2011年12月02日

藤枝とYSCCが白星スタート

今日は大阪市長居第二陸上競技場へ全国地域サッカーリーグ決勝大会の決勝ラウンド第1日を見に行った。今日の大阪は朝方まで雨が降っていたが、試合前には止んだ。ただ、12月だけあって風が吹くとかなり寒い。

正面に大会幕が張られた長居第二陸上競技場 メインスタンドからの眺め

スタンドはメインのみ開放されているが、観客数を見るとそれで十分。メインスタンドには屋根があるものの、屋根の下はすべて関係者席となっており、一般の観客は雨をしのげない。

第一試合はAグループをPK勝ち1試合を含む3連勝で通過したshizuoka.藤枝MYFCと、Bグループを堂々の勝ち点9(すべて90分以内の勝利での3連勝)で勝ち抜けたスポーツクラブ相模原の対戦。両チームとも今大会出場は2度目だが、決勝ラウンド進出は今回が初めてだ。

第一試合の対戦カード

藤枝には元徳島ヴォルティスのFW石田祐、相模原には同じく元ヴォルティスのDF八田が在籍しており、石田祐はスタメン、八田はリザーブに名を連ねていた。

藤枝のスタメンは以下の通り。
GKは豊瀬。DFは右から奈良林、望月、内田、斎藤。MFはボランチに石井、その前に納谷と洪泰日。FWは右からアラン、橋本、石田祐のスリートップ。ただし、FWの3人は流動的にポジションを入れ替えていた。

藤枝のスタメン

対する相模原のスタメンは以下の通り。
GKは山本。DFは右から金澤、奥山、工藤、中川。MFは右から村野、富井、佐野、坂井。FWは森谷と斎藤。

相模原のスタメン

前半の立ち上がりはまず相模原が攻め込み、2分には右寄りで得たFKをMF佐野がゴール前へ蹴り込み、ファーサイドのDF工藤が頭で合わせたが、ポストの右へ外れた。3分にも佐野のロングボールを左サイドで受けたFW斎藤からマイナスのパスを受けたMF坂井が左クロスを上げると、MF村野が正面へ走り込んでボレーで合わせたが、ポストの左へ外れた。

その後は藤枝が相模原の攻撃をしっかりと抑え、ほとんどチャンスを作らせない。藤枝は9分、右寄りで得たFKをMF納谷がゴール前へ蹴り込み、クリアボールを拾った納谷が再びゴール前へハイボールを入れてヘディングでつないだが、ラストパスが合わずシュートには持ち込めない。

互角から次第に優勢に転じ始めた藤枝は25分、正面左寄りでFWアランからのパスを受けた納谷がドリブルからシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。29分には前線へのロングボールをヘディングでクリアされ、クリアボールを正面で拾ったFW石田祐が豪快なボレーシュートを放ったが、ポストの右へ外れた。

藤枝スリートップの一角・FW石田祐

相模原も35分、斎藤のパスを右サイドで受けた村野が右クロスを上げ、ファーサイドの坂井が折り返すと、右寄りから村野がヘディングシュートを放ったが、GK豊瀬の正面を突いてキャッチされた。40分には右寄りでDF金澤のロングボールを受けたFW森谷がドリブルで粘ってから反転してシュートを放ったが、ポストの右へ外れた。

藤枝はAT1分、納谷の左CKからクリアボールを拾った納谷の左クロスがファーサイドへ流れ、これを拾った石田祐の右クロスにファーサイドのアランが頭で合わせたが、ミートせずポストの右へ外れた。結局、両チームスコアレスで前半終了。相模原は斎藤が抑えられ、右サイドから金澤が仕掛けるものの、藤枝の守備を崩しきれない。

右サイドから仕掛ける相模原DF金澤

後半も互角の攻防が続き、相模原は4分、坂井の左アーリークロスに正面の斎藤が頭で合わせたが、わずかにクロスバーを越えた。相模原は9〜10分頃にも攻め込んだが、藤枝はしっかりと潰して決定機を作らせない。逆に藤枝も11〜12分頃に攻め込んだが、こちらもフィニッシュまで持ち込めない。

