2007年11月24日

ヴォルティスアマ、惜敗

今日は松本平広域公園総合球技場(アルウィン)へ、全国地域リーグ決勝大会の
1次ラウンド・グループDを見に行った。

松本はさすがに高地だけあって空気が非常に冷たく、遠くの山は冠雪していた。
スタジアムへ向かうタクシーの運転手に話を聞くと、今朝は水道が凍ったらしい。
観光で来ているなら風情があっていいのだが、選手にとっては酷な環境だ。

アルウィンの北西に見える冠雪した山々

アルウィンは最寄りバス停から徒歩30分、最寄駅からは1時間かかるという、
非常にアクセスの不便なスタジアムだ。空港のそばにあるので空路からの
アクセスは比較的楽だが、飛行機の便数自体が少ないうえ、ターミナルビルから
スタジアムまでは徒歩で30分くらいかかるので、やはり不便だ。

アルウィンの正面(メインスタンド裏)

ただ、このスタジアムはそれだけの苦労をしてでも訪れる価値がある。
正式名称の通り球技専用スタジアムなので、スタンドとピッチが非常に近い。
そして、スタンドに適度な傾斜があるので非常に見やすい。
メインスタンドには屋根があり、雨が降っても快適に観戦できるが、
逆に今日のような寒い日は、陽射しの当たるバックスタンドの方が過ごしやすい。

メインスタンド バックスタンド

また、バックスタンドの裏にはサブグラウンドがあり、第一試合の間は
第二試合のチームが練習していた。地域リーグの公式戦も行われているようだ。

アルウィンのサブグラウンド

大会第2日の第一試合はFCセントラル中国対松本山雅FC。
地元の松本山雅は大勢のサポーターが集まり、試合開始前からコンコースで
決起集会を開くなどして盛り上がっていた。

決起集会で円陣を組む松本山雅サポ ゴール裏を埋めた松本山雅サポ

一方のセントラル側には、サポーターと思われる集団はいなかった。
まあ、島根から松本へは非常に行きづらいので仕方がない。

両チームの選手が整列

前日4-0で快勝した松本と1-9の大敗を喫したセントラルの対戦なら、
松本の一方的な展開になるかと思ったが、試合は前半立ち上がりから
むしろセントラルが押し気味。

セントラルは5分、カウンターからロングパスが通ってGKと一対一という
絶好のチャンスを迎えたが、GKにセーブされ、直後のCKも実らず。
松本も10分過ぎから反撃するが、クロスの精度が悪く、決定機を作れない。

19分、セントラルはCKのこぼれ球をミドルシュートするが、枠を外した。
松本も21分、裏へのパスが通って、GKと一対一のチャンスを作ったが、
決定的なシュートは上に浮かしてしまった。

29分に松本はFKのこぼれ球を拾ったフリーの選手がシュートを放つが、
セントラルのDFのナイスブロックに阻まれた。セントラルも31分、
左サイドで存在感を見せていたMF森山が、左サイドを突破してシュートを
ゴールネットに突き刺したが、ファウルがあったとして無効になった。

左サイドを駆け回ったセントラルMF森山

このあたりから試合のリズムは松本に傾き始め、セントラルは防戦一方に。
36分、松本はカウンターで一気に攻め上がったが、シュートは枠の外へ。
38分にはゴール前にハイボールを入れ、GKが弾いたところを押し込んだが、
キーパーチャージの判定でノーゴール。さらに40分にも波状攻撃を仕掛け、
左からフリーでシュートを放ったが、セントラルのGKが勢いよく飛び出し、
シュートを見事に跳ね返した。

しかし43分、ついに松本はMF斎藤がペナルティエリア外のゴール正面から
ミドルシュートを放ち、これがゴールに突き刺さって先制点を挙げた。
ロスタイムにはセントラルのGKがペナルティエリア外で相手選手を倒し、
決定機の阻止ということで一発退場になったが、直後のFKは決まらず。
松本が1-0とリードして前半を終了した。

後半は立ち上がりこそ数的優位の松本が押し込んでいたが、
セントラルはよく耐えて逆にカウンターで何度か惜しいシーンを演出した。
しかし33分、松本はMF竹内の左クロスをMF今井が折り返し、
これをDF川上が決めて2点目。これでほぼ勝負は決した。
松本はロスタイムにもセントラルが前がかりになった隙をついて
FW片山が3点目、MF中村が4点目を奪い、結局、4-0で試合終了。

ヴォルティスアマのサポとしては、セントラルが松本を90分で破るか、
せめてPK戦まで持ち込んでくれたら・・・との期待もあったのだが、
GKの退場があまりにも痛かった。

続く第二試合は、FC Mi-O びわこ Kusatsu対徳島ヴォルティスアマチュア。
第一試合で松本が勝ったため、ヴォルティスアマは90分で勝たなければ
その時点で1次ラウンド敗退が決定してしまう。相手は初戦を9-1で制した
力のあるチームだが、望みをつなぐためにはとにかく勝つしかない。

オーロラビジョン

ヴォルティスアマのサポーターは15人くらい。
トップの試合より人数は少ないが、トップと同様の熱い応援を繰り広げた。
一方、びわこサポーターは横断幕を出したり拍手したりはしていたが、
チャントやコールなどの声出し応援はなし。

