2006年11月30日

契約満了選手9名発表

徳島ヴォルティスは今日、契約満了に伴い、来季の契約を結ばない選手を発表した。
契約満了選手について

GK=高橋範夫
DF=井手口純、谷池洋平、辻本茂輝
MF=大場啓、伊藤彰、松浦敦史、秋葉忠宏
FW=林威宏

以上の9名だ。ベテラン選手が軒並み戦力外となっている
(30歳以上の選手で残ったのはMF筒井とDF大森のみ)。
若返りを図るという意図なのだとは思うが、非常に寂しい。

私が初めて高橋を見たのは、昨年2月の練習試合だった。
まだ練習生という扱いで、名前も知らなかったが、その後すぐに入団が決まった。
公式戦デビューは同年4月の山形戦。レギュラーGK山口の負傷に伴う先発だったが、
PKを外させるなど神がかり的な活躍で、私の心をがっちりとつかんだ。
「ノリヲ様・ワンマンショー」だった6月の札幌戦も印象深い。
今シーズンは、前半戦は島津の控えだったが、後半戦はほとんどの試合に出場。
出場時間はGKの中で一番長かった。

試合中にゴール裏のサポーターを煽ったり、自身のブログでサポーターの応援に
感謝したり、サポーターとの距離の近さを感じさせる選手でもあった。
一対一での読みの深さなどを見ていると、まだまだやれると思ったのだが、残念だ。
もしコーチとしてチームに残るのなら、若手にプロの精神を叩き込んでほしいし、
他チームで現役を続行するのなら、新天地でも「ノリヲーラ」を見せてほしい。

井手口は今年からヴォルティスに加わり、開幕3戦目の横浜FC戦でデビュー。
この試合まで2試合で8失点していたDF陣が、井手口加入後の8試合で7失点。
見事にDFラインを統率した。後半戦は故障に泣く時期が多かったが、
それでも出場時間はDF陣では最も多かった(金位漫はMFなので比較対象外)。
現在27歳。まだ衰える年齢でもないので、来シーズンは対戦相手として
戦うことになるのかもしれない。

谷池は昨シーズンのキャプテンだったが、今シーズンは故障に泣き、
開幕2戦目までと11月以降の4試合(天皇杯を含めて5試合)に出場しただけ。
昨シーズンはチームで最も長い時間出場し、ベンチから外れたのも
出場停止の1試合だけだった(その試合がアウェイの試合だったため、
私は昨シーズン、谷池にサインをもらえなかった)のだが、
その疲労が今シーズンに影響してしまったのかもしれない。

辻本は今シーズンから加入し、第3節からCBとして12試合連続フル出場。
しかしウイングスタジアムでの神戸戦で負傷してから出番を失った。
井手口と同じく27歳。まだやれる選手のはずだ。

大場は1996年から大塚FCで活躍してきた選手。
私が初めて生で見た大塚FCの試合(天皇杯のヴェルディ戦)に出場していたから、
ヴォルティスの選手の中で一番長い間見てきた選手と言ってもいいかもしれない。
(1996年以降は長い間見ていなかったので「見てきた」は言いすぎか?)

昨年3月のJリーグデビュー戦@仙台で放ったビューティフルゴールや、
何度も見せてくれた高い打点からのヘディングシュートが印象的だ。
また、昨年9月までは大場がゴールすると負けないという「神話」もあった(4戦全勝)。
大塚製薬からの出向選手なので、おそらく社業に戻るのだろう。
11年間、本当にお疲れ様でした。

続いて、伊藤彰。彼は昨年からヴォルティスに加わった選手だが、
私が初めて彼を見たのは、大場を見たのと同じ日だった。
この日の天皇杯はダブルヘッダーで、大塚FCの試合が終わった後、
等々力では富士通川崎対ガンバ大阪の試合が行われたのだ。
そして、その試合で富士通唯一のゴールを決めたのが伊藤だった。
昨年の1月にヴォルティス入りが決まってからそのことを知って、
不思議な縁があるものだと感じた。

ベテランらしい味のある選手で、彼がピッチで存在感を発揮しているときは
得点のにおいがぷんぷんしていた。今年9月のアウェイの四国ダービーで、
伊藤が入ってから急に試合のリズムが変わったのが典型的な例だ。
年齢から来る衰え(主にスタミナ面)が戦力外通告の理由なのだと思うが、
短時間で流れを変えられる選手であることも考慮してほしかった。
また、練習でも若い選手たちの先生役として欠かせない存在だった。
もし現役を引退するのなら、ぜひコーチとして後進の育成にあたってほしい。

松浦はカバロス(現・ヴォルティスアマ)からのトップ昇格第1号選手。
知人にちょっと顔が似ていて、練習試合で見たときから親近感を持っていたので、
昇格したときは結構うれしかったのだが、昨年5月の甲府戦
勝負が決まった後の終盤にデビューしたのを含めて、出場機会は2試合しかなかった。
故障がなければもっと成長できたはず。残念だ。

秋葉は、昨シーズンのチームの大黒柱。
今シーズンは監督との確執もあり、出番を求めて9月に草津へ期限付き移籍したが、
故障もあって思うような活躍ができなかったようだ。
故障が直れば、豊富な経験に裏打ちされた的確な判断力を生かして
活躍してくれると思うのだが、残念だ。草津に完全移籍するのなら
来シーズンこそはヴォルティス戦に出てきてほしい。

そして最後に、林。
大塚FC最後の年にJFL得点王に輝き、シーズンオフにはひざの故障を
気にしてプロ入りか引退かで迷った挙句、12月25日にサポーターへの
クリスマスプレゼントのようにヴォルティス入りを決心した。
しかし、仙台での開幕戦はわずか19分でリタイアし、そのままシーズン絶望。

今年も出番がないまま引退かと思われたが、監督交代直後の愛媛戦でベンチ入り。
そして後半途中から出場すると、わずか26分間でしっかりと存在感を見せた。
復活ゴールが見られるのも時間の問題と思われた。希望の星だった。
しかし、翌週の天皇杯3回戦で着地時にひざを故障し、再び長期離脱。
大塚製薬からの出向期間も終わるため、おそらくこのまま引退だろう。
故障がなければJリーグでどのくらいゴールを決めていただろうか。
万全の状態で戦うJリーガー・林威宏を見てみたかった。

9名の選手の皆さん、お疲れ様でした。また、数々の感動をありがとうございました。
そして、新天地での活躍をお祈りいたします。


posted by ナカヲ at 16:44| 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | Soccer 2006-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。m(__)m
ついに『行く人・去る人・残る人』の季節がやってきた訳ですなぁ。
。・゚・(ノД`)・゚・。
プロの世界ならどこでもやっていることとはいえ、やはり現実は厳しいものですよね。
そういえばJFL時代、DFとして活躍し、'98年の天皇杯・対横浜フリューゲルス戦を最後に引退した笠原健さんはいまどうしてるんでしょうね?
Posted by ナオキ at 2006年11月30日 22:35
>ナオキさん
DFリーダー笠原健さん、懐かしいですね。
今、どうしてるんでしょうね? 普通に大塚社員かな?
Posted by ナカヲ at 2006年12月01日 12:37
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

契約更改の時期が来た
Excerpt: この時期が今年もやって来たんだなあ…。 9選手がヴォルティスを去ることになった。伊藤、ノリヲ、秋葉の3選手は特に好きでいつもいつも応援していたので、とても悲しい。 林のゴールも見たかったな… ..
Weblog: 渦潮@蹴球観戦記
Tracked: 2006-12-01 21:25
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。