藤枝は18分、相手のクリアボールを右寄りで拾った納谷が決定的なシュートを放ったが、GK山本にセーブされ、さらにこぼれ球をゴール前左寄りでフリーになっていた石田祐が頭で押し込むも判定はオフサイド。相模原も21分、佐野の左CKから正面右寄りでクリアボールを拾ったMF富井がダイレクトでシュートを放ったが、わずかにクロスバーを越えた。

その後は次第に藤枝が攻勢に転じ、28分にはMF洪泰日のふわりとした右クロスにファーサイドでフリーのFW橋本が合わせたがポストの左へ。そして29分、藤枝はDF望月の縦パスを受けたDF奈良林の右アーリークロスに正面でフリーのMF清水が頭で合わせ、ゴール右隅へ待望の先制点を決めた。清水はつい3分前に交代で入ったばかりで、いきなりの大仕事だった。

先制点をアシストした藤枝DF奈良林 先制点を決めた藤枝MF清水

先制された相模原は35分、右寄りでパスを受けた金澤がドリブルでやや中へ入り、グラウンダーのミドルシュートを放ったが、ポストの右へ外れた。36分にはロングボールに反応した途中出場のFW松本が左寄りの裏のスペースへ走り込んだが、相手との競り合いで潰された。終盤には何とか追いつきたい相模原が前線へロングボールを放り込むが、藤枝もきっちりと対応する。

藤枝は43分、ペナルティエリアのすぐ後ろの右寄りで得たFKを森谷が直接狙ったが、ポストの左へ外れた。相模原も43分、正面右寄りのやや距離のある位置で得たFKを佐野がゴール前へ蹴り込み、ファーサイドのDF工藤が頭で合わせたが、GK豊瀬にキャッチされた。

試合はATに入り、藤枝はAT1分、アランが相手と競り合ってこぼれたボールを途中出場のDF田隆法が左寄りで拾い、田隆法からマイナスのパスを受けたアランが左寄りからフリーでシュートを放ったが、ポストの右へ流れた。相模原はAT3分、森谷がペナルティエリア内の正面やや右寄りで相手とロングボールを競り、こぼれ球をダイレクトでシュートしたが、ポストの右へ外れた。

結局、そのまま1-0で試合終了。藤枝がしっかりした守備で相模原の攻撃を封じ込め、少ないチャンスをモノにして勝利を収めた。パスの正確さなど、技術的には相模原のほうが上だったと思うが、藤枝はチームとしてよくまとまり、集中力も高かった。

続いて第二試合は、Cグループ首位のHOYO AC ELAN大分と、Aグループ2位ながらワイルドカード(各グループの2位の中の最高成績)を獲得した横浜スポーツ&カルチャークラブ(YSCC)という、グループリーグで2勝1PK負けの成績を残したチーム同士の対戦となった。

第二試合の対戦カード

大分は今大会2度目の出場で初の決勝ラウンド進出。対するYSCCは一昨年、昨年に続いて3年連続の決勝ラウンド進出だが、過去2年はいずれも勝ち点0で最終日を迎え、最終日にようやくPK勝ちで勝ち点2を獲得するという全く同じパターンで最下位に終わっている。今年こそは初日から白星を挙げ、三度目の正直に近づきたい。

ちなみにこの両チームは10月に岐阜県で開催された全国社会人サッカー選手権大会でも対戦し、この時はYSCCが4-2で逆転勝ちしている。また、昨年の地域決勝でもグループリーグで同組に入り、YSCCが3-2の逆転勝ちを収めて決勝ラウンド進出に望みをつないだ。そういう意味では大分にとってもこの試合は三度目の正直をかけた戦いになる。

なお、大分にはヴォルティスから期限付き移籍中のDF安藤と、元徳島ヴォルティス・セカンドのFW佐藤が在籍しており、今日は2人ともスタメンに名を連ねた。

大分のスタメンは以下の通り。
GKは船津。DFは右から宮田、田中、堀内、安藤。MFは右から生口、原、田上、佐藤。FWは中嶋と堀。ただし両SHは頻繁にポジションを入れ替えていた。

大分のスタメン

対するYSCCのスタメンは以下の通り。
GKは小林。DFは右から渡邉、服部、白井、後藤。MFはボランチに小澤と平間、二列目に右から須原、吉田、青田。FWは辻のワントップ。

