2005年05月22日

プロスポーツのあり方

今日は、広島市民球場に日本プロ野球(NPB)の試合を観に行った。
昨年末に今季のNPBの日程が発表された時、見に行こうと思った唯一の試合が、
今日のカープ対イーグルスだった
(昨年12月13日の「NPBオープン戦日程発表」の記事を参照)。

半年近く前に書いた記事をあらためて読み返してみると、あれから私の気持ちは
若干変わったようだ。まず、春にファームの試合を観て、ファームもあまり
観たくなくなった(応援したい球団のないつらさを身にしみて感じてしまうのだ)。
だから、ウエスタン・リーグもイースタン・リーグも、公式戦は全く見ていない。

宮城球場でパシフィック・リーグの試合を観戦することも、多分ないだろう。
ヴォルティスとベガルタの試合がある週末に、宮城球場でイーグルスの試合が
あればついでに見に行ったかもしれないが、次のベガルタ戦は平日だ。両方の
試合を観るには仕事を2日も休まなくてはならないが、そこまでして観たいわけ
ではない。

だから、おそらくこれが今シーズン最初で最後の日本プロ野球一軍公式戦の
観戦になるだろう。パシフィック・リーグの試合を全く観ないシーズンは、
野球を本格的に観戦するようになって初めてだ(セントラル・リーグは
20年以上前に一度、父親に連れて行ってもらったのが最初で最後)。
また、セントラル・リーグ所属チームの公式戦を観戦するのは、2001年の
日本シリーズ(バファローズ対スワローズ)以来4年ぶりだ。

「わしを市民球場に連れてって。」という歌がある

今日は朝からあいにくの空模様だが、幸いにも雨は小降りだったため、
無事に定刻にプレーボールがかかった。イーグルスはスタメン9人のうち、
両外国人とショートの酒井を除く6人がバファローズの出身者で、
4回にロペスが怠慢走塁(三振して捕手がボールを後逸したのに、
一塁へ走り出すのが遅れたため、間一髪アウトになった)で吉岡に
代えられてからは、なんと9人中7人が猛牛戦士。バファローズの試合を
見ているのとほとんど変わらない感じだった。

奥田民生氏も広告出稿して応援。カープは幸せなチームだ

イーグルスの先発・岩隈は、球に去年のようなキレがなく、カープの強力打線に
つかまってしまった。とくにラロッカの打撃はすごい(守備はともかく)。
二番手以降の投手も、吉田豊彦こそ貫禄を見せたが、あとはさっぱり。
また、守備もセンターと二遊間以外は、残念ながら標準レベルに達していない
(去年からよく知っている選手がほとんどだから、見る前から分かっていたが)。

顔面死球で乱闘寸前。投手が力不足だとこういう悲劇も起きる

打線は、切り込み隊長の礒部が2安打、未完の大器・川口が2点適時打を
放ったのが光る程度で、カープの先発・大竹の最高時速148kmの速球と
スライダーに6回まで翻弄され、7回以降は永川、梅津という大学時代から
評判の好投手に抑え込まれた。

キャラクターは「スライリー」

カープの選手では、昨年までバファローズに在籍していた期待の若手・山崎が
代走からショートの守備に入ったのが、元バファローズ・ファンとして
うれしかった。最後のイニングに打席が回ってきたが、惜しくも一塁ライナー。
携帯ラジオの実況によると、まだプロ入り後ヒットがないらしい。がんばれ!

試合は10-2でカープの圧勝。両チームの選手の実力や選手層に差がありすぎて、
勝負にならなかった(カープの先発から外れた新井や嶋は、イーグルスにいたら
間違いなく中軸だろう)。私はバファローズOBとまだ見たことのないカープの
一軍選手たちのプレーを見るのが目的だったので、ワンサイドゲームになっても
見所はたくさんあって楽しかったが、純粋に試合観戦を楽しみたい人にとっては、
実にくだらない試合だったと思う。

ヒーローはもちろん2打席連続本塁打のラロッカ

プロスポーツとは、観客からお金をもらって見せるスポーツである。観客がお金を
払って見たいと思うものはいろいろだが、特定の個人やチームを応援しているわけ
ではない人にとっては、すばらしいプレーと手に汗握る緊張感がやはり一番だと思う。
手に汗握る緊張感は、力の拮抗した者同士が互角の勝負を繰り広げてこそ生まれる。
10-0のワンサイドゲームより9回裏ツーアウトからの逆転サヨナラ本塁打の方が
はるかに興奮するし、ペナントレースだって最終戦で優勝が決まる方が盛り上がる。

翻って、今の日本プロ野球はどうだろうか。新規参入球団に戦力を整える機会を
最初から与えず、予想通り、イーグルスは勝率2割を切るような惨状だ。
選手がいない(選手を獲得する機会が与えられていない)のに勝てるわけがない。
将来に向けて若手中心のチーム作りをしているなら別だが、そうではないのだ
(ドラフト会議では、若手中心のチームを作る時間的余裕すら与えられなかった)。

「プロ野球改革元年」と称してファンサービスに力を入れていると聞いているが、
一番のファンサービスは、ファンに面白い試合を見せることではないのだろうか。
戦う前から8割がた、勝負が見えているような試合を見せることがNPBの言う
ファンサービスなのか。ファンを侮辱しているとしか思えない。私はNPBを
プロスポーツとして認めない(選手たちには罪はない)。

○2005年5月22日・プロ野球パ・セ交流戦・カープ×イーグルス3回戦
イーグルス|000002000|2
カ ー プ|20020330×|10


先頭打者として2打数2安打の礒部 5回までは見事だったカープ先発の大竹 山崎浩司と吉岡雄二のツーショット


posted by ナカヲ at 19:52| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Baseball 2004-2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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