2005年11月13日

マリーンズがアジア一に

今日も明治神宮野球場から東京ドームへ移動し、アジアシリーズを観戦した。
今日はシリーズ最終日。予選リーグ1位の千葉ロッテマリーンズと
同2位のサムスン・ライオンズによる決勝戦が行われる。

内野の上段席に入場すると、マリーンズのファンでびっしりと埋まっていた。
外野席はすでに満員札止め。内野の下段席もかなり埋まっている。

私がスコアをつけずに野球を見ていた最後のシーズンである1998年の秋、
千葉マリンスタジアムでマリーンズ対バファローズの試合を見たとき、
平日の予備日で招待券がばら撒かれていなかったこともあって、
観客は数百人しかいなかった(ちなみに、バファローズの応援団も
欠席していたため、最初で最後のボランティア応援団長を買って出た)。

あれから7年。マリーンズのファンの数は爆発的に増え、
一方で対戦相手だったバファローズは消滅した。隔世の感がある。
(ちなみに、「Go! Go! 大塚明」コールは当時すでに使われていた。)

マリーンズファンで埋まったライトスタンドは真っ白

さて、マリーンズの先発はエースの渡辺俊介。
満を持してのシリーズ初登板だったが、いきなり先頭のパク・ハンイに
センターオーバーの二塁打を打たれてしまった。
おそらく、日本シリーズ以降しばらく公式戦から遠ざかっていたことや、
一発勝負(しかも勝って当然と思われている試合)のプレッシャーが原因で
制球に狂いが生じているのだろう。

しかし、そこは百戦錬磨の好投手。次打者の送りバントを素早く処理し、
二塁走者を三塁で刺した。さらに三番のヤン・ジュンヒョクにも安打を打たれたが、
後続の2人をいずれも内野ゴロに仕留めて切り抜けた。

初代アジア王者を争う両チームのスタメン

その裏、ライオンズの先発もエースのペ・ヨンス。
こちらは前日に1イニングだけ調整登板しており、これが2試合目のマウンド。
しかし、先頭の西岡にお返しのセンターオーバー二塁打を打たれると、
次打者・今江には死球を与えてしまう。三番イ・スンヨプの三振を挟んで
四番・サブローにも四球。こちらも制球が安定しない。この一死満塁のチャンスに
フランコがレフトへ犠牲フライを打ち上げ、マリーンズが先制点を挙げた。

しかし、渡辺俊介は2回以降も安定せず、3回には二死二塁からキム・ハンスに
一二塁間を破られ、同点に追いつかれてしまう。それでもマリーンズは
直後の3回裏、フランコの二塁打などで二死二三塁のチャンスをつかみ、
ベニーがレフト前へ2点タイムリー安打を放って突き放す。

さらに4回には二死無走者から俊足の西岡が出塁し、盗塁するそぶりを見せて
投手をけん制する。ペ・ヨンスが西岡を気にしてストレート主体の投球に
なったところで、渡辺正人がストレート一本に狙いを絞ってフルスイング。
打球は見事にレフトスタンドへと飛び込んだ。2ラン本塁打で5-1。

渡辺俊介は5回まで毎回の8安打を打たれながらも要所を締め、
結局、6回1失点でマウンドを降りた。すると7回からは藤田、薮田、
そして守護神・小林雅英へとつなぐ必勝パターン。

ところが、5-1の4点リードで9回のマウンドに上った小林雅が絶不調。
代打パク・ソクミンの安打を足がかりに4安打で2点を返され、
なお二死一二塁で打席には五番のキム・デイクが入る。
長打で同点、本塁打が出れば一気に逆転という大ピンチである。
しかし、最後は小林雅が渾身の投球で三振を奪い、
マリーンズが初代アジア・チャンピオンの座についた。

試合終了時のスコアボード 優勝決定の瞬間、スタンドから真っ白な紙テープが

マリーンズは今シーズン、パ・セ交流戦、イースタン・リーグ、
ファーム日本選手権、パシフィック・リーグ、日本シリーズに続き、
これで今シーズン6つ目のタイトル獲得。1年にこれだけ多くのタイトルを
獲得したチームはNPBの長い歴史の中でも初めてのことだろう。
ちなみに、第1回の日本シリーズを制したのも、マリーンズの前身の
毎日オリオンズである。55年も前のことだが、不思議な因縁だ。

バレンタイン監督の胴上げ

今日のマリーンズは、わずか6安打、そして8イニングで毎回の15三振。
一方、ライオンズの安打数はマリーンズの倍以上の13本。
それでも勝ってしまうのが今のマリーンズの強さだろう。

マリーンズの選手たちは、イ・スンヨプがかつてライオンズに
所属していた関係で、ライオンズの選手の情報をイ・スンヨプから
仕入れていたはずだ。一方のライオンズは、イ・スンヨプ以外の
マリーンズ選手の特徴をほとんど知らなかったと思う。
相手がマリーンズ以外のチームだったら、初代アジア王者は
ライオンズになっていたかもしれない。そう思えるくらい、
今日のライオンズの頑張りは見事だった。

さて、マリーンズには四国出身選手が比較的多く在籍している。
今日の試合にも、七番・橋本(愛媛出身)、八番・里崎(徳島出身)、
九番・塀内(愛媛出身)の3名が出場していた。
今回の観戦では彼らの活躍を見るのを楽しみにしていたのだが、
残念ながら、3人合わせて12打席で11打数無安打1四球。
四球で唯一の出塁を果たした塀内も、二塁手の守備でエラーを犯した。
せっかく見に行ったのだから、いいところを見せてほしかった・・・。

表彰式:優勝はマリーンズ 表彰式:準優勝はライオンズ

試合後の表彰式では、優勝したマリーンズに冠スポンサーのコナミカップや
第1回アジアシリーズのチャンピオンフラッグなどが贈られた。
おめでとう、初代アジアチャンピオン・千葉ロッテマリーンズ!

アジアチャンピオンフラッグを手にするバレンタイン監督

○2005年11月13日・アジアシリーズ2005・決勝
サムスン・ライオンズ|001000002|3
千葉ロッテマリーンズ|10220000×|5


シーズン最後の先発投手はエース・渡辺俊介 シーズン最後のマウンドを守ったのは守護神・小林雅英


posted by ナカヲ at 22:21| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Baseball 2004-2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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