YSCCのスタメン

前半は立ち上がりからYSCCが激しくプレスをかけて主導権を握る。まずは2分、MF青田の左スローインからMF平間、DF後藤、MF吉田とパスをつなぎ、MF須原の縦パスをゴール前の左寄りで受けた青田が巧みなワントラップでGKと一対一になると、ゴール右隅へ落ち着いてシュートを決め、あっさりと先制した。

先制点を決めたMF青田を迎えるYSCCベンチ

YSCCは3分にも左寄りでパスを受けたFW辻がドリブルからシュートを放ったが、GK船津の正面を突いてキャッチされた。一方の大分は8分、左サイドでパスを受けたDF安藤の左アーリークロスにファーサイドへMF佐藤が走り込んだが、ミートできずポストの右へ外れた。かつてヴォルティスのユニフォームを着ていた選手同士のホットラインだった。

惜しい場面を作った大分MF佐藤

その後は互角の攻防が続いたが、次第にYSCCがボールを支配し始める。とくにトップ下の吉田が精力的にピッチを駆け回り、大分の最終ラインに厳しくプレスをかける。YSCCは15分、自陣で相手ボールを奪うと素早く縦につなぎ、右寄りをドリブルで攻め上がった辻がゴールラインぎりぎりの角度のない位置からシュートを放ったが、ポストの左へ流れた。

大分も22分、MF生口の左CKにニアサイドのDF田中が頭で合わせたが、クロスバーを越えた。YSCCは25分、正面で縦パスを受けた吉田が前線へ縦パスを送ろうとしたが、これは相手にカットされ、さらにそのこぼれ球を再び吉田が拾ってシュートを放ったが、GK船津の正面を突いてキャッチされた。

しかしYSCCは27分、須原のパスを右サイドで受けたDF渡邉が安藤とのマッチアップを制してドリブル突破し、グラウンダーのクロスを送ると、正面で辻がきれいに合わせて2点目を決めた。

2点目を決めたYSCCのFW辻

さらに34分には左サイドでパスを受けた後藤がドリブルで攻め上がり、ゴールライン寸前でマイナスのグラウンダークロスを送ったが、正面へ走り込んだ青田のシュートはクロスバーを越えた。これは決定的な場面だった。

なおも一方的に攻め続けるYSCCは40分、左サイドのゴールライン際で相手ボールを奪った青田のパスを辻が左寄りで受け、ドリブルでゴールに迫ったが、シュートは大分の田中にブロックされてポストの右へ外れた。

42分には右寄りからドリブルで攻め込んだ須原の縦パスを青田が受け、右寄りからシュートを放ったが、GK船津にセーブされた。43分には須原の右CKにニアサイドのDF白井が頭で合わせたが、クロスバーを越えた。

44分には平間の左スローインを後藤が平間に返すと、平間はドリブルで攻め上がってゴールライン手前でグラウンダーのクロスを送り、正面でフリーの辻が合わせたが、シュートはクロスバーを越えた。結局、一方的に攻め続けたYSCCが2-0とリードして前半を折り返した。前半のシュート数は何と10-1だった。

後半もYSCCの勢いは衰えず、6分には左サイドでパスを受けた辻が左寄りからドリブルで攻め込み、グラウンダーのシュートを放ったが、GK船津がキャッチ。8分には右サイドで得たFKを須原がゴール前へ蹴り込み、DF服部が頭で前へ落としたボールに走り込んだ後藤が合わせたが、ポストの右へ外れた。同じく8分、今度は中央の平間が右寄りの裏のスペースへロングパスを送ると、これに反応した吉田がドリブルから右クロスを上げ、正面へ走り込んだ平間が頭で合わせたが、ポストの左へ外れた。

大分は9分、FW堀の左クロスに正面へ佐藤が飛び込んだがわずかに届かず。逆にYSCCは10分、須原が右寄りをドリブルで攻め上がり、吉田、渡邉と縦パスをつなぐと、渡邉のグラウンダーの右クロスに正面で辻が合わせたが、大分のDF田中の足に当たってゴールならず。