ヴォルティスアマのゴール裏 アウェイゴール裏から見たホームゴール裏

ヴォルティスアマのスタメンは初日と全く変わらないベストの布陣。
前日の松本戦で肩を脱臼したDF片岡も強行出場した。

両チーム選手入場

前半はびわこのペースで試合が進んだが、ヴォルティスもよく守った。
18分にびわこの選手がゴール右を狙っていいシュートを放ったが、
GK本間がナイスキャッチ。その後も何度か危ないシーンがあったが、
本間の活躍もあって無失点で乗り切った。攻撃陣はあまりいい形を作れず、
苦しい状況が続いている。

円陣を組む両チームの選手たち

後半は立ち上がりからヴォルティスが積極的に攻め、惜しいシーンを作った。
4分、DFラインの裏へ抜け出したFW鈴木裕がGKと一対一になったが、
シュートを放つタイミングが遅れ、後ろから来たDFにカットされた。
6分には正面のFKをゴール左へ放り込み、シュートのこぼれ球をゴールしたが、
オフサイドの判定でノーゴールに。

逆に13分、びわこに決定機を作られ、GK本間もかわされてしまったが、
村上がよく戻ってきてナイスクリア。しかも、直後にびわこの選手が
レフリーを侮辱する発言をしたらしく、まさかの一発退場。

これでヴォルティスが数的優位に立ったが、逆にバランスを崩してしまう。
するとびわこは22分、右CKのこぼれ球をFW内林が拾い、DF浦島が
ヘディングシュートを決めて先制。さらに24分にはFW大江のシュートを
GK本間が弾き、そのこぼれ球をMF壽が決めて2-0。

優位に立ったはずのヴォルティスはあっという間に2点を追う立場に
変わってしまった。ヴォルティスは25分、強行出場していたDF片岡を下げて
FW大西を投入、さらに32分にはMF武田に代えてMF加藤を投入し、攻め立てる。

そして35分、右寄りのFKを加藤が直接ゴール右隅に突き刺して1点を返した。
これがヴォルティスアマの今大会の初得点。しかしまだ1点ビハインドだ。
ヴォルティスはその後も攻め続けたが、なかなか有効な攻撃を仕掛けられず、
そのままタイムアップの笛が鳴ってしまった。

確かに相手の方が強かったが、十分に勝てた試合だったと思うし、
また(数的優位を考えれば)勝たなくてはいけない試合だった。
この2日間で、強いチームとの真剣勝負の経験が少ないという弱点が
はっきりと出てしまったと思う。もっと上質の経験を重ねるためにも
早く四国リーグを抜け出してJFLに上がりたい。

試合後、挨拶をする選手たち

今日の敗戦で今大会の1次ラウンド敗退が決まってしまったが、
まだ1試合残っている。最終日はこの一年間の集大成として、
自分たちのサッカーをやり通してほしい。

◎全国地域リーグ決勝大会1次ラウンドDグループ第2日第1試合
 2007年11月24日11時キックオフ
 (松本平広域公園総合球技場(アルウィン))観衆1,966人

FCセントラル中国  0(0−1)4  松本山雅FC
(中国リーグ)     (0−3)   (北信越リーグ)

得点:松=斎藤(43分)、川上(78分)、片山(89分)、中村(89分)
警告:中=庄司(42分)、田岡(81分)
   松=三本菅(51分)
退場:中=後藤(44分)

(FCセントラル中国)
GK 後藤
DF 助木
   吉原
   鎌田(→44分、中村)
   佐々木(→88分、西村)
MF 田岡
   庄司(→80分、北川)
   森山
   谷本
FW 佐伯
   福原

(松本山雅FC)
GK 三栗
DF 金澤
   三本菅
   川上
   石川
MF 尾林
   斎藤
   今井
   佐々木(→84分、中村)
FW 小澤(→65分、竹内)
   白尾(→76分、片山)

◎全国地域リーグ決勝大会1次ラウンドDグループ第2日第2試合
 2007年11月24日13時15分キックオフ
 (松本平広域公園総合球技場(アルウィン))観衆568人

FC Mi-O びわこ Kusatsu  2(0−0)1  徳島ヴォルティスアマチュア
(関西リーグ)       (2−1)   (四国リーグ)

得点:び=浦島(67分)、壽(69分)
   徳=加藤(80分)
警告:び=浦島(89分)
   徳=岡本(47分)、片岡(65分)、村上(85分)
退場:び=若林(58分)

(FC Mi-O びわこ Kusatsu)
GK 田中
DF 田尾(→76分、波多野)
   根岸
   石澤
   浦島
MF 壽
   金東秀
   若林
   劉敏哲(→45分、内林)
FW 安部(→65分、桝田)
   大江

(徳島ヴォルティスアマチュア)
GK 本間
DF 片岡(→70分、大西)
   中村
   村上
   岩下
MF 市川
   松本
   鈴木慎
   武田(→77分、加藤)
FW 鈴木裕
   岡本


posted by ナカヲ at 15:53| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Soccer 2007-2/2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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