り込んだが、シュートはポストの右へ外れた。ヴォルティスも34分、MF柿谷のパスを左サイドで受けたDF西嶋のクロスに正面のFWドウグラスが頭で合わせたが、ゴール右寄りのクロスバーのすぐ下を襲ったシュートはGK赤星のファインセーブに阻まれた。

その後は鳥栖が露骨な時間稼ぎで時計の針を進めていく。ヴォルティスも必死で攻めるが鳥栖の守備陣に隙を見つけることはできない。鳥栖はAT4分、右サイドからのFKを正面左寄りで豊田が頭で前へ落とし、ゴール左へフリーで走り込んだ途中出場のFW野田がダイレクトでシュートを放ったが、GKオ・スンフンにキャッチされた。

結局、そのまま3-0で試合終了。ヴォルティスは気持ちが空回りしたか、ミスから失点を重ねて自滅し、昇格をかけた大一番は鳥栖の完勝に終わった。その結果、鳥栖は2位を守るとともに初のJ1昇格を事実上、決定的にした(3位以下の2チームとは勝ち点3差だが、得失点差が大きく離れているため)。

事実上の昇格決定に喜ぶ鳥栖サポーター

前身のPJMフューチャーズ(当時ジャパンフットボールリーグ所属)が鳥栖に移転してから18年、フューチャーズ解散後にサガン鳥栖が後を継いでから15年、そしてJリーグに入会してから13年。ついに念願のJ1昇格を確実にし、涙を流しているサポーターも多かった。まだ決定ではないので少し早いが、初のJ1昇格おめでとう、サガン鳥栖!

尹晶煥監督らの挨拶に応えるサポーター 笑顔の井川会長と尹晶煥監督

逆にヴォルティスは勝ち点で並ぶコンサドーレ札幌に得失点差で抜かれ、最終節を前に4位に転落してしまった。ただ、最終節のファジアーノ岡山戦に勝てばまだ昇格の可能性はあるので(札幌の結果次第では引き分けや負けでも昇格できる可能性がある)、最後まで全力で戦いたい。

ホーム最終戦ということで試合後にはセレモニーが行われ、選手とチームスタッフ、新田社長がメインスタンドを向いて整列した。

ホーム最終戦セレモニー

まずは今シーズンの年間MIP表彰が行われ、33試合に出場して14試合で相手を無得点に抑えたGKオ・スンフンが選ばれた。

年間MIPの表彰を受けるGKオ・スンフン

その後、新田社長の挨拶、そして選手とスタッフが場内を一周するサンクスウォーキングが行われた。サンクスウォーキング中、ホームゴール裏スタンド前では倉貫キャプテンが最終戦への意気込みを語り、岡山へ応援に来てくれるように呼びかけたようだ。

挨拶する新田社長 サンクスウォーキング

ヴォルティス、4位に後退
GK呉がMIP
ホーム最終戦、ファンにあいさつ
最終戦、昇格こうなる

J's GOAL | ゲームサマリー
posted by ナカヲ at 23:00| 徳島 | Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2011-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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