YSCCのMF須原(左)と大分のFW堀

しかしYSCCは12分、MF小澤からのロングパスに辻が俊足を飛ばして左寄りの裏のスペースへ抜け出し、ドリブルからGKとの一対一を決めて3点目を奪った。

得点してベンチへ駆け寄るYSCCのFW辻

なおも攻撃の手を緩めないYSCCは13分、須原の縦パスを右サイドで受けた渡邉の右アーリークロスに正面へ走り込んだ青田がボレーで合わせたが、クロスバーを越えた。一方の大分は状況を打開しようと安藤をFWに上げ、原が左SBに入ったが、なかなかいい形は作れない。

途中からFWに回った大分DF安藤 ボランチからDFに回った大分MF原

逆にYSCCは34分、右サイドで吉田のパスを受けた途中出場のMF松本がドリブルでゴールライン手前まで攻め上がってグラウンダーの右クロスを送ると、こちらも途中出場のMF吉野がニアサイドで軽く合わせてゴールに流し込み、決定的な4点目を奪った。

YSCCの4点目を決めたMF吉野とアシストしたMF松本

その後もYSCCが攻め続け、35分には左寄りで縦パスを受けた吉田がドリブルからシュートを放ったが、ポストの左へ外れた。38分には平間の左CKにファーサイドの後藤が頭で合わせたが、惜しくも右ポストに弾かれた。

43分には吉田が右寄りからFKを蹴ったが右ポストを叩き、跳ね返ったボールは真っ先に走り込んだ後藤の足に当たったが、クロスバーを越えた。結局、YSCCは最後まで大分に決定機を作らせず、そのまま4-0で試合終了。

ファイナルスコア

過去2年、決勝ラウンドではなぜか力を出せなかったYSCCが、これまでの鬱憤をを晴らすかのようなゴールラッシュで快勝し、三度目の正直へ一歩近づいた。YSCCが決勝ラウンドの試合で90分勝ちを収めたのは7試合目にして初めてのことだった。

一方の大分は、相手の素早く精度の高いパス回しに守備を完全に崩され、攻撃面でも相手の果敢なプレスに苦しめられて完敗に終わった。しかし決勝ラウンドは一次ラウンドとは違い、2位でもJFL昇格を勝ち取れるし、3位でも入れ替え戦には進めるだけに、まだまだチャンスは十分に残されている。しっかりと立て直して明日以降は自分たちのサッカーを披露してほしい。

◎全国地域サッカーリーグ決勝大会決勝ラウンド第1日第1試合
 2011年12月2日10時45分キックオフ
 (大阪市長居第二陸上競技場)観衆300人

shizuoka.藤枝MYFC  1(0−0)0  SC相模原
(東海リーグ1部)   (1−0)   (関東リーグ2部)

得点:藤=清水(74分)
警告:藤=納谷(17分)、アラン(43分)、石田祐(58分)
   相=奥山(86分)

(shizuoka.藤枝MYFC)
GK 豊瀬32
DF 奈良林3
   内田4
   斎藤5
   望月17
MF 石井7
   納谷8(→71分、清水19)
   洪泰日13
FW アラン9
   石田祐14(→87分、田隆法20)
   橋本18

(SC相模原)
GK 山本22
DF 工藤3
   中川4
   奥山5
   金澤17
MF 富井7(→75分、吉岡15)
   坂井10
   村野13
   佐野27
FW 森谷9
   斎藤18(→80分、松本11)

◎全国地域サッカーリーグ決勝大会決勝ラウンド第1日第2試合
 2011年12月2日13時30分キックオフ
 (大阪市長居第二陸上競技場)観衆200人

HOYO AC ELAN大分  0(0−2)4  横浜スポーツ&カルチャークラブ
(九州リーグ)    (0−2)   (関東リーグ1部)

得点:横=青田(2分)、辻(27分、57分)、吉野(79分)
警告:大=宮田(74分)
   横=平間(61分)

(HOYO AC ELAN大分)
GK 船津31
DF 田中2
   安藤4
   堀内5
   宮田18
MF 原7
   生口13(→53分、古賀19)
   田上22
FW 佐藤9(→81分、渡邊23)
   中嶋雄11
   堀17

(横浜スポーツ&カルチャークラブ)
GK 小林16
DF 渡邉2
   白井3
   服部4
   後藤19
MF 平間7(→83分、鈴木5)
   吉田8
   小澤13
   須原23(→71分、松本34)
FW 辻11
   青田14(→69分、吉野25)
posted by ナカヲ at 19:05| 徳島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2011